多くの人々に愛された旧東横線渋谷駅にはたくさんの思い出もありそう!☆


11月にこのコーナーを更新してからというもの、2ヶ月ほどお休みしてしまいほんとすみませんでしたぁm(__)m
「あれ?もしかして最近渋谷へ行っていないとか、熱しやすく覚めやすいってなことになっちゃったのか?」なぁんて言われてしまいそうなんですが、…、いえいえそんなことはございませんです、はい!
正直なことを言うと、ここに紹介するような情報の仕入れが追いつけていなかったので、それこそ渋谷で仕入れてくるために時間を費やしていたってところなんでしたぁ。
長期間に渡って続けていくことのむずかしさを、少し痛感していますですm(__)m 前回、竹内まりやの「駅」という楽曲は旧東横線の渋谷駅が舞台だったという話をしましたけど、
その時の予告した通り今回はその旧東横線の渋谷駅の特徴はどんなものだったのかってところも含めて、皆さんで探っていこうという思考です☆
現在進行形で渋谷の大規模再開発は続いている一方で、旧東横線の渋谷駅があったことが忘れ去られていかないように、ここにもその痕跡として残しておきたいですよね☆


その名の通り、東横線は東京と横浜を結んでいる東急の路線の一つなんですが、渋谷駅は言わずと知れた東京側の発着駅で、 1927年(昭和2年)から2013年(平成25年)まで、凡そ85年に渡って移り行く街の風景や行きかう人々を見つめてきたと言ってもいいでしょう☆
当時の渋谷駅は、1面2線の島式ホームのみの駅でしたが、相次ぐ鉄道の開業と人口増加に対応するために幾度となく駅の改修が施されました。
東京オリンピック開催に合わせて1964年(昭和39年)4月に、現在の4面4線の形に落ち着きました。
日本初の名店街として注目された「東横のれん街」が、駅ビルの先駆けとなった東横百貨店内にオープンしたりと、当時としては最先端の試みがいろいろ試されたんです!
Rの字を模した半円型が反復して並んでいるように見える屋ねが特徴的で、その形から「かまぼこ屋根」という相性で長い間親しまれてきました☆


更に、屋根の側面はメガネ型の壁になっており、デザイン的にも他の駅とは一線を画していた感じで、相当進んでいるって感覚さえありましたね!
駅と直結して東急百貨店も併設されていたので、これを目的に渋谷を訪れていた人たちも実に多かったとよく聞きます。
山手線を始めとして他の路線にも容易に乗り換えることもできたので、この東横線の駅はおそらく相当重宝されたことでしょう☆
このような特徴的な駅でしたから、よく映画のロケ地としても活用されていましたが、そんな中で生まれた楽曲が、前回紹介した竹内まりやの「駅」だったんですね☆
ホームの頭上には首都高速3号渋谷線が、ホーム下には国道246号線が走り抜けているという特殊構造の効果駅でしたが、
天井がかなり高かったこともあってか駅はとても開放的でした。
2013年(平成25年)の副都心線との直通運転がされるまでは、東横線は中目黒駅で日比谷線との直通運転をしていたので、時として中目黒から日比谷線に入る電車もありましたが、
大半の電車が渋谷行きになっていたので、1日の利用客も相当多かったと思うし、通勤時は相当の混雑が頻繁に起きていたかも知れないですよね


2008年(平成20年)に副都心線の池袋〜渋谷間が開業し、5年後の直通運転を見越してすでに線路は横浜方面へと繋がっていたんです。
2012年(平成24年)に渋谷ヒカリエが完成したところから、現在進行形の渋谷の大規模再開発が始まり、
東横線もヒカリエの直下に作られた副都心線の地下ホームにお引越しをすることになったんです!
副都心線との直通運転が正式に決まってからは、旧東横線の駅にも変化が見え始めました。
昔よく通っていたであろうお客さんや通勤・通学客も多く利用してきた渋谷駅を写真に収めようと、近くの歩道橋には撮り鉄(電車や駅の風景を写真や動画に収める人たちのこと)が殺到したそうです(@@)
それくらい、周辺住民はもちろんのことこの旧東横線の渋谷駅は多くの人たちに愛され、様々なドラマや思い出があったんだなぁってことがうかがえますね☆
その証拠に、いよいよ85年の歴史に幕を下すという日は、朝からもうお祭り騒ぎのようだったみたいです☆
警備員さんも、多くの人たちでごった返す渋谷駅の交通整理には結構大変だったみたいですけど、渋谷駅を発車する最終電車も数分くらい送れていたというし、
その最終電車がゆっくりとホームを出ていく瞬間にはそれはそれはもう大歓声が上がりました♪
実は私もその様子を満を持して見に行ったんですが、何処からこれだけの人たちが湧き出てきたのかというくらい周辺はもう足の踏み場も失ってしまいそうなほどのごった返しようでした(@@)
駅員さんの挨拶にも感極まった感もあちらこちらで聞かれ、最後には渋谷コールまで湧きあがったほどでした♪
そして、3時間強ほどの時間で新しい地下ホームに移転させる工事が急ピッチで進み、東横線から副都心線方面に向けた1番電車の出発にも大歓声が上がり、
この数日間は一つの歴史が終わって新たな一歩を踏み出したような、渋谷の歴史においての大きな転換点だったように感じています。


その後しばらくは、「渋谷EKIATO」というイベントスペースとして活用されていましたが、
現在は線路付近には「渋谷ストリーム」という複合施設が、駅が所在していた辺りには渋谷スクランブルスクエア」がそれぞれそびえたち、駅の跡形も残っていません。
駅としては跡形もないですけど、国道246号線の上に歩行者用の横断デッキが整備され、
そのデッキの上には、旧東横線の渋谷駅でかまぼこ屋根とクラム型の壁として親しまれてきたデザインが、そのまま再現されているので、
街は姿を変えてもこの辺りに旧東横線の渋谷駅があったという記憶は呼び起こしてくれそうですよね☆
旧駅舎を知らない世代の人たちにも、「へぇー、ここに昔東横線の渋谷駅があったのかぁ」といったように新しい発見や感動が生まれるでしょうね☆
旧東横線の駅舎の遺伝子をしっかり受け継いでいくような感覚は、再開発でもいたるところに取り入れられていってほしいなぁと願わずにはいられませんね☆


いかがでしたでしょうか。「かまぼこ屋根で親しまれた渋谷駅」というキーワードだけでも、周辺住民はもちろんですが全国的にも連想しやすいのも、いかにして多くの人たちがこの駅を利用したのか手に取るように分かりますね☆
駅としての機能を終えても、その遺伝子を継承していくようなデザインを積極的に取り入れていくのって、とても素敵ですよね☆
再開発は2027年度には完成する予定だと聞いていますが、きっと現在よりも更に大変貌を遂げていくことはほぼ間違いないでしょう☆
次回は1回お休みをして、このコーナーの誕生日である4月28日には、いつものように話題を二つお届けする予定にしていますので、皆さんどうぞお楽しみにーーー(^O^)


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