皆で文字通り「音を楽しんじゃおう♪」


2020年(令和2年)の7月に誕生した宮下パークは、前回紹介した渋谷横丁以外にも、高級ブランド品を扱うお店や海外から渋谷へ初出店した個性的なお店など、
1日じゃ回りきれないほどの店舗がずらり勢揃いしているだけでなくて、本家の宮下公園ではボルダリングなどのスポーツを楽しめるだけでなくて、
しっかりと防災拠点の役割を果たしているんですから、本当にたくさんの機能が詰まった複合商業施設と言ってもいいでしょうね☆
そんなミヤシタパークを皮切りに、年に1度9月の第1土曜日と日曜日に、いろいろな「好き」や「楽しみ方」を持ち寄って
渋谷のど真ん中で自由に音楽できる日があったらという思いから生まれたイベントが、「シブヤズンチャカ」なんです。
一度この名前を聞いたなら、しばらく耳から離れないほどユニークな名前なんですが、ストリートライブとか音楽に詳しい人たちが集まったパフォーマンスじゃないんです♪
そういった垣根は一切作らずに、文化の違いや国籍や世代の違いなどは全く関係なく、ふらっと立ち寄った人たちも巻き込んで
音楽を楽しみたいという思いが、この「シブヤズンチャカ」には込められているんです♪
偶然ですが、昨年の11月にこのコーナーで渋谷マークシティにあるストリートピアノを取り上げたことがありましたが、
今年も11月は音楽ネタに重なったんですね!(笑)で何が言いたいかと言えば、ストリートピアノも誰もが演奏者にも聞き手にもなれる空間だという紹介の仕方をしたんですが、
この「シブヤズンチャカ」も種子はとてもよく似ているだけでなく、楽器を持参して参加したり
好きな音楽に好きなタイミングで混ざることもできてしまう画期的なイベントなので、その魅力をここでも皆さんと共有してみようかと思ってマース!


ストリートライブをやるにしてもそれなりの知識と経験が必要だと思うし、趣味で音楽をやっていても発表する場がなかなかなくてとうずうずしている人も多くいる、
自分の作ったオリジナル曲をみんなに聞いてもらいたいなどなど、音楽に対する思いや楽しみ方は様々です。
けれど、上に挙げたみたいな例はどれもちょっとハードルが高くて、恥ずかしさが先に出ちゃって尻込みしてしまったまま気持ちが覚めてしまうなんてことがあったら、それは本当にもったいないですよね!
そんな思いにしっかりと答えてくれるイベントこそが「渋谷ズンチャカ」なんです!
国籍や文化の違いはもちろん、年齢も音楽の関わり方といったハードルは、そこには全くないんです。
楽しいと思ったり好きや切っ掛けを持ち寄って、みんなで楽しく集える音楽のお祭りがあってもいいじゃないかという思いで、
2014年(平成26年)に宮下公園でプレイベントとして行われたのが最初でした。
このイベントはとても好評を呼んで、翌2015年(平成27年)から本イベントとなり、毎年9月の第1土曜日と日曜日に行われるようになって、現在に至っているんですね☆
その場で参加することができるイベントもほとんどですが、もちろんライブパフォーマンスを披露したいという人たちにも門戸は開かれていて、
6月くらいになると「出演者募集」の告知がされ始めるので、ズンチャカが徐々に形になり始めてきたと言ってもいいでしょうね!


様々なステージアトラクションにも突然参加大歓迎♪


毎年少しずつ違うアトラクションも数多く開かれていて、そのほとんどが出演者募集にエントリーした物や、
「チーム・ズンチャカ」という運営母体があってそこで考え出されたアトラクション(レコードジャケットを3枚集めたら好きなレコードが1枚もらえるゲームや、
誰でも弾けるストリートエレクトーンのコーナーや、異なった音楽を混ぜ合わせてオリジナルコラボを作る)といったように、
ゲームの要素がたくさん詰まった企画がいっぱいで、当日はミヤシタパークだけでなくズンチャカに協力している店舗が
独自にズンチャカを繰り広げることも多いので、この2日間だけは渋谷のあちらこちらから不思議な「ズンチャカ」が聞こえてきて、なかなか楽しいですよ♪
当日は「マップ」と題した色紙も配布していて、そこには2日間のタイムテーブルがイベントごとに書かれているので、
自分が参加してみたいイベントがすぐに探せるようにもなっているそうです☆
運営母体の「チーム・ズンチャカ」も、ボランティアとは言えどもみんなの「やりたい」をすぐに企画にしたり「楽しみたい」を尊重しているところも、気軽に皆さんが参加できる理由なのかも知れませんよね!
ここまで気軽に参加し易いボーダーレスなイベントも、渋谷がもしかしたら初なのかも!!


どんなアトラクションが主にあるんだろう?


すこしずつ違った企画が「チーム・ズンチャカ」を中心に作りだされていくんだけれども、直近の2022年(令和4年)に開かれたものを少し紹介してみましょう!
ズンチャカ楽団と題した生バンドがあちらこちらでパフォーマンスやライブを繰り広げていて、 もちろん楽器持参でもそうでなくても気軽に混ざることができる「Listen!ステージアクト」
事前にエントリーした出演者が繰り広げるパフォーマンスがたくさん詰まった「ステージZunZun!」、
試しに楽器を触ってみたり、そこに集った仲間でセッションしたり、世界でたった一つの音楽が生まれそうな「音を出そう!セッションしよう!」のコーナー、
「渋谷で座禅 〜無心で音楽を聴こう〜」と題したユニークな企画で、渋谷の真ん中で3分間座禅を組んで音楽を聞いて、
終ったあとは絵馬に願いごとや今の自分の気持ちを書いて飾ってみようと言う面白い企画もあったり、
ズンチャカのお勧め楽曲が載せられた音のおみくじを引いて、今年の運勢を占う「ズンチャカ神社」などなど、
行くだけで参加してみたくなるような企画がものすごく詰まっているんです!
現在、宮下公園意外にも場所を増やせないかも検討中なんですって!
せっかく年に1度七夕のごとく開かれる手作りのまちの音楽祭ですから、こういうイベントをやっているんだよってことを、もっと多くの人たちに知って欲しいですよね☆


クライマックスは「フィナーレだよ!全員集合!!」


渋谷ズンチャカの集大成は、毎年この企画なんだそうです。
ステージに集まった人たちで作られる「ごちゃまぜセッション」が始まり、筋書きのないドラマがあちらこちらで生まれ、渋谷でしか作れない全員参加で楽しめるオリジナルセッション!
ちなみに、2022年のフィナーレは、最初はドラムサークルによる演奏でみんなで音で遊んじゃう企画や、
THE BOOMの「風になりたい」をみんなでセッションなど、ズンチャカのホストバンドも初めて楽器に障るなんて人たちも多いんだとか♪
「誰かの指揮の下」ではなくて、そこに集まった人たちで様々な好きや楽しみ方を持ち寄って参加できる、文字通り音を楽しめる手作りの暖かいイベントなんですね。


いかがでしたでしょうか。ここまで本当に駆け足ではあるけど渋谷ズンチャカとはどんなイベントなのかを紹介してきました♪
さりげなくハードルを下げて、誰にでも門戸が開かれた参加型イベントって、本当に素敵ですよね!
ふらっと立ち寄ったらセッションが生まれたり、いろいろなアトラクションにわくわくできたり、
私もいつかここで何かパフォーマンスを披露したいものですね♪(笑)
渋谷ズンチャカが、もっともっといろいろな人たちの手に広まって、年に1度と言わず2・3回くらいはやってほしいと願うばかりです♪



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