もともとは渋谷区民の要望から生まれたバスなんだとか?


おかげさまで、去年から3番目の主人公として君臨したこの渋谷コンテンツも、気づけば1年が経ちましたぁー!!
時々お休みすることはあっても、ほぼ毎月28日に何かしらの渋谷情報を配信してきてこの日を迎えることができて、
よくもまぁ気持ちが途切れずにここまで続けられたもんだと少々恐縮してしまいますね☆
まだ公表していなかったことかも知れないですが、2021年(令和3年)4月28日にこのコーナーを立ち上げたわけですが、
実のところさらに1年前の2020年(令和2年)の同じ日付に誕生させる予定だったんです、はい。
じゃぁなぜに1年遅れた……あーもとい、温めたかといえば、いろいろな不具合やら何やらを補填する作業をしていたら、
29日に日付が変わってしまったという何の変哲もない間抜けな理由だったんでしたぁ (-_-;
やっぱりねぇ、この日付に更新できなきゃ渋谷の情報を発信する意味もなさないと思っていたし、
その間にも渋谷の大規模再開発は続いているんで、それに合わせて情報を書き換えたりして1年間温めた末に、28日に目出度く誕生したという拝啓があったんでしたとさ♪
ということで、いつも一つずつ情報を発信していますが、今回は話題の違う二つの情報を載せてみようかと考えているんですが、
各地域にコミュニティバす(通称100円バス)が凄まじい勢いで普及が進んでいますが、 この渋谷区でも2000年代に急ピッチでコミュニティバすの導入が進み、ネーミングも渋谷を連想しやすい「ハチ公バス」と言うんです♪
車体にもしっかりハチ公のプリントが描かれているそうですが、いったいどんな背景から誕生したのでしょうか?


交通空白地帯を埋めるために区民の要望が高まったのが切っ掛け!


渋谷の中心地にあるターミナル駅の渋谷駅に乗り入れるバスは東急バスや慶応バスや小田急バスなどたくさんの路線が走っているものの、
それらのほとんどが幹線道路や人通りの多い部分を走っているものが多く、住宅地や集会所があるような細い路地までは入り込む路線はほとんど無かったんでした!
それに加えて、南北に細長くアップダウンの激しい渋谷区の地形にも関わらず、区の北部を走っている京王電鉄や小田急電鉄は
新宿駅を中心としているために、区民が区の公共施設を利用する場合でも、いったん新宿駅に出てから渋谷駅を経由して行かなければならない場合も結構多かったらしいです。
そんなこともあり、恒例化問題や交通弱者等にも利用しやすい交通機関として、コミュニティバすに対する要望が区民から多く寄せられたこともあって、
その対策として2001年(平成13年)に二つのルートが決定されて、初めてのコミュニティバすが導入されたのです!
二つのルートから始まったコミュニティバスも、現在では4つのルートに増えて、区民の足としてだけでなくて
様々な商業施設や美術館や博物館といった施設の近くも網羅されていて、しっかりと観光の一つという位置づけまで獲得しつつあると言っても過言ではないでしょう!


渋谷区にちなんだユニークなネーミングの4つのルート


前のところでもルートが4つに増えたことを紹介しましたが、それぞれが主にどの辺りを走っているのでしょう。ここで一つずつ概略を紹介していきますね。
渋谷区役所を起点に国立代々木競技場や代官山を通り、恵比須を循環して区役所に戻るまるで8の字を描くように走る「夕やけこやけルート」、
同じく渋谷区役所を起点にして区の北西部をカバーし、笹塚や富ヶ谷や本町といった住宅地や商店街を縫うように走っている「春の小川ルート」、
渋谷駅西口を出発し、明治神宮や原宿駅や表参道を経て、千駄ヶ谷地区を循環して渋谷駅ハチ公口までを結んでいる「神宮の杜ルート」
渋谷駅西口を起点として、多くの博物館や高校・大学を網羅し、代々木地区を循環して渋谷駅西口に戻ってくる「丘を越えてルート」の4種類です。
どれもすごくユニークなネーミングですが、神宮の杜ルート以外は渋谷区にゆかりのある楽曲の名前が拝借されているのが特徴で、
特に「春の小川ルート」はこれを作詞した高野辰之が居住していた現在の代々木地区に流れていた河骨川が舞台になっているところから付けられているそうです。
あぁー、小学校の音楽の時間でもこういった細かい部分まで教えてくれたらよかったのに…!(苦笑)
それこそ、渋谷のラジオで放送されている広報番組「ラジオ渋谷区ニュース」のBGMにも、アコースティックギターバージョンの春の小川が流れているんですよ♪
私自身も、もちろん全ルートを制覇して、これまでなかなか行かれなかった郷土博物館に行ってみたり、
ずっと気になっていた古賀政男音楽博物館にも行くこともできたので、休日を利用してハチ公バスに乗って渋谷を再発見してみるなんて楽しみ方も、結構粋な楽しみ方の一つかも知れないですね。!


そしてなんと、このバスをテーマにした歌も作られていて、その名をずばり「ハチ公バスのうた」って言うんです。
2013年(平成25年)からそれぞれのバスの出発時と執着時に流されているだけでなく、区内全ての小学校の校内放送でも使用されているそうなんですよね♪
商品化はされていないですが、区内の図書館にはCDが置いてあって、借り出すこともできるらしいです!
少し前まではユーチューブにも載っていたのでURLでも載せておこうかと思ったらどういう訳か削除されてしまっていて、…、んー残念(TT)
……っと思っていたら、この曲のフルバージョンが効くことのできるURLが復活していたので、早速直通リンクを貼りつけてみますね♪とってもかわいい感じの歌なので、気分も和みそう♪

「ハチ公バスの歌」

もちろん全車両ともにノンステップ仕様で車いすでの乗り降りも容易で誰にでも利用しやすいようになっているのがすごく良かったです!
区民の要望を多く取り入れて生まれたコミュニティバすですが、区外の方々の利用も非常に多いので、現在でも4ルートとも増便されているんです。
これからも再開発はまだまだ続いていきますが、新しい施設ができるとルートを変更したり近くにバス停を新設するといったように、運用もとても柔軟に行われていて、
これからも区民の大切な足として、また渋谷を訪れる全ての人たちにも愛されるバスへと成長を遂げていくことでしょう!


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