あの日常的に食べられている中華メニューとのコラボレーションか?


東京の随一の繁華街でいて、どの時代も著しいほどの変化に富んでいる街として、渋谷を挙げる人も少なくないでしょう!
飲食店においても、ものすごくおしゃれな雰囲気を醸し出しているところから、高級感が漂っていてなかなか手の届かないお店とか、
そうかと思えばカオスな雰囲気満載の気軽に入れるお店などなど、本当に多種多様です。
新しい商業施設も次々に誕生し、若者だけでなく幅広い年齢層の方々も訪れるようになった渋谷エリアにも、
昔から変わらないスタイルで営業し続けている街中華のお店があり、時代が変わっても老若男女のお客さんが絶えないほどの盛況ぶりです。
そのお店の名前は、「兆楽(チョウラク)」と言います。


言わずと知れた渋谷センター街の本店と、若者のファッションの聖地とも言われる渋谷109の近くにある道玄坂店の2店舗があり、
1970年代(おそらく昭和40年代か50年代)から長きにわたって、渋谷のそれもど真ん中で威勢の良い掛け声とともに営業を続けているんです!
それはまるで、一昔前の昭和の食道のような雰囲気そのもので、元気なおばちゃんが「ヘイラッシャイ!」なんて中から出てきそうなたたずまいで、
再開発とともに変わっていく街のにぎわいに負けないくらい勢いで、厨房では気持ちがいいほどテキパキと動いていて、美味しそうな音もあちらこちらから聞こえてきますよ♪
各種ラーメン、餃子、焼売、焼きそば、各種定食も豊富なんですが、チャーハンに至っては豚しゃぶチャーハン、
特性肉チャーハンなどちょっと変わったメニューもちらほら顔を覗かせているんですが、
そんな中でも異彩を放っているメニューが、このお店の名物ともいわれている「ルースチャーハン」なる一風変わったものなんですよ(@@)


普段私たちが食べている中華料理に「チンジャオロウスー」というのがありますが、
このルースチャーハンの具材も豚肉と筍を細切りにして炒めたあんかけ上のものなので、ものすごく感覚は似ているんです。
違うところといえば、チンジャオ(唐辛子やピーマンなどの野菜のこと)が入っていないので、こんなネーミングになったんだそうです!
「パラパラの卵チャーハンと豚肉と筍の細切りあんかけって、かなり重そうだなぁ!」なんて半信半疑でしたが、
どうしてもそのルースチャーハンを食べてみたいのと、その昭和から続く兆楽の雰囲気を味わいたくて、センター街の本店に行ってみることにしました!
いやぁーその盛況ぶりといったら、ほんともう半端なかったですよ(@@)


注文したのは、もちろんルースチャーハンだったわけですが、厨房に向かって店員さんが「ルースONE!!」と伝えたかと思えば、何秒と経たないうちにおしんこが出てきました。
そして、目の前であんかけを作り煽るように炒めたチャーハンに俊足であんかけを盛り付けるといった感じで、
時間にして凡そ3分と経たないうちにあの名物のチャーハンが運ばれてきました☆
いやぁー、さすがの市販のカップラーメンだって一斉に腰を抜かしてしまうんじゃないかってくらいの早さに、度肝を抜かれましたよほんと!
アツアツのチャーハンに湯気の立ったあんかけの美味しそうな匂いに誘われてレンゲで一口食べてみると、……、
思わず心の中で「ウヒョォー、なんじゃこりゃ!結構美味しいぞこりゃぁー!」と叫んでしまうほど、
パラパラの卵チャーハンを邪魔することなくしっかりお米と馴染んでいて、何度でも食べたくなってしまうほどの美味しさでした!
このチャーハンはこの店でしか味わえないオリジナル料理なので、「唯一の渋谷の名物」なんて呼んでいる人たちも少なくないんだとか。
50年以上も変わらず看板メニューであり続けているわけも、納得かもしれませんね☆


いかがでしたでしょうか!時代も街の風景も絶えず変わりゆく中で、独自のスタイルを変わらず貫き通して営業していくって、簡単なことじゃないんですよね!
センター街の本店も駅の近くにある道玄坂店も相当建物もデザインも年季が入っているそうですけど、
それでも威勢の良いコンビネーションで切れ間なく調理していく雰囲気と、渋谷のいつものワチャワチャ感が妙にマッチしているところも、
長い間多くの人たちから愛されてきたことを物語っているようですね☆
センター街の本店は宇田川町交番の後ろ側で駅からはかなり離れていてちょっと行きづらいんですが、
駅からさくっと行きたいときは出口近くに東宝シネマズ渋谷の看板が掲げられているA1出口を出て、最初の路地を右に曲がって10メートルほど進むと、そこがもう兆楽です。
地下鉄で行くときは、田園都市線の三軒茶屋寄りにある道玄坂改札がもっとも近いですよ。
私自身も、最近はこの道玄坂店に行くことが多いです。しかーしJRからは少し遠いので、センター街の方が近いかも知れませんよ!
いつも切れ目なく様々なお客さんでにぎわっている渋谷の街中華である兆楽、絶えず続けて行って欲しいなぁと願いながら通っているのでありましたとさ☆


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