迷ったら8番出口を目指すべし!


今日はタイトルから見出しからなんだか摩訶不思議なタイトルばかりだけれども、どうやら渋谷駅で迷ったときは「8番に救われた!」とほっとする人たちが多いんだそうです。
なぁーんて、すまし顔で他人事のように書いている自分も、実は「8番に救われた」に直面した1人だったりします。(苦笑)
今回のお話は、駅の大部分を占めている地下鉄を中心とした渋谷駅でのことです!
それでも「8番に救われた」とほっとする人たちが多いこの8番出口は、他の路線への乗り換えにもとても便利な出口なので、
今回大々的にこれを取り上げようと思い立ったわけです!


まず、現在の渋谷駅の構造はというと、それはもう「ダンジョン」と称されてもやむを得ないほど立体的でかなり複雑な構造をしているんです。
ざっと取り上げても、明治通りの地上3階には銀座線の駅が張り出すように位置しているし、2階はJR線と井の頭線の乗り場が、 ぐっと下って地下3階は半蔵門線と田園都市線の乗り場で、さらに渋谷ヒカリエに沿うように設置された地下5階は副都心線と東横線の乗り場と、
もうこれだけでもどんだけ立体感で複雑かってことがお分かりいただけるかと思います!
つまりは、渋谷の街の地形の特徴でもあるすり鉢現象が駅でもしっかり生かされてしまったために、「ダンジョン」なんて揶揄される分かりづらい駅になってしまったんですね(*_*)
おまけに、2019年(令和元年11月)以前は、20か所にも及ぶ地下鉄の出口に一貫性のない番号が付けられていたことも、より分かりづらさに歯止めをかけていたのかも知れませんね!


そんな中でも、1ヶ所だけ「駅の中で迷ったときはここを目指すべし!」と言われる出入口が、8番出口なんです。
この出入口は「ハチ公口」という呼称もついていて、地上に出るとハチ公広場が広がっているのが特徴で、
JRを初めとするどの路線の駅にもアクセスすることができるすごく便利な出入口なんですね☆
それにさきほど、20か所にも及ぶ出口番号は一貫性がないなんて書きましたけど、ハチ公広場に通じる出入口だからなのか、
ここの出口番号が8番になった経緯があるなんて話を聞いたことがあります。
なんかこう、複雑感満載のダンジョンに差し込む一筋の光みたいな感じで、執念と言いましょうかささやかな配慮さえ感じられますよね♪
ハチ公と言えば渋谷のシンボルだし、待ち合わせスポットとしても有名で、近くには渋谷地下街
(通称「しぶちか」)や東急フードショーなどの人気なスポットもたくさんあるので、いつも賑わいが絶えません。
ハチ公出口の番号が8番というのも分かり易いし、「8番に救われた」とほっとする理由も納得ですね!


ところが、2019年(令和元年11月)1日に、この一貫性がなかった出口番号が一新され、AエリアからDエリアまで4つのエリアに細分し、出口番号が一新されたんです。
たとえば、道玄坂や言わずと知れたスクランブル交差点などが点在しているのがAエリア、渋谷ヒカリエや明治通りに隣接するBエリアといった具合です。
「えー?じゃぁ分かり易かったあの8番出口はいったいどうなったのか?」と一瞬心配になりましたけど、
この出入口は道玄坂に近いエリアに存在しているのでAエリアということになり、番号も8番はしっかり健在でした!(ほっ)
つまり、元からあった8番出口は「A8出口」という風に改善されました!
これがもし、2番とか3番とか違う番号にされてしまったら、そっちのほうが混乱を招きかねないですもんね☆
ということで、今後もこのA8出口は渋谷の万能出入り口としての役割をしっかり果たしてくれるだけでなく、
渋谷の永久欠番としてもたくさんの人たちをほっとさせてくれることでしょうね。


いかがでしたでしょうか。はい、今でこそダンジョンから徐々に利便性が向上してきている渋谷駅を少しずつ迷わず歩けるようになってきましたが、
それこそまだ苦手意識が拭えなかったあの頃は、必要に迫られてどうしても渋谷に行かなきゃいけなかったときは
必ずどっかしらで迷子になって狼狽えるというご丁寧なおまけが漏れなくついてきたんでした(TT)
そんなとき、「ハチ公出口って番号まで8番だったりしてね!」なんて冗談半分で思い込んでいたことが功を奏し、
駅員さんに尋ねてそれが本当だと分かったときは、まさしく「8番に救われたぁ」なんて本気で安心したという思い出を、最後に漬けておきます!
皆さんも、渋谷駅で迷ったときは しぶちかがあるA8出口を目指すというのも、一つの解決法につながるかも知れませんよ!


☆再開発の波に乗るホットスポット渋谷へLet's go!の目次に戻る☆

埼玉県エリアへジャンプ!

金沢エリアへジャンプ!

トップページへ戻る