新路線の開通がきっかけか?


皆さんは、繁華街としての「渋谷」と聞くと、どのようなイメージを真っ先に持たれるでしょうか。
「若者を中心とした流行の発信地」、「個性的なお店や専門店が多い」、「街のどこかでスカウトをしている光景に出くわす比率が高い」などなど、
イメージの持ち方も十人十色で、どれも当たらずとも遠からずなのかも知れませんよね!
世界一の乗降客を誇る巨大ターミナルの新宿とか、芸術やサブカルチャーの雰囲気を醸し出す池袋と合わせて3大副都心ともしばしば称されることも本当に多いですけど、
別に何かトラウマになるような出来事に遭遇したわけでもないのに、私は小・中学生の頃は渋谷の雰囲気にはどうしても馴染むことができなかったのです (^^;;
気づくと週に何回も吸い寄せられるように渋谷へ通うようになった現在からは本当に考えられないことなんですけど、
思い当たる原因があるとすれば、小学校低学年の頃の出来事にあるのかも知れませんね☆


NHKは、東京オリンピック以前までは永田町にもほど近い内幸町に所在していましたが、オリンピックを期におよそ7年間かけて少しずつ渋谷へ引っ越してきたのです!
それでも、当然低学年の頃はNHKの住所なんて全く知らない訳で、いったい何処に所在しているのかも知る由もありませんでしたが、
朝や夕方のニュース番組のお天気カメラが渋谷の上空を映していたことが多かったと、家族がよく話していました!
若者の流行の発信地にNHKがあるという不釣り合いも手伝ってか、素朴な疑問は日に日に膨らんだんです。
だったらラジオを聞けば住所を言うからその疑問も解けるかもしれないとお便り特集が主の番組を聞いていたら、
「東京都渋谷区神南2丁目」と聞こえてきて、すべての疑問が解けて晴れ晴れした気持ちになったことを、今でも鮮明に覚えています。
先入観というのは時としてほんとに恐ろしいですが、国営の放送局が渋谷にあるということは、アナウンサー以外の職員の人たちが警備の役割もはたしていて、
常に渋谷の街の安全を守る取り組みも当然しているから、池袋や新宿と比べても、絶対安全であるに違いないと、高学年のころまで本当にそう思い込んでいたんです。
しかし、その思い込みは母と用事で渋谷へ出かけたときに見事に暗転してしまいました。
ちょうどその日は何か大きなイベントもやっていたようで、特に若者を中心に周辺は大勢の人でごった返していて、
2018年(平成30年)に起きたハロウィン事件程じゃないにしても、それに近いくらいの騒ぎと我関せずで体当たりしてきそうな雰囲気で歩いてくる人たちに、何度も怯みそうになってしまったんです (-_-;
それ以来、大学生の頃まで渋谷の街に対する印象はあまりいいものではなく、友達に「おい、ちょっと渋谷行くぞ!」と誘われても、
重い腰をよっこいしょと上げないと出かけなかったほど、どちらかといえば渋々遊びに行っていたほどでした(*_*)。渋谷だけにね!(笑)


ところが、時は流れて2008年(平成20年)の6月に、東京で最後の地下鉄と言われる副都心線が渋谷まで開業しました。
私の自宅も副都心線が利用できる駅が近かったことと、なんだかえらい大都会とつながったもんだなぁという不思議な気持ちが入り乱れる中、早速私も渋谷まで乗ってみることにしました!
私が乗ったのは急行電車で主要駅にしか泊まらない速達タイプで、ほんの十数分で終点の渋谷までついてしまったことに、まず驚きましたね(@@)
まだ開業したてだったからかそれほど人もいませんでしたが、これまで友達に誘われて遊びに行ったり
西武百貨店に買い物に行く以外はほとんど縁がなかったこともあってか、まず地下鉄の改札が何か所あってどんな名前がついているのかさえ分からなかったのです(^^ゞ
もちろん街中を歩くことだってままならなかったんですが、副都心線の開業で我が家から渋谷が近くなったことで、これまでの印象が少しずつ氷解していったんです。
そして、副賞として「今後何かの役にも立つかも知れないし、副都心線開業を期に渋谷を少しずつ覚えてみようかな!」という気持ちにも自然になれたのは、自分自身もびっくりでした(@@)
そんな訳で、池袋や新宿を覚えてから10年以上も遅れましたけど、副都心線の開業がきっかけでおよそ干支1周するほどの時間をかけて徐々に渋谷の街の特徴をつかんでいきました。
そしていまではこんなご時世だからかテレワークで疲れたり何かもやもやすることがあったりちょっと気持ちが落ち込み気味なときは、
もういてもたってもいられなくなりとりあえず渋谷へ出てから今日の気分転換コースを考えようというくらい、街の雰囲気が好きで好きでしかたなくなるほどです☆
特に、テレワークのときなんかは「渋谷のどこそこへ行こう」という楽しみを作って、それを目標に乗り切っているようなもんですから!(笑)
私と同じように渋々ながらテレワークに取り組んでいる皆さんもきっと多いはず!そんなテレワークライフに疲れたら、気の向くままに渋谷散策いかがですか?
(もちろん感染予防対策をしっかりした上でですけどね)
まぁ、そうは言っても2012年(平成24年)の渋谷ヒカリエ開業を皮切りに始まった大規模再開発によってちょくちょく同線が変わるので、
大胆に道に迷うこともあるんですけどそれでも若者だけじゃなくていろいろな世代の人たちが渋谷を訪れるようにもなり、
この街の特徴の一つでもある回遊性が様々な世代へと広がっていることは間違いないでしょう☆



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