お土産物を販売しているアーケードや名店街と呼ばれるところや、それらを一堂に集めた物産センターといったような場所は結構あれど、
用途に応じた様々な体験ができるフロアを備えている物産館というのは結構少ないんじゃないでしょうか。
「観光物産館」という名前が示すように、この施設ではお土産の販売フロアだけでなくて、食事処やその地域ならではの体験をすることができるので、
「ちょっと行く場所の選定に困ってるんだよなぁ!」とか、「ここに観光を集約したいなぁ」なんて方々には、特におすすめの施設です!
実際私自身も、観光する場所に困ったときは、ずいぶんこの施設に助けられたものです!(笑)
本当に、ここは単なる物産館ということではなかったんでした!今回は、この施設をどどーんと紹介していこうかなぁなんて思っています!
まずは、この物産館が作られた経緯を探っていきますが、すんなりとここが開設されたわけではなかったようです。
藩政時代から長きにわたって受け継がれてきた名産品や伝統工芸品に大変恵まれている石川県ですが、
1978年(昭和53年)までは県内に特産品を販売する施設がなかったんです(@@)
それでも、1948年(昭和23年)までは、兼六園に県が運営していた商品陳列所があったのですが、11月の火災で全焼してしまい、
その後長きにわたって復元しようにもその術もないまま時間だけが過ぎていくというなかなか厳しい状態だったんです。
県の内外からも、特産品を展示即売する施設を設置して欲しいという要望も多く寄せられ、地元民の願望もそれはそれは強いものでした。
これらの要望を受けて、県を初めとして金沢市や商工会議所などが動きだし、1978年(昭和53年)に、兼六園のすぐ近くに石川県観光物産館として産声を上げたのでした。
いやぁー、こうやって概要を知ると、この施設ができる拝啓には複雑な歴史が背景にあったんだなぁと、しみじみと感じてしまいますね!
さて、商品陳列所が元となって誕生した石川県観光物産館ですが、フロア構成も結構凝った感じに仕上がっているんです☆
まずはメインとなる1階の老舗有名店販売フロアですが、広い店内には加賀友禅や九谷焼といった伝統工芸品や、地酒や和菓子や発酵食品といった特産品がずらり勢揃いしています。
特に、お酒や食品などは試飲や試食販売をやっているところが多いので、品物を選ぶ楽しみも倍増です!
金沢駅にも「あんと」という物産センターがありますが、兼六園のすぐ近くなので「観光ついでにお土産買ってくかぁ!」ってなこともできるので、わざわざ駅に戻る手間も省けて一石二鳥ですね(^O^)
北陸と言えば海産物も有名ですが、しっかりとクール便サービスもやっているので、生物を注意深く持って帰らなきゃという心配もないのが嬉しいですね!
そして2階は金沢 味と工芸フロアになっていて、食と伝統工芸に特化したスペースで、お抹茶が盛んな金沢ならではのお抹茶の自服体験もいつでも行っているんです。
自分でたてたお抹茶ってほんと格別だし、これに和菓子までついてこようものなら、和菓子の好きな自分はもうテンションマックスです☆(笑)
そして、先ほど少し触れた海産物の代表選手でもあるお寿司が食べられるお店「金沢・寿し駒兼六園店」も併設されていて、
新鮮な魚介類も味わえるのでここで改めて金沢に来たことを実感する観光客も多いんだそうですよ。
まぁ、私もその一人だったりするのですが…!(笑)
さらに、伝統工芸品に特化した伝統工芸ギャラリー「和の手しごと・上坂」も見どころ満載で、
改めて石川県の伝統工芸品の多さに圧巻になること間違いなしかも☆☆
特殊な絵の具で、加賀八幡起上りにオリジナルの絵付けをすることができる加賀八幡起上り手描き体験ができるのも、この場所です。
数々の伝統工芸品にも実際間近で手軽に触れることができる貴重なフロアといっても、「過言ではないでしょう!
そして、3階は「手作り体験フロア」と題した多目的ホールになっていて、毎日様々な体験を行っているんです。
先着順で体験できる項目もあれば、要予約が必要な体験項目もありと、そのときの気分に応じて体験メニューが選べるのも一つの特徴かも知れませんね☆
どの体験メニューもほぼ毎日行っていて、広い会場で大人数が一度にできることもあってか、いつもすごく賑やかです☆
主にどんなものがあるのか、ここで紹介してみましょう。
っとここまで駆け足で体験メニューを紹介してきましたが、体験メニューだけでもこれだけ多いので、全部網羅するのはなかなか至難の業でしょう。
それに、地下1階には菓子文化ギャラリーといって、貴重な落雁の木型とか日本茶にまつわる資料も展示されているので、
ここでお菓子の文化を調べてから和菓子づくり体験をしてみるというプランも、より深みが増しそうですね☆
物産館とは言いつつも兼六園のおひざ元ということもあってか、散策した後に立ち寄ったり、体験メニューや食事で金沢の文化を存分に味わうなど、使い方は実に様々です。
宿泊案内所や観光パンフレットもたくさんあって、観光メニューの試案をしに来るなんて方も増えてきているんだそうです。
使用方法は10人と色!石川県の魅力がたくさんつまっている、石川県観光物産館、ぜひ一度訪れてみてほしいおすすめな場所です!
石川県観光物産館の紹介ページは、こちらからどうぞ☆