金沢観光シリーズパート5、「ここに行けば石川県内のお土産が並び様々な体験もできちゃう!石川県観光物産館」


お土産物を販売しているアーケードや名店街と呼ばれるところや、それらを一堂に集めた物産センターといったような場所は結構あれど、 用途に応じた様々な体験ができるフロアを備えている物産館というのは結構少ないんじゃないでしょうか。
「観光物産館」という名前が示すように、この施設ではお土産の販売フロアだけでなくて、食事処やその地域ならではの体験をすることができるので、
「ちょっと行く場所の選定に困ってるんだよなぁ!」とか、「ここに観光を集約したいなぁ」なんて方々には、特におすすめの施設です!
実際私自身も、観光する場所に困ったときは、ずいぶんこの施設に助けられたものです!(笑)
本当に、ここは単なる物産館ということではなかったんでした!今回は、この施設をどどーんと紹介していこうかなぁなんて思っています!


まずは、この物産館が作られた経緯を探っていきますが、すんなりとここが開設されたわけではなかったようです。
藩政時代から長きにわたって受け継がれてきた名産品や伝統工芸品に大変恵まれている石川県ですが、
1978年(昭和53年)までは県内に特産品を販売する施設がなかったんです(@@)
それでも、1948年(昭和23年)までは、兼六園に県が運営していた商品陳列所があったのですが、11月の火災で全焼してしまい、
その後長きにわたって復元しようにもその術もないまま時間だけが過ぎていくというなかなか厳しい状態だったんです。
県の内外からも、特産品を展示即売する施設を設置して欲しいという要望も多く寄せられ、地元民の願望もそれはそれは強いものでした。
これらの要望を受けて、県を初めとして金沢市や商工会議所などが動きだし、1978年(昭和53年)に、兼六園のすぐ近くに石川県観光物産館として産声を上げたのでした。
いやぁー、こうやって概要を知ると、この施設ができる拝啓には複雑な歴史が背景にあったんだなぁと、しみじみと感じてしまいますね!


さて、商品陳列所が元となって誕生した石川県観光物産館ですが、フロア構成も結構凝った感じに仕上がっているんです☆
まずはメインとなる1階の老舗有名店販売フロアですが、広い店内には加賀友禅や九谷焼といった伝統工芸品や、地酒や和菓子や発酵食品といった特産品がずらり勢揃いしています。
特に、お酒や食品などは試飲や試食販売をやっているところが多いので、品物を選ぶ楽しみも倍増です!
金沢駅にも「あんと」という物産センターがありますが、兼六園のすぐ近くなので「観光ついでにお土産買ってくかぁ!」ってなこともできるので、わざわざ駅に戻る手間も省けて一石二鳥ですね(^O^)
北陸と言えば海産物も有名ですが、しっかりとクール便サービスもやっているので、生物を注意深く持って帰らなきゃという心配もないのが嬉しいですね!


そして2階は金沢 味と工芸フロアになっていて、食と伝統工芸に特化したスペースで、お抹茶が盛んな金沢ならではのお抹茶の自服体験もいつでも行っているんです。
自分でたてたお抹茶ってほんと格別だし、これに和菓子までついてこようものなら、和菓子の好きな自分はもうテンションマックスです☆(笑)
そして、先ほど少し触れた海産物の代表選手でもあるお寿司が食べられるお店「金沢・寿し駒兼六園店」も併設されていて、
新鮮な魚介類も味わえるのでここで改めて金沢に来たことを実感する観光客も多いんだそうですよ。
まぁ、私もその一人だったりするのですが…!(笑)
さらに、伝統工芸品に特化した伝統工芸ギャラリー「和の手しごと・上坂」も見どころ満載で、
改めて石川県の伝統工芸品の多さに圧巻になること間違いなしかも☆☆ 特殊な絵の具で、加賀八幡起上りにオリジナルの絵付けをすることができる加賀八幡起上り手描き体験ができるのも、この場所です。
数々の伝統工芸品にも実際間近で手軽に触れることができる貴重なフロアといっても、「過言ではないでしょう!


そして、3階は「手作り体験フロア」と題した多目的ホールになっていて、毎日様々な体験を行っているんです。
先着順で体験できる項目もあれば、要予約が必要な体験項目もありと、そのときの気分に応じて体験メニューが選べるのも一つの特徴かも知れませんね☆
どの体験メニューもほぼ毎日行っていて、広い会場で大人数が一度にできることもあってか、いつもすごく賑やかです☆
主にどんなものがあるのか、ここで紹介してみましょう。

金箔貼り体験


金沢と言えば金箔製造というほど有名で、全国の99%を締める生産量を誇っていて京都の金閣寺にも使用されているという金箔。
1万分の1の薄さまで引き延ばされ、息でも吹き飛んでしまいそうな軽さの金箔を、プレートやお皿やミラーなどにハケで貼りつけていくものです。
受け付け順に体験でき、なおかつ金沢らしい体験と言えるでしょう。 ハケで貼りつけるだけなので結構簡単かなって思ったら、指導を受けながらやっていくとこれが結構難しくて侮ってはいけないなと思ったものでしたm(__)m

砂彫りガラス体験


「砂彫り」というとなんだか別の物を想像してしまいそうですが、様々なガラス工芸の中で、もっとも新しい手法と言われているのがこの砂彫りです。
それぞれに思い浮かんだアイデアを研磨剤の砂を高圧のエアーでガラスに吹き付けていくという、それこそ普段ではあまり出会わない体験かも知れません。
熱を全く使わないので、やけどしてしまう心配もなく安心して体験することができますよ。時間も1時間くらいで、結構ボリューム感もあるんです!
これも、ペーパーウェイト(一般的には文鎮とも言う)やハンコやコップなど、彫刻できる商品ラインナップも充実していますよ☆

小さな締太鼓づくり体験


長い歴史を刻み続け、今なお様々な世代に愛されている伝統工芸の一つでもある和太鼓。
本物の木と皮を使って、胴や色とりどりの紐から好みのものを選んで、オリジナルの小さい締太鼓を作るという、かなり本格的な体験です。
自分で作った世界に一つだけのオリジナル締太鼓は、きっとどの太鼓よりも格別に思えてくるんでしょうね。
これは結構後にできた体験メニューのようで、定期的に金沢に行っていたときはこのメニューに気づきませんでした。
というよりも、実はかなり前からあっただけで私が気づいていなかっただけかもしれませんが…!(苦笑)

和菓子手づくり体験


金沢は、昔から茶の湯文化がとても発達している特徴を受け継いできた経緯があり、特に茶の茎の部分を摘み取って作られる某茶は、日常的に飲まれているんです。
茶の湯も盛んですが、金沢は日本屈指の和菓子の街としてもものすごく有名で、老舗和菓子店を町中でたくさん見ることもできるんです。
そんな和菓子を、自分で手軽に作ることができるとあれば、お客さんも殺到しないわけがありません。
この物産館の中で、もっとも人気が高い体験メニューです。それというのも、その老舗和菓子店の職人さんが、直接指導してくれて、
しかもその和菓子店が結構入れ替わり毎回違った和菓子を作れるので、いつ行っても飽きないさりげない気配りもありがたいですね☆
三つの手作り和菓子の他に、職人さんの手作り和菓子も付いているだけでなく、この体験は1階のショッピングフロアで使える500円の割引券がもらえるので、すごくお得な体験メニューなんです☆
この他にも、要予約のものとして、お抹茶の自服体験もありますよ。和菓子付きなので、茶の湯文化を肌身で感じてみるのも、粋な体験かも知れませんよね☆


っとここまで駆け足で体験メニューを紹介してきましたが、体験メニューだけでもこれだけ多いので、全部網羅するのはなかなか至難の業でしょう。
それに、地下1階には菓子文化ギャラリーといって、貴重な落雁の木型とか日本茶にまつわる資料も展示されているので、
ここでお菓子の文化を調べてから和菓子づくり体験をしてみるというプランも、より深みが増しそうですね☆
物産館とは言いつつも兼六園のおひざ元ということもあってか、散策した後に立ち寄ったり、体験メニューや食事で金沢の文化を存分に味わうなど、使い方は実に様々です。
宿泊案内所や観光パンフレットもたくさんあって、観光メニューの試案をしに来るなんて方も増えてきているんだそうです。
使用方法は10人と色!石川県の魅力がたくさんつまっている、石川県観光物産館、ぜひ一度訪れてみてほしいおすすめな場所です!
石川県観光物産館の紹介ページは、こちらからどうぞ☆

石川県観光物産館



埼玉県エリアへジャンプ!

「来てみまっし!金沢」へ舞い戻る

トップページへ戻る