観光の醍醐味の一つに、「その土地でしか味わえない食」というのも、大きなポイントを締めていると思いませんか?
最近では、地元で生産されたものを地元で消費する「地産地消」という動きも活発化してきているので、
様々なご当地グルメを発信される機会もぐんと増えましたよね!
ここ金沢でも、市内の中心部に海の幸や地元でとれた野菜を初めとした様々な思考が交錯する賑やかな市場に笑顔があふれていますよ♪
観光シリーズもパート3まで来ました!
じりじりと金沢の有名どころにも迫って行きたいですね☆(笑)
ってことで、今回は「金沢市民の台所」という代名詞でも全国的に通じる市場「近江町市場」を訪れてみましょう!
どこかでひょっこりとお勧めのお店にも出会えるかも(^O^)
近江町市場(近江町いちばと読みます)というのは、江戸時代からおよそ300年にわたって金沢の食文化を支えてきた伝統的な市場です。
金沢随一の繁華街としても知られている「香林坊」(コウリンボウ)や兼六園や東茶屋街といった観光スポットからもアクセスし易い好立地な場所にあり、
地元の人たちの間では「オミチョ」と親しまれているんです。
市内では、地元の人たちが「ちょっとオミチョ行ってくるけ!」なんて会話もあちらこちらから聞こえてきそうですよね♪
ちなみに、「オ」にアクセントを置いて発音するのが正式なんだそうですよ!(笑)
この辺り一帯を含めて、第2次世界大戦の空襲を免れた地域の一つでもあるという特性から、とても趣のあるレトロな小路を挟んで、
鮮魚や地元で取れる加賀野菜を初めとして、日常品やスイーツのお店までの木を連ねているので、
「金沢市民の台所」と全国的にも親しまれ、このキーワードで近江町市場を連想するなんて人も多いですよ!
また、その様子から「金沢版アメ横」なんて呼んでいる人たちもいるとかいないとか…!
しかしながら、伝統的な趣のある活気あふれる市場とは言っても、アーケードや建物の老朽化はどうしても否めません。
そこで、施設や各店舗の防災体制を見直す一環として、2007年(平成19年)に「武蔵ヶ辻第四地区第一種市街地再開発事業」ということで本格的に再開発に着手して、
2009年(平成21年)4月には、地下1階・地上5階建ての再開発ビルとして「近江町いちば館」として開業し、
生鮮食品の他にも日用品やドラッグストアなども併設した複合ビルとして、近江町市場の新たなシンボルとなったんです。
ここの近江町いちば館の2階にある「寿司割烹〜近江屋 伝兵衛」(オウミヤデンベェ)というお店は、個室もあってなかなかゆったりとした雰囲気の中で新鮮な海の幸を心行くまで楽しむことができますよ!
とことんなまでに「本物」にこだわって厳選された食材で作られる海鮮丼は、私も一度食べたことがありますが、
ネタが丼から零れ落ちそうなほどこれでもかってくらいてんこ盛りに盛られていてもう絶品の味でしたよ!
私が行った時期は北陸新幹線が開通して間もないころだったのでものすごい行列を覚悟しましたが、
席数が多いことと平日の夜だったこともあってか数分で入ることができましたよ。
金沢市内のお寿司屋さんは、不思議なことにどのお店でも「うちのがいちばん美味しい」と言って、
近江町市場にとどまらず独自の思考と個性を生かしたお店がとにかく多いので、特に回線を食べようと思ったときは予算もそうですがものすごく悩んでしまいますね。
2件目に紹介するお店もお寿司屋さんなんですが、朝どれの新鮮なネタをリーズナブルな価格で味わえるのが「もりもり寿司」というところです。
のどくろやガスエビといった北陸ならではのネタが楽しめる「北陸5点盛り」とか、「近江町3点盛り」といういろいろな盛りメニューも充実していて、
近江町市場のお店は早朝からやっているので「朝食からお寿司を満喫したい」という方々にもお勧めなお店です!
ただし、お昼ともなればものすごく行列のできるお寿司屋さんでもあるので、それも覚悟の上でプランに入れてみてくださいね!
本当に駆け足ではあったけれど、近江町市場の魅力が少しでもこのコラムから伝わっていれば、私もすごく嬉しいですね☆
北陸をテーマにしたテレビ番組でもよく取り上げられることが多いので、「テレビでなら見たことがあるなぁ」なんて方も少なくないでしょうね!
金沢に観光に行かれるときは、ぜひぜひこの近江町市場にも立ち寄って、地産地消の新鮮な海鮮どんぶりをぜひ味わってみてくださいね!本当に自信を持ってお勧めします♪
近江町市場の紹介ページは、こちらからどうぞ☆