☆金沢の味の神髄がここに!!☆


皆さん、かなりの勢いでのご無沙汰です☆あーーいえいえ、サボっていたのではありませんよー!(笑)
1日が金曜日に当たる日付並びが3月以来無かったので、間が空いたというだけのことですので、ご安心くださいませm(__)m
そもそも、何故に金沢のコンテンツを1日が金曜日に当たる時に設定しているのかといえば、
このコーナーが生まれた2011年(平成23年)から数年間は、何か旬な情報があれば1日の更新日に合わせて更新していたので、特に日にちや曜日を決めていませんでした。
それがある時、1日の更新日に合わせて作っておいた金沢の情報をうっかり更新し忘れるという失態をやらかしてしまったんです(TT)
そこで、金沢の話題を絶対更新し忘れない日にちや曜日はないものかと考えていた時、次の月の1日がたまたま金曜日に当たっていることに気づき、
「これだっ!!とひらめいたと言いますか、「金曜日があったじゃないかぁ!1日が金曜日に当たる時に設定しておけば絶対に忘れないでしょう!」ってなことで、このスタイルが定着したということでしたとさ!
まぁ、なんと安易な理由なんだと一人で突っ込みを入れたのは言うまでもありませんが、以来金沢にまつわる情報を更新し忘れることは本当に無くなりました☆
ただ、2月と3月はうるう年以外は同じ日付並びなので、2か月続けて金曜日に当たるなんてことも少なくありません。そんなときはちょっと大変なんですが…。
でも、付き始めが金曜日に当たっているときは、これからもかなりの確率で金沢の旬の話題が更新されているでしょう。金曜日だけに!(笑)
とまぁ、たわごとじゃなくて前置きはこれまでにして、今回も金沢のグルメ特集です。前回は第7ギョーザのルーツや食べ方について紹介してきましたが、
今回は金沢の原点に帰って昔から受け継がれてきた伝統的な加賀料理である、「治部煮」を取り上げてみましょう☆
このユニークなネーミングにはどんな由来があるのでしょうか。また、そもそもどんな郷土料理なのかすごく気になりますね♪


まずは、治部煮の歴史について少し紹介してみましょう!と言っても発祥は諸説あると言われているそうですが、
少なくとも江戸時代から食されていたと言われる武家料理であることは確実なようです☆
岡部治部右衛門という豊臣秀吉の兵糧奉行が朝鮮から伝えたとか、キリシタン大名の高山右近が宣教師から教わり加賀藩に伝えたという説など、多数の節があるらしいです♪
作り方もとても手が込んでいて、大きめのそぎ切りにした鴨肉や鶏肉に小麦をまぶして、
季節の野菜や金沢特産のすだれ麩(スダレフ)を出汁や醤油とともに煮込んで、薬味にワサビを添えるのが特徴の伝統的な郷土料理です!
小麦をまぶすことで肉のうまみを閉じ込めてだし汁にとろみがつくので、特に寒い冬にはこれが体を温めてくれるので、冬に食されることが多いんです!
とは言っても、鴨肉というのは高級な食材なので、一般家庭やお弁当として作られるときなんかは鶏肉とか合鴨で代用することも多いんだけど、
現在でも割烹料理や料亭や宿泊施設等で出される治部煮は当時の方法で作られているそうですよ☆


  ところで、このユニークな「治部煮」というネーミングですが、何故にこんな名前が付いたのでしょうか♪
これも正確な節はなくて、さっき取り上げた岡部治部右衛門が最初に伝えた料理だからという節とか、
これはかなり広く伝えられている節としてお鍋で似るときの音が「ジブジブ」と聞こえたからという物などなど♪
どちらの節もかなり有力な感じがするけど、擬音語が混じっている節は結構生活にも直結していそうでユニークですね♪
基本は鴨肉や鶏肉だけれども、最近では季節によってマグロやカジキといったような旬の魚介が加わってアレンジされることも増えてきました。
石川県全域で広まった治部煮は、保存や継承の取り組みも積極的に行われていて、例えば加賀藩を取り上げたり石川県を題材にした映画やテレビドラマなんかには必ず登場するなど認知度もとても高く、
様々なSNSでもその魅力が多く発信されているので、観光客にもその認知度が広まっていったこと、
そして2015年(平成27年)の北陸新幹線の開業がこの機運に拍車をかけ、各地方へも治部煮の存在は知られるようになりました!
江戸時代から食されていたという加賀の伝統料理がこんな風に継承されていくことって、本当に素晴らしいことですよね。
本格的な料亭でも広く出されることはもちろんのこと、そんな効果も手伝って現在はデパ地下のお惣菜コーナーや
さらにはコンビニやスーパーのおかずコーナーにもしれっと陳列されているほどとてもポピュラーな一品へと成長しました。
今や、治部煮は金沢を代表する郷土料理でもあり、ここでしか味わえない貴重な存在でもあるんです。
私自身も、金沢へ行くと必ずどこかで治部煮を食することもありますが、このページでも紹介したことがある全国ホテルチェーンの「ドーミーイン」では、
駅前の店舗の朝食のバイキングの中にしっかり治部煮が君臨していて、それも本当に鴨肉を使用していると聞いてさらにびっくり仰天したこともいい思い出です☆


いかがでしたでしょうか。その地でしか味わえない郷土料理って、それだけでもそこに行ってみる価値は大ですが、
この治部煮はまさにそんな一言が当てはまる本当に貴重な郷土料理の一つなのかも知れませんよね!
このコーナーでも近いうちに紹介してみたい加賀某茶も、一口飲んだだけで金沢に来たことを実感させられますよ!
次回、1日が金曜日に当たっているのはなんとこのページのお誕生日である5月1日なので、そのときにでもこの某茶でも紹介してみたいなぁなんて考えていますので、皆さんどうぞお楽しみにーーー!(^O^)




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