必需品満載の手提げバックの行方は果たして?


 

はい、気づいたときにはもう後の祭り状態でした!(TT)
たとえばこれが地元でのことだったら、とりあえずバスの系統や営業所を調べて電話して荷物があれば保管しておいてもらって明日にでも取りに行こうなんてこともできるけれど、
ここはまぎれもなく金沢なんであって、しかも今日の夜には東京に戻らなければいけないなんて強行軍なスケジュールなもんだから、
この時ばかりはさすがに不安を通り越してその場に立ち尽くしてしまいましたね。まさに、血の気が引いていくような感覚でした!
バスの系統番号は分かるものの、どのバス会社のバスなのか営業所すら検討もつかないという状況の中で、頼もしい味方になってくれたのがiPhoneでした。
幸いiPhoneの充電は満タンだったので、東部車庫を乗っただいたいの時刻を入れて検索してみると、
北陸鉄道バスの70番という系統であることと、そのバスの忘れ物センターの電話番号も同時に出てきました。
これだけの情報があればというちょっとした安堵感で電話をかけてみると、系統別に営業所が違うことと、
70番のバスを管轄している柳橋営業所の電話番号を教えてくれました。


 

ちなみに、私の忘れた手提げバッグの中身というのが、点字ディスプレイとICレコーダー、パソコンのケーブルやUSBメモリーやSDカード類を入れた袋、
極め付けはiPhoneも含めたそれぞれの充電器と来ているもんだから、これの一つでも欠けても日ごろの生活にものすごい勢いで支障をきたしてしまうのです(TOT)
なので、どんなことがあっても是が非でもこのバッグを探し出さなければなりません!
早速東部車庫バス停を乗った時刻と忘れ物の内容、何列目の席に座っていたかという詳細を伝えると、
電話をした時間がわりと早かったので、連絡が取れ次第折り返し電話をしてくれるということでとりあえず少しだけ安心しました。
営業所も、その系統のバスが戻ってきたタイミングで連絡を取らなければならない時間もあるので、そうすぐにはかかってこないだろうということで、
ならば先に石引温泉に行ってしまおうと判断した私は、荷物のことが多少気がかりではありましたが、とりあえず温泉に入ることにしました。
ここでも、iPhoneにダウンロードしてあったグーグルマップ先生(と私は勝手にそう呼んでいる)がナビをしてくれたので、
初めての道でもそれほど不安はありませんでした。
iPhone用のグーグルマップアプリは音声でも「何十メートル進んで左に曲がって数百メートル直進」といったように
結構詳細に道順を教えてくれるので、頭の中に地図をイメージすればかなり便利です。


 

さて、温泉から上がって金沢行きのバスを待っていると、き、来ましたー、柳橋営業所の電話番号からの着信が!!
すると、「営業所で荷物を保管していますので、取りに来てください」とのこと。
そう、無事に見つかったという連絡でした。なんだか、試験結果の合否を待っている受験生みたいな気分でしたね!
ということで、金沢駅に戻ると今度は1番乗り場から出ている柳橋行のバスに勇んで乗り込み、終点の柳橋まで向かいました。
営業所はすぐ近くだったので、何事もなくこのバッグを無事に受け取ることができて、ものすごく安心しました。
いやもうこのバッグがもしも出て来なかったらなんて考えただけでもぞっとしますね!
そして最後にはいいこともあり、この柳橋を往復するバスの本数もそれほどなかったんですが、20分ほど待っていると駅までもどるバスがようやくやってきました。
驚いたことに何と行きで乗ったバスと同じ運転士さんでした。
それだけでも驚きでしたが、何とその運転士さんは「行きでしっかりお支払してくれてるので、帰りはいいですよ」と言ってくれて、
柳橋から無料で駅まで戻ってくることができたのです。
そんな訳で、最終的に金沢駅に戻ってきたのが19時ということで、いいんだか悪いんだか程よく時間をつぶすことができ、
帰りの新幹線で食べるお弁当も購入できて、一件落着ということでした。


 

それにしても、一番最初に金沢に来たときはお寿司屋さんに傘を忘れるハプニングをやらかしてしまいましたが、
今回の珍事件は結果的には時間つぶしにはなったんですが、もう心臓が飛び出そうなほどドキドキの連続でした!
「まぁ何とかなるさ!」なんて考えれば不安は軽減させられるけど、あまりそれに頼りすぎたりちょっとでも油断や隙があるとどうにもならないこともあるし、ほんと油断は禁物ですね☆☆


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