今月の市町村


 

2017年も前半戦が終わり、梅雨シーズン真っただ中の時期に下半期への入り口となる7月に突入しました!
同時に、この時期は上半期の振り返り特集とか、下半期に流行りそうなものや後半の展望を取り上げる番組が、テレビ・ラジオ通じて多いなぁという印象ですかね♪
そして、5・6年くらい前から奇数月が来ると、とたんにわくわくしてくる気持ちが抑えられずにいる自分がそこにいる訳なんですね!
何のことかって?それは、奇数月には大相撲中継があるから、相撲ファンになってからというものとにかくこれが楽しみでならないんですよo(^^o)(o^^)o
今年は、稀勢の里関の初優勝を期に、とにかく田子の浦部屋が明るいこと明るいこと!
稀勢が横綱に昇進した二場所後には、今度は弟弟子にあたる高安が大関に昇進して、7月場所は見どころ満載ですね☆
まぁ、もちろん番付の大関も喜ばしいことですが、私にとっては清酒の大関の方が嬉しいかも!(爆笑)


 

とまぁ、ものすごい勢いで話が脱線してしまいましたが(*_*)、7月ということで3月の草加市訪問から4か月ぶりに埼玉県へ戻ってきました。
この、4ヶ月に一度の埼玉訪問が定着し始めたのは、2008年の11月ぐらいからだったと思いますが、
その間にも埼玉県の市町村は平成の大合併の波に乗ってものすごい変動が見られましたよね!
 NACKN そうそう、確かこのページが開設される前は、埼玉県には90もの市町村が点在していて、
市の数だけでも43個もあって全国でも市町村の多い県としても、注目されていたよね!
 Amaty 本当に市の数だけでも凄まじいものがあったけど、当時取り上げた白岡町も現在は白岡市になっているし、
同じく以前取り上げた吉川市や日高市だって、1990年代はどちらも町だったりと、時代の変遷を感じるよね!
 NACKN 村・町・市と順々に昇格していった市町村名が、合併によって全く違う名前の市町村になってしまうことほど、せつないことったらないよね。
人それぞれの名前だってそれぞれに意味があるように、市町村名だってこれと同じことが言えるんじゃないのかな!
 AMATY ど、どうしたの?何だか今日はやけに発言に情熱がこもってるね(@@)
ということで、NACKNも先ほど言っていましたが、今回取り上げるこの市町村も村・町・市と順調に昇格を遂げてきた経緯を持っています。
先月の流山市と同じくして、つくばエクスプレスの開業で再開発が急ピッチで進められている埼玉県の三郷市が、今回の旅の主人公です!!
 NACKN おぉー、三郷市かぁ!吉川市は行ったことあったけど、そういえばずっとここには行っていなかったなぁ!
三郷と言えば、特に夏になるとよく西武ドームにも来てたよねぇ!
 AMATY あのねー、その「美里」はそもそも字が違うんですけど!!んなくだらないこと言ってると、ファンの人たちに怒られちゃうぞ!
 NACKN あぁーこりゃまた失礼しましたぁm(__)m さてさて気を取り直して、池袋から朝霞台まで東武東上線で行き、
そこから武蔵野線に乗れば新三郷駅と三郷駅に出られるね!
でも、先月乗ったつくばエクスプレスがものすごい快適で、秋葉原駅からこれに乗ると市の中心駅でもある、三郷中央駅にも行けるよ☆
先月は、ここを素通りしていたことになるよね!
 AMATY あぁー、本当だぁー!武蔵野線だけじゃなくて、つくばエクスプレスもしっかりとこの市を通るもんねぇ!
武蔵野線で行くことばかり考えてしまってたよ!
 NACKN うんうん、今まである経路もいいけれど、探究心を高めたかったら新しい経路で行くのも違った発見に出会えるかもね!
あれぇー?市の中心駅である三郷中央で降りてみたけど、結構閑散としているようにも見えるなぁ!


 

三郷市ってどんな所だろう?そして、河川に恵まれた地だとも聞いているけど?


 三郷市は埼玉県の南東部に位置していて、都心からは凡そ20キロメートルと非常に近い距離にある市町村だよ!
この市には本当に多くの河川に恵まれた所で、非常に水がきれいなことでも著名な中川やその川の支流でもある大場川、
利根川水系一級河川でもある第二大場川など、多岐にわたっているんだ!
この市と隣接する吉川市も含めたこの地域は、中川と江戸川に挟まれているところで、低地に位置していたところから昔はしばしば水害に悩まされてきたらしいよ!


 

また、自然に恵まれた公園が至るところに存在しているほか、季節ごとの果物狩りができる果樹園が整備されていたり、
再開発として多くの商業施設を備えた「新三郷ららシティ」という新しい街が誕生したりと、様々な顔を持った市町村と言ってもいいよね☆
さらに、この市の鳥が「カイツブリ」という鳥であるところから、カイちゃん&ツブちゃんというマスコットまで存在しているよ!


 

うわぁーかわいい名前のマスコットだし、実はいろんな顔を持っていた市町村だったんだね☆ところで、どうして市名の表記が漢数字の三に故郷の「きょう」という表記なんだろう?


 あらまぁー、今回はずいぶんときつぅーい変化球を投げてきましたね!
確かに、美しい里と書く「美里」の方がきれいな感じがするけど、三つの故郷の「きょう」となった背景には、こんなエピソードがあったんだよ!


 

この市は、大昔は武蔵国と呼ばれていた地域で葛飾郡に属していたんだけれど、1871年(明治4年)の廃藩置県で埼玉県が産声を上げた7年後に北葛飾郡の所属となって、
やがて町村制が施行され、彦成村・八木郷村・早稲田村・戸ケ崎村の四つの村が誕生したんだけど、
後に八木郷村と戸ケ崎村が合併して、新しく東和村という村が成立したんだって☆
1956年(昭和31年)に三郷村としてスタートを切るまでは、三つの村が中心になっていたことになるね!


 

一方で、もっと歴史を遡って14世紀の後半は、この辺りは多くの集落が存在していて、吉川郷(現在の吉川市)と
彦成郷(現在の三郷市)を合わせて「二郷」と読んでいたそうだよ。
そして、その南側にあった50個にも満たない集落のことを「半郷(半領ともいう)」と呼び、これらを合わせて「二郷半領」として広く知られていたんだって!


 

大昔から「二郷半領」と呼ばれていた「郷」の地であったこと、三つの村が中心となってこの辺り一帯を担っていたことから、
三つの村と「郷」の地ということで三郷という表記になったという訳なの☆
ちなみに、三郷町となったのが1964年(昭和39年)、つまり東京オリンピックが開催された年のことで
1972年(昭和47年)に市制施行されて三郷市となったわけで、
三郷村成立からわずか16年足らずで市まで上り詰めたってことだから、驚異的な発展ぶりがうかがえるよね(@@)


 

ヘェー、こんなにも奥の深いエピソードが語り継がれて、この表記になったとは天晴!納得です。ところで、きっと何か目立った特産品がありそうなんだけど?


 もちろん、数は少々少ないもののこの市の代表的な特産品もいろいろあるらしいよ!
ふぅー、それにしても良かったよ。いつも通りの直球に戻って!(笑)
現在、全国の市町村で自分たちの街で生産して自分たちの街で消費する、いわゆる「地産地消」の取組がなされているけど、
三郷市も例外でなく都市近郊農業が盛んであるという特色を生かして、キュウリやトマトやキノコ類に加え、みかんやイチゴといったようにバリエーションに富んだ作物が多く生産されているよ!
その中でも、短期間での出荷が可能で様々な工夫で年間を通じて収穫することのできる小松菜は、県内はもとより全国でも有数な収穫量を誇っているそうだよ!
栄養価も非常に高く、カルシウムも豊富な緑黄色野菜でもあり、学校給食にも多く利用されているんだって☆
それだけにとどまらず、小松菜を加工してふりかけやお煎餅としても販売するなど、小松菜に対する情熱たるやものすごいものです☆


 

さらに、三郷市の市制施行30周年を迎えた際に、市民のアイディアを結集させて市の商工会の協力で生まれた商品があるという、結構珍しい例もあるよ!
ゆたかな水と緑にあふれている市のイメージを表現したお菓子に、「みさと友歩道」(みさとゆうほどう)という名前のパイ生地のお菓子があるんだよ!
梅や林檎や小倉餡をパイ生地に包んで焼き上げたお菓子なんだけど、これだけですごく美味しそうだよね。
私もまだ食べたことないけど、今度三郷に行く用事があったら絶対食したいですね☆


 

他にも、先ほどちらっと取り上げたけど小松菜を練りこんで焼き上げた「小松菜せんべい」も、市民のアイディアから生まれた製品だよ。
さらにさらに、市内を走っている常磐自動車道の三郷ジャンクションに併設されている、三郷インターチェンジを模した「三郷インター最中」なるお菓子まで出現!!!
このお菓子の中に入っている餡は、取り扱っているお店ごとにいろいろな工夫がなされて味も違うらしいから、食べ比べをしてみるという楽しみ方もありそうだよね♪



 

多くの水源と緑に恵まれ、集落地からの発展を遂げた「郷」の地、三郷市。
ところで、市町村の読み方というのもこれもまた実に様々で、同じ漢字を書いても全く違った読み方をする市町村というのも多く存在するんですね♪
実は、この三郷市もその例にしっかり当てはまる市町村の一つで、
奈良県にも三郷市と同じ「漢数字の三に故郷の『きょう』」という字を書いて、 「三郷町」(さんごうちょう)と読む市町村があるんです。
読み方は違えど、三郷市と名前が同じということで友好都市提携を結んでいる市町村なんですが、いったいどんなところかは来月のこのコラムでしっかり掘り下げる予定ですので、ぜひぜひお楽しみにしていてくださいね♪♪m(__)m
三郷市に関する詳しい内容は、三郷市ホームページ へどうぞ。
概要・暮らしの情報・観光などの分野に細かく分かれていて、それぞれがコンパクトにまとめられている作りなので、三郷の早見表としての役割を持っているページですよ!



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