金沢からこんにちは!その2「現地入りから本番へ」


皆様おばんです!(笑い)
前回に引き続いて、初めての金沢訪問記と言いましょうか、この地での貴重な経験の記録として、つらつらと書き綴ってみようかなと思います。
何年か経ってこの記録を読んだとき、その頃の自分はいったいどんなことを感じているんだろう?
前回では、この貴重な経験に至った経緯を中心にして出発の前日までのことを話しましたが、 ブログの最後でも予告したようにこの章では金沢行きから本番までの様子を臨場感たっぷりにお伝えしますね!
あでも、書きたいことがたぁーんとありすぎて、ひょっとしたら本番前までの様子で終わってしまうかも知れません!
ってか、この記事って金沢から戻ってきてから書いてるし(苦笑)、タイトルも「行ってきました金沢へ」とかにした方がしっくりきたかも知れないかも!(?)


 

前日は、ほんとに遠足が楽しみな子供のような心境で、普段だったらノビ太君みたいにお休み3秒じゃないですが布団に入るやいなや数十秒で眠りに落ちて朝までぐっすりの自分が、
この日の夜ばかりはもう興奮して1時間近く眠れませんでしたよ!だって、明日の夜には十数年間ずっと憧れていた地に向けて出発するんですからね!
そんでもって、ようやっとこの時がやってきました。出発当日!!職業リハセンターでもちょっとでも油断するとすぐに気持ちが舞い上がってしまい、 午前中はそれでもなんとか平然を保ちながら訓練を受けていたものの、午後の電話応対訓練の時にはもうダメ!!
舞い上がる気持ちだけどんどん勢力を強めながら先に金沢へ行ってしまったようで、ロールプレイでも自分でも訳の分からない対応をしていた始末♪!(苦笑)
あぁー、先生ごめんなさいm(__)m この日だけはお許しを!(笑い)憧れの金沢の地に思いをはせすぎてしまい、この日学んだロールプレイはとうに消え去っていましたし!(苦笑)


 

訓練終了を告げるチャイムの後を追うようにセンターを飛び出し大急ぎで自宅へ戻り、早速荷造りを始めました。
金沢への経路は電車や飛行機などいろんな方法があるけれど、行きだけは夜行バスで行こうと決め手いました。「夜行バスって圧迫感もあるし疲れないー?」とよく言われましたけど、
自分は意外と平気だったりするんですよ。むしろ夜行バス結構気に入ってたりします。 衣装と名句道具・1日分の着替えにパソコン、そんでおまけに向こうで飲む用のビールを2本ほどとおつまみやらを入れてしまうと、結構な重量になってしまいましたね!
そして、新宿駅初の23時40分の金沢行きの夜行バスに乗り込み、憧れの地へ向けて出発しました!
夜行バスは実は初めてではないんですよね!大学生の頃に友達と大阪に旅行に行った時も実は夜行バスを使ったもんでね☆
バスに乗る時の必需品としてお気に入りのCDを沢山詰め込んだSDカードとICレコーダーを今回も持ち込み、最初のうちは音楽を聴いていたものの、
しばらくすると目の奥が重くなるような感覚がしてきて次の瞬間はもうドリームランドへ旅立ってました!
そんで、気づいた時には富山県付近を走行していたというから、相当ぐっすり寝込んでいたものと思われます♪


 

バスに揺られること7時間強、朝7時過ぎにとうとう憧れの地 金沢へたどり着きました!!
なんどもなんども夢にまで出てきた金沢に今自分が居るという現実がどうしても信じられなくて、この地へ足を踏み出す瞬間はもう胸がたかなりまくってものすごくどきどきしましたよほんと。 これが、本当の憧れなのかも知れませんねぇ。
しかし、一歩足を踏み入れたとたん、ヒェェー!さ、サぁームーイィーゾォー!一発で目が覚めそうなほどのひんやりとした空気!
それでも、自分の住んでいる地域とは全く違う清清しい空気が漂っていました。 日本でいちばん住みたい場所ランキングで北陸3県が上位を独占する訳も分かりますね☆
学校の先生も暖かく出迎えてくださり、早速同学校の寄宿舎へ向かうことに! 事前に駅周辺で朝食が食べられるところをリサーチしていましたが、石川盲学校の暖かいご行為で、
寄宿舎の朝食と昼食を手配してくださった上、使用していない部屋を休憩室として確保してくださったことは、本当にありがたかったです☆


 

金沢に来る前、ステージ構成を練る傍らでインターネットや近くの図書館を利用して、金沢に関する下調べも欠かしませんでした!
どんな所でもぜんぜん知らないで行くのと、ある程度知識があって行くのでは、それぞれの地域に対する感じ方もぜんぜん違ってきます。
やっぱりねぇ、郷土を愛する心とか、地域の特色を大切にする気持ちは、絶えず持ち続けていたいですからね☆
金沢に伝わる民話も読んだし、市の歴史や方言に至るまで、とにかく調べられるところはとことん調べました!


 

朝食を済ませて休憩室に案内されると、そこからお昼までは好きなように過ごしてかまわないとのことだったので、
本番前最後の練習(トーク部分)をしたり、パソコンで自分の日課である大手新聞5紙の朝刊コラムの読み比べをしたりしていました。
何度も練習をしていると欲というのは自然と出てきてしまうもので、普通にトークするだけじゃつまんないよなあ!せっかくだったら金沢弁を織り交ぜながらしゃべりたいよなあという無謀なことを思いついてしまったからさぁ大変!!
ってことで、予定外の金沢弁のお勉強と実際にしゃべる練習も平行して始めました。 (金沢弁の特徴をここで書くともうとてつもなく長くなってしまうので、次の章で詳しく触れようかなあと思ってます。)
それにしても、この部屋の前を通った人たちからしてみれば、かなりおかしな光景に映っただろうなあ☆
だって、普段は使用していない部屋の中からぎこちない金沢弁が絶えず聞こえてくるんですから、ある意味不気味ですよね♪(苦笑)
その証拠に、時々お茶を入れに来てくれた寄宿舎の指導員の先生も目が点になっているような雰囲気でしたからね!
石川盲学校の七不思議にならなければいいんですけど…!!
「文化祭当日に、寄宿舎の部屋からおかしな金沢弁を連呼する声がなんども聞こえてきてかなり怖かったぁ!」ってね。


 

そんなこんなで、結構4時間というのはあっという間に経ってしまうもので、もうお昼の時間になってしまいました!
昼食を済ませれば、あと30分後にはもう本番なんですもの!
さすがにこんな間近に本番を控えるとだんだんと緊張してきて、思うように食事も喉を通りませんでした。まるで、劇団公演の本番前みたいな間隔でした!
そんなこんなで昼食を済ませて荷物をまとめ、会場の体育館へ行きピアノの感覚に慣れたりマイクとピアノのバランスのチェックをし、
簡単なリハーサルをした後、衣装に着替えていよいよ本番の時を迎えました。本番では、いったいどんなことが待ち受けているでしょうか?
そのどきどきの様子は、次回へ続く!!


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