金沢からこんにちは!その1「心臓が飛び出そうな興奮の中で」


 

皆さんこんにちは!いつもとは一味違うタイトルに「いったい何のことやねん??」 と疑問符を頭の中にいくつも躍らせている方々もきっと多いでしょうね☆
突然ですが、実は私は今、金沢に居るんです!あ、あの、念のため言っときますけど、横浜市の金沢区じゃありませんよ!(爆笑)
正真正銘の(なんて言ったら怒られますが)石川県の金沢市です。同市にある石川県立盲学校の文化祭で、
ピアノ演奏とトークを交えたステージをやってくれないかというお話をいただき、 こんなチャンスはめったにないと思い、初めての試みに挑んでみようという訳なんですね!


 

このお話を最初にいただいたのが、半年ほどぐぐっと遡って5月の初旬のことでした。
自分の所属する障害者団体の親分に当たる全国組織の方から、ある日突然電話がかかってきてそれに出てみると、
突然「あなた、金沢で演奏経験してみる気ない?」と予想外のことを聞かれました! 「えっ?なに?えっとぉ!どういうことですかねえ?」
いきなり動揺しだす自分がそこには居ました。それもそのはずですよ!最近では劇団ふぁんハウスの音楽担当としての活動がほとんどだったから、
話としてはすごく嬉しいことではあるんだけれど、クラシックピアノをメインとしたステージなのか、ざっくばらんな感じのステージなのかも最初は分からず、
なによりも職業訓練も稽古も休みたくなかったというのが正直なところでした!
しかし、それを言ってしまってはせっかくのチャンスを逃してしまうだけじゃなくて、自分自身がそんな閉鎖的になって後で後悔することだけは避けたかった。
目の前にあるチャンスがきっかけでまた新たな大切なつながりが生まれる、こんなすてきなチャンスは人生でそうしばしばあることじゃないし、
そのチャンスで自分の新たな強みになるかも知れないと思い、「ぜひ経験してみたいです。お願いします」ってな感じの返事をし、そこから金沢行きの長いながーい計画は始まりました。


 

これは予断ですけど、自分は全身全霊で埼玉県への憧れを抱いてることは火を見るよりも明らかですが(笑い)、
実は日本全国でも憧れの場所というのはいくつもあって、金沢市は北陸地方の中で十数年前からずっと憧れていた地でした。
観光でもいい、どんな形でもいいから一度は金沢へ行って見たいと思い続けていたこの地に、こんなすてきなチャンスによって実現にこぎつけたのは、 しばらくの間は我をも忘れて舞い上がってしまいましたね!
こんな貴重な話をいただいてそれに返事したはいいけれど、まだ先のことだという気持ちがあったのか、出発1ヶ月くらい前まで全く実感が沸いてこなかったんですよ!(苦笑)
何度か学校の担当者の方と電話のやりとりを経て、盲学校の生徒さん向けで50分前後のステージと、
次の日の一般の方向けの20分前後のステージのツーステージ行うことになったから、もう大変!
でも、大変と言いつつも二つのステージの構成を練っているとなんだか少しわくわく感を覚えたのも事実でした!
まあ、構成と言ってもしゃべる内容をある程度詰めておくことと、どのタイミングで演奏時間を入れるかというだけのですけどね☆
あらかじめこの曲みたいに決めてしまうよりも、以前から即興が大好きだった自分なのでその時の雰囲気に応じて曲目を選ぼうと考えていました。
いわゆる、何が出てくるか分からないびっくり箱みたいなプログラムにしようとたくらんで(笑い)……、あぁーいやいや、計画していました。


 

そしてそして、いよいよ金沢行きを前日に控えた日、まるで子供の遠足の前日みたいな心境になっていました。 ……ってなところで、そろそろ時間になってしまいました!(えっ?なんの時間だよ?) 次回は、金沢入りから本番の様子をたっぷりとお伝えいたします☆お楽しみにぃー♪☆!


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