まずは、びっくりすることに生姜と一言に言っても世界中で1300前後の種類があるというんだから、これだけでたまげてしまいますね!(笑)
これを全部書いているとこれだけでこのページの容量を使い果たしてしまいそうで、それだけでなく
私自身も頭がショートしてしまいそうなので(苦笑)、今回は分かり易い部分だけ取り上げてみましょう☆
まずは、種類を説明する前に大ショウガ、中ショウガ、小ショウガというように生姜は大きく三つに分けられているんです。
その中で、収穫時期や使用方法などによって生姜の呼び方が変わってくるのです♪
大ショウガの代表的な品種は、近江生姜と呼ばれているもので、日本に生姜が伝わった頃に滋賀県付近で栽培されていたところからこういう呼び方が生まれたようなんですが、
近江生姜と呼ばれるようになった明確な理由はまだ分かっていないんだそうですよ!
根茎の部分がとにかく大きくなる品種のことで、1000キログラムにも一株から取れると言われていて、
「根ショウガ、ひね生姜」として一般的に流通しているもので、スーパーで普通に売られている生姜の代表格と言ってもいいかも知れません!
まるまると太くて繊維がしっかりしているものが新鮮だとされていて、辛み成分もしっかりとまんべんなく残っていると言われており、
様々な調理に適した万能生姜と言っても過言ではないでしょう。!
続いて、中ショウガに分類される代表的な品種に、三州ショウガというものがあります!
国産生姜の代表選手と言ってもいいほど、四国や九州付近で栽培されている品種で、色が黄色くなっているところから「黄生姜」とも呼ばれています♪
そもそも、生姜の原産地は熱帯アジアと言われていて、薬用として中国から日本に伝わってきたとされていました。
現在のように食用として広まって行ったのは江戸時代頃だそうですよ。
国産生姜の出荷量が群を抜いて首位の座を維持し続けている高知県で、品種改良を経て生まれた辛み成分がとにかく強い「小金生姜」という種類も、この中ショウガに分けられるのです。
名前のとおりひね生姜ほど大きくはありませんが、国産の生姜としてちょっと敷居の高そうなスーパーやそれこそアンテナショップで主に売られています!
それでも、現在は販売元が通販サイトを開設しているところも非常に多く、販売元から直接購入することも容易にできるようになったので、
国産のブランド生姜も徐々に日常生活の中に溶け込んで普段使いしやすくなったというメリットが生まれたことも事実ですね☆
最後に、小ショウガに分類される品種として「谷中生姜」通称葉生姜というものがあります!
この「谷中生姜」という名前の由来は明確で、その昔谷中本村(現在の西日暮里1丁目や2丁目付近のこと)でかつて栽培されていて、
排水も良く西日も当たらず水にも恵まれているという絶好の地で栽培される生姜は、香りも良くお盆の贈答品として使われていたんだそうです!
そんなところから、「盆ショウガ」という通称まで生まれたんだそうですよ☆
葉生姜は生で食することもできる特徴から、味噌をつけてそのままかじったり焼き魚の付け合せにする「はじかみ」としても広く利用されています。
その他にも、生姜の加工品や漬物などにも利用されているので、紅しょうがを作る際にもよく利用されると言えばより分かり易いかも知れませんね!
ということで、皆さんがスーパーなどでよく見かける生姜は、ほとんどがひね生姜だったということになりますね☆
まぁ、ほとんどというのはちょっと言い過ぎな部分もあるかも知れませんが、摩り下ろしてもきざんでもスライスしてもみずみずしいひね生姜ですが、時として袋の中でいくつか分離してしまった状態で売られている場合もありますね!
もちろんそれが悪いということではありませんが、先ほど大ショウガのところでも触れていますが、
分離しておらずコブが少なく繊維がはっきりとでているものが、より鮮やかで新鮮な生姜を選ぶコツだと言われているんです☆
皆さんもぜひぜひ参考にしてみてくださいね。
そうそう、紅しょうがやガリももちろん生姜から作られる加工品ですが、これらにもちゃんとした明確な由来があるんです!
しかも、これらには関東と関西という地域差も大きく影響しているんですけど、次回はガリと紅しょうがの違いをじっくり語っていくことにしましょう!
それでは皆さん、本日もginger up!!