同じ野菜と混同されることもあるとかないとか?


このコーナーが生まれたのが、2年前の6月15日だったわけですが、早いもんでこのページも3年目に入りましたぁ!
そもそも、金沢市の香辛料の神様を奉ってある神社の話題を紹介したときに、6月15日が生姜の日として2006年に永谷園が制定したことを知ったのがきっかけで、
私自身も生姜が好きだしいろいろと実験的に生姜を活用してきたことを皆さんと共有したいと思って立ち上げたのが、このページでした!
もちろん全てではないし科学的根拠もありませんが、現在でも毎日いろいろな方法で生姜を摂取しているからか、今のところコロナも寄せ付けない工夫はし続けています!
梅雨が明けたら本格的な夏、そうめんや冷麦等の薬味としても大活躍しそうな生姜とともに、実は茗荷を入れるという人も少なくないとか!
確かに、生姜と茗荷って漢字で書けばぜんぜん違うけど名前の響きはすごく似ているし、同じ植物化に属する野菜なんじゃないかって考え始めたら、ちょっぴりもやもや♪
違いを説明しろとか言われたら、絶対にうまく説明できない自信はありますぞ。(苦笑)
まぁ、生姜のことはこれまでだって何十回と触れてきているので、生姜の日に更新する今回は茗荷にちょっくらスポットを当ててみようかってところです☆
茗荷もすごく清涼感のある香りがしますけど、いったいどんな共通点があるのでしょうか?


生で食べると何となく苦味を感じることの多い茗荷ですが、温帯の東アジアで多く栽培されていてショウガ科に属する多年草なんです!
土の中で育つ根茎の部分が生姜なのに対して、若芽の部分を料理や付け合せに使うことが多いのが茗荷なんです!
また、料理の幅も広く、サラダの材料の一つにもなったり、天麩羅の具材にもなるだけでなく、胡瓜と和えて酢の物にしたりお味噌汁に入れても美味しいですね☆
芽が柔らかいので包丁でもとても切りやすく、しゃきしゃきといったような独特な音がするのも、
栄養素もカリウムと食物繊維が特に多いのも、茗荷の大きな特徴なんですね!
まさに初夏から旬として使われる薬味の定番の一つで、例えばそうめんや冷麦に入れると爽やかな香りと深みのあるまろやかな味になるので、
生姜がちょっと苦手でも茗荷であれば食べられるなんて人たちも少なくないんだそうですよ☆


ところで、生姜と茗荷はどちらも香辛料野菜で原産地もかなり近いという共通点があるけれども、
生姜とともに大陸から茗荷が持ち込まれたときに、「兄香(せのか)とか「妹香(めのか)という、摩訶不思議な言葉で識別していたんだそうです!
いったいなんのこっちゃという感じですけど、生姜は辛み成分や香りも強いので、香りが強い=「兄香(せのか)と呼び、
茗荷も爽やかな香りですが生姜ほどは刺激が強くないので、香りが弱い=「妹香(めのか)と呼ばれていて、この二つの呼び方で区別していたんだそうです!
お兄さんと妹に見立てて区別するという方法もユニークだし、江戸時代には現在の早稲田に当たる地域は一面の茗荷畑が広がっていて、代表的な茗荷の産地だったんです!
文京区の地名に「茗荷谷」というのがありますが、この地名も一面の茗荷畑を見下ろす谷だったところから付けられているというから、面白い由来ですよね☆
つまり、生産地も熱帯アジアや東アジアといったように近いこと、どちらも香辛料野菜であり多年草であること、
大陸から伝わってきた際に「兄香」と「妹香」と呼ばれて区別していたという実に多くの共通点があることから、生姜と茗荷は兄弟のように分類されることも結構あるんだそうですよ!
これからどんどん暑くなってくる夏を乗り切るために、うまく生姜と茗荷を摂取して乗り切っていきたいものですね☆


いかがでしたでしょうか。ものすごくかいつまんで駆け足で茗荷の特徴を紹介しながら、生姜との共通点を皆さんと一緒に探求してみましたぁ!
まさか、東京の地名にある茗荷谷が江戸時代に存在していた茗荷畑を見下ろす谷だったところから付けられた名前とはねぇ♪
7月10日の納豆の日には、納豆巻きや本来の納豆が少しだけ安くなったり、茨城県のアンテナショップでは納豆のPRをするみたいに、
生姜の日もいくつかある生姜の専門店では生姜を安く販売するセールをやっていたり、生姜の活用法を紹介した映像やリーフレットなんかもあるというし、
この日を制定した永谷園も何か生姜にまつわるイベントをやればいいのになぁと思っている次第です、はい!
来月から、再び生姜を使ったお手軽レシピを紹介していかれればと思案しているところであります!
それでは皆さん、本日もginger up!!



免疫力UP食材「生姜の魅力を再発見!」〜手軽に「ジン活」始めよう♪の目次に戻る
資料館のエントランスに戻る
トップページへ戻る