☆全身を温める完全栄養食☆


気が付くと、最後にこのコーナーを更新したのは、なんとびっくり7月なんでしたm(__)m
そのときに、「毎月の更新ができるようになり復活感が戻ってきた」なんて偉そうに大見得をきったようなことを書いてしまったことを、少なからず後悔しています。
いやぁー、調子に乗って大風呂敷を広げたようなことは書くもんじゃないということを思い知らされました。皆さん本当に失礼しましたm(__)m
3ヶ月間のブランクを経て戻ってくると、もうすっかり季節は秋真っただ中ということで、以前このコーナーで1年それぞれに季節湯があることを紹介しましたが、
10月はなんと生姜湯なんですね。真っ先に飲むほうを想像される方が多そうですけど、 お風呂に入れてさらに体を温めようという効果があるので、銭湯でも結構採用されている店舗も多いんだとか。
これからだんだん寒くなって冬に向かっていくので、こんなメニューもどうかなぁと思って選んでみたのが、
これだけで一気に体が温まりそうな「生姜味噌おでん」です何でも、極寒の闇市で生まれたというルーツがあるんだとか。
歴史をひも解いて行きながら、簡単なレシピも紹介してみましょう!そして、今回も例によって変化球も飛び出すかも!!(笑)


☆そもそも生姜味噌おでんはどんな風にして生まれたのか?☆


以前このコーナーでも紹介したことがありましたが、味噌汁に生姜を足すとさらに免疫力も上がって
体を温めてくれることを紹介したことがありましたが、生姜味噌おでんもこれと同じ原理なのかも知れませんよね☆
それもそのはず!このおでんは、東北地方は青森県の戦後の闇市で生まれたんですね。 戦後の混乱が残る昭和20年(1945年)、青森駅の周辺に雨後の竹の子のごとく作られた闇市(屋台)で、
シンプルなおでんに甘味の効いた生姜味噌だれを付けたものを提供したところ、これが思いの他好評だったんだそうです☆
「それって味噌田楽なんじゃ?」と思われた方、あれは一つないし二つの具材を串刺しにして味噌だれを付けていただくものなので、若干違うんですね。
これは、普通のおでんに生姜味噌だれが乗せられているので、生姜と味噌の相乗り効果で体が温まるだけでなくて、
大根や筍やゆで卵など栄養価の高い食材も入れられているので、健康的な栄養食なんですね☆
特に寒さの厳しい冬に、青函連絡船に乗り込もうとする船客の体を少しでも暖めようと、 ある屋台のおかみさんが味噌に生姜を摩り下ろして入れたおでんを出したところ、それが喜ばれて一気に広まったと言われています!
寒い冬に生まれたこのメニュー、手軽に暖を取ることもできるだけでなくて普通のおでんに生姜味噌をお好みで調節できるので、
それこそおでんから作るのは面倒くさいけど、生姜味噌だけ作っておけば市販のおでんに乗せていただくなんて方法も楽しめそうですよね。


☆手軽にできる生姜味噌おでんの作り方?☆


まずは2人分の材料を紹介していきましょう! 焼きちくわが2本、大根とコンニャクは100G(おそらく1本少々なのかも)。
そして、ここが青森おでんの肝です。つぶ貝が2個、さつま揚げが2枚、筍はグラム(水煮になっているものを使うがベスト)
結び昆布が10グラム、ゆで卵2個、そして1000MLのお水。
ここまでは普通のおでんの具材ですが、続いては調味料。みりんが大さじ1、醤油と料理酒は大さじ2、お味噌は50グラム、そして大さじ3杯のだし汁、砂糖が大さじ1。
本格的なおでんを作るには、やっぱり調味料も多いですよね!(苦笑)それでは早速作っていきましょう☆
まずは下ごしらえ。まずは茹でたコンニャクを食べやすいサイズに切って、輪切りにした大根をゆでておきます。
さらに、ちくわは二等分にして斜め切り、さつま揚げを半分に切っておいて筍はくし形に切っておきましょう☆
つぶ貝は茹でてから殻から出して内蔵を取り除いていきましょう!
下ごしらえして置いたこれまでの材料を1000MLの水をはったおなべにみりんと醤油を加えて煮込んでいきます。(弱火でじっくり煮込むのがコツ)
その間に、小なべを用意して先ほど用意しておいた調味料とおろし生姜をいれて練り混ぜながら、お好みの固さまで煮詰めて生姜味噌だれを作っておきます。
そして、おでんを盛り付けたあとこの生姜味噌をたっぷりと載せて完成です。


我が家では、例によってこのだし汁と書かれた材料をにんべんで代用してしまい、さらには市販のおでんパックをおなべで煮込むというずぼらぶり!(笑)
あ、ずぼらというのはちょいと言い過ぎましたが、それこそ上で紹介したおでんを本気で作るのが面倒くさいときって誰しもあると思いますが、
これが変化球ということでおでんパックとつぶ貝だけ買ってきてそれをにんべんで煮込み、生姜味噌だけ作って食べてみたんですが、
これだけで一気に体が温まってきてすごく健康志向の食事を食べている感覚でした☆
10月はまだまだ夏日のときもあれば冬じゃないかって思うくらい突然寒くなるときもあるといったようにとにかく気温のさが激しいので、
こんな風に栄養食に生姜味噌を合わせる方法は値千金なのかもしれません! 風邪も引きにくい体づくりにも最適だし、まだまだ油断を許さないコロナやらインフルやらの感染症からも守ってくれそうですね。
生姜味噌は作り置きもできるので、大目に作っておいて冷凍して用途に応じて使うこともできるので、なかなか活用範囲も広そうです。
味噌汁にただ生姜を入れるのではなくて、砂糖やみりんや醤油なんかの調味料と合わせることでピリ辛ではなくて、ほんのり甘さも感じられる生姜味噌は、
極寒の地の人々の知恵と工夫の末に生まれた体を温めてくれる最強な調味料と言っても過言ではないでしょう。


いかがでしたでしょうか。生姜味噌を使った生姜味噌おでんは、これから寒くなって行く冬には欠かせない栄養食だと思うし、
本格的におでんを作って楽しむも良し、手軽におでんパックで味変を楽しんだりと、いろいろなバリエーションがありそうですね☆
強い殺菌力と末端まで熱を運んでくれる生姜に味噌を加えた生姜味噌も、作り置きができるというところにも、生姜の度量の大きさも感じられます☆
このコーナーも不定期更新にはなってしまうかも知れませんが、それでも皆さんと一緒に生姜を使ったお手軽レシピやトリビアなんかも共有して行かれたらと考えています。
それでは皆さん、本日もginger up!!



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