第7回、abnormal weather/extreme weather


 

6月に息を吹き返してきたと思ったら、またも5ヶ月近くこのコーナーを放置してしまっていました!(汗)いやぁーすみませんm(__)m
その間、よく使われているであろう英語表現を模索してもいましたが…。
時々休んでしまうものの、まだまだ元気な連載コーナー、「なるほど!E天気」の7回目をお送りいたします。


 

 

近年では、夏に異常な暑さゆえに「酷暑」なんて言葉も聞かれるようになったり、
そうかと思えば季節感を失いそうなほどの気温の変化や局地的にゲリラ豪雨が発生したりと、最近の日本の気象もなんだかおかしいですよね!?
メディアでも、「今年は異常気象でした」とか「各地で異常気象が報告されています」というように再三取り上げられてしまっていますが、
英語でも異常気象を表す表現はいくつかあり、最も多く使われているのが「abnormal weather」(アブノーマルウェザー)とか、「extreme weather」(エクストリームウェザー)というものがあります。
発音するにも、舌を噛みそうなくらい難しいですね。(苦笑)


 

どちらも「異常気象」を表している表現ですが、abnormalは「標準的な」とか「正規の」という意味があり、
abnormalは全く逆の意味を表している単語です。
extremeには「異常な」や「極端な」という意味を持っていて、どちらかと言えばこちらの表現の方が異常気象に近いフレーズかも知れませんね!
どちらの表現も、元々は「稀に起こる異常な気象現象」という意味で使われていたものですが、
英語版の気象サイトやNHKニュース7やニュースウォッチ9の天気予報等でも普通に使われる表現となってきつつあり、
特に気象庁の英語版サイトでも使用頻度の高くなってきた表現と言えるでしょう。


 

「I am worried about abnormal weather.」というと「私は異常気象を心配している」という和訳になり、
英語圏の日常会話等ではabnormalを用いる表現の方が多く使われているようです。
とは言え、最近局地的に激しく天候が荒れることも多く「異常気象」という言葉の概念も変わってきつつあるようで、
「severe weather→激しい天候」なんて表現まで使われ始めていますが、異常気象がこれ以上起きないことを切に祈らずにはいられませんね。

音声(異常気象)

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