今月の市町村


 

今年も早くも4分の1が駆け抜けて行き、とうとう2011年度(平成23年度)へと突入しました。
毎年のように感じてることですが、自分の中では新年を迎えるときよりも新年度を迎える直前の方が、
背筋がぴーんと伸びるようないい意味で緊張感を持っていてすごく実感が沸くんです。
この思いは毎年変わりませんが、今年の3月11日に東北地方を中心に突如襲った「東日本大震災」という未曾有の災害に、
福島原発事故と、戦後類を見ない災害に見舞われています。
皆さんのお住まいの地域は大丈夫でしたか?この災害が、日本のみならず全世界にも大きな衝撃を与えました。
被災地の1日も早い復興を祈りつつ、この災害を体験した中でも、新たなことに チャレンジしたりスタートを切る全ての皆様にエールを送ります。
不安は尽きないものの、こういう時期だからこそ平凡ながらも普通に生活が送れることのありがたさをかみ締めながら、
精一杯の思いで生活することが、被災地の皆様へのなによりの励ましになると、私はそう思っています。


 

このコラムでも、東北方面は何度か訪れているだけに、今回の大災害のニュースには心が痛みますが、
それでもこのコーナーも通常通りに市町村の魅力を捜し求めて、今日も旅をしています。
そうそう、このコーナーで合いの手を入れたり質問しているキャラクターのNACKNが、命名されて4周年を迎えました。
 NACKN あぁー良かった。忘れられたかと思っていましたよ!
 AMATY いやぁー、大丈夫だよ。この名前、すごくインパクト強いし、忘れるわけがないですって!
 NACKN アハハハ。あ、そういえば、私の名前の命名者も、確か出身は東北とか言っていたよね。クイールちゃんは、果たして大丈夫なんだろうか?
 AMATY おぉー、よく名前まで覚えていたね。今は東海方面に越しているけれど、東海でも誘発地震が頻発したから、心配だよね。
 NACKN クーちゃんの無事をひたすら祈ってます。
 とまあ、新年度早々少しお硬めな話題でスタートしてしまいましたが、
今回は北関東の豊富な温泉地として知られる、栃木県の那須塩原市を取り上げて見ましょう。
 NACKN おっ、温泉地かぁ。いいねえ。以前に群馬県の嬬恋に行った時も温泉を取り上げていたけど、
温泉って全身だけでなく心までほっとさせてくれるよね!
 AMATY ほんとだよね。じゃあ、今日も交通案内よろしくね!
 NACKN はいはい。本来は池袋から湘南新宿ラインで行けるんだけれど、震災による計画停電の影響でこの路線が運休しているため、
ずいぶん時間がかかるけど埼京線で大宮まで行き、そこから東北本線(宇都宮線)で那須塩原まで行けるよ。
 NACKN そっか、普段だったら湘南新宿で直で行けるんだよね♪ 直通路線ってのも、依存しすぎちゃいけないね♪
 NACKN おっ、硫黄のにおいがしてきたぞ。やはり温泉郷に相応しいね☆


 

那須塩原市ってどの辺りなんだろう?


 那須塩原市は、栃木県の北部に位置し、都心から凡そ150キロメートル圏にある東北地方にもっとも近い関東地方の市町村なんだよ。
2005(平成17)年1月に周辺の市町村を編入したり合併させたりして誕生した市町村なので、中心地がさまざまな方向へ拡散しているところも
この市の大きな特徴の一つといえるね。
そして、市の半分を山間部が占めていることから、1年を通して高原性の気候であること、昔から酪農が盛んなところもこの市ならでわの特徴ですね。


 

山間部の気候って夏はいいけど冬はむちゃくちゃ寒そうだよね!酪農が盛んだというけれど、どれくらい盛んなんだろう?


 おっ、またしても違った切り口での質問だね♪☆そう、那須塩原市は、北海道に次いで生乳の生産がもっとも盛んで、
もう一方は多くの河川が市の半分を占めているところと、この境目などによく見られる扇子のような形をした地形である「扇状地」が点在しているので、
生乳作りには適した土地と言われているんだよ。
栃木県でも主生産地となっていて、本州では生産量第1位を誇っており、全国的にも4位なんだって。
複合扇状地の連なる「那須野が原扇状地」の扇頂部分近辺には、数多くの牧場があるということは、
この中には観光地としての役割を果たしている所もきっと多いんだろうな。


 

また、この那須野が原扇状地に近いこの地区は、那須疏水という用水路を中心とした水田地帯が広がっているので、、
酪農のほかにもお米の生産地という顔も同時に持っているよ!
東北のササニシキとか新潟のコシヒカリってものすごく有名なお米だけど、この地区で作られているお米はなんていうブランドのお米なんだろうね?


 

へぇー、乳製品の主生産地だったとは初耳だったなあ。お米のブランドも期になるところだけど…!で、観光地は当然温泉が中心かな?


 そうだね、確かに温泉郷が大部分を占めているけれども、名所や旧跡なんかも沢山残されているよ!
一般県道の黒磯田島線の上に作られた道の駅、「道の駅明治の森・黒磯」が整備されているよ。
ここは、外務大臣等を歴任した青木周蔵の別荘で、国指定重要文化財として知られる「旧青木家那須別邸」だったところに物産センターを整備し、
現在の道の駅として市民に親しまれているよ!


 

そして、那須塩原の名物としても親しまれている、旧塩原町町内の箒川沿いの谷間に点在する11の温泉からなる「塩原温泉郷」は、
那須高原への玄関口としての役割もしっかりと担っているね。
那須町にある那須岳の周辺に点在し、俳人の松尾芭蕉が再三訪れたことでも知られ、皇室が静養に訪れる那須御用邸を備えた
塩原温泉郷と並ぶ顔となっている県内有数の歴史アル温泉地である「那須温泉郷」も忘れてはならないね。


 

この地区は、東日本の温泉番付においても、群馬県の草津温泉に次ぐ効能を秘めた温泉としても海外にも広く知られている所なんだよ。
だから、当然温泉宿も市内にはものすごく多く整備されているんだって。心まで癒してくれそうだよね!


 

数々の温泉郷を抱えた山岳都市 那須塩原市。
お隣の黒磯市とともに那須高原の玄関口となるこの市は、工業の面でさまざまなタイプの車が多数製造されているのも、隠れた特徴なんだよ。
その代表格となるのがブリジストンやその関連の工場も立地しているんだけど、このブリジストンという名前、
私が子供の頃に「ここは石橋さんって人が作った会社なんだ」とかよく聞かされたものでした。けれど、それは冗談で言ってるんだと思ったら、
これが本当のことだったと知ったのはかなり後になってからのことなんでした!(苦笑)
会社にも歴史ありなんですね。
那須塩原市に関する詳しい内容は、那須塩原市ホームページ へどうぞ。
各分野のページが非情に分かりやすい構成のページです。


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