今月の市町村


 

2010年も、気づけばあと3ヶ月!!10月に入り、涼しいというよりも少々肌寒いこともあって、めっきり秋らしくなってきましたよね!
本来だったら、夏のうだるような暑さから、少しずつ風が爽やかで涼しくなっていくもんだと思うけれど、
今年の気候ときたら夏の暑さに突然に秋が割り込んでくるといった感じで、おかげで気温も二桁で変動するなんてことも日常茶飯事。(苦笑)
これも、ひょっとしたら異常気象かも知れませんね!頼むから、気温の激変動だけは簡便してくれと、毎日そう思い続けています。
ところで、皆さんは、秋の味覚ってなにか食べました?秋刀魚とかクリとか、いくら、それに柿も代表選手ですよね!
自分は、まだこれらにはお目にかかっていませんが、実家からクリの渋皮煮とイクラの醤油漬けが送られてくるので、毎年これらをかなり楽しみにしています。
行楽の秋、読書の秋、スポーツの秋、皆さんそれぞれの秋を満喫してくださいね。というより、こう寒くちゃ行楽の秋はまだしばらくお預けかな(TT)


 

そんな時でも、このコラムは1年を通じてゆっくりと時間が流れていくように、のんびりと旅を続けています。
少しでも皆さんの行楽のおともや旅行のほんの参考となれば、これ以上嬉しいことはないですよね!
 NACKN 行楽といえば、年に数十日ある祝日や連休はほんと行楽には最適だよね?
 AMATY そうだよ。特に社会人になったら、この祝日の1日はなによりもありがたい存在なんだよ。
 NACKN へぇー、そんなもんかなあ!でも、考えてみれば毎日働きに出てるんだもんねぇ。たまの休みって確かにありがたいかもね。
 AMATY NACKNもあと10年くらい経てば、このありがたさが身にしみてわかるようになるよ!
それにしても、いつになくまじめだねえ!
 NACKN ちっちっち!たまにはこんな日があってもいいかなあって☆
 そんな訳で、今回は「多古米」というお米の産地としても知られている、千葉県の多古町を訪れてみましょう。
いったいどんな個性や魅力に出会えるのか、今からわくわくですね!
 NACKN おぉー、多古町って名前は聞いたことあったけど、確か銚子連絡道路の「横芝光インターチェンジ」から、約20分くらいで行けたんじゃなかったっけ?
 AMATY そうそう、よく知ってたねえ。すごいぞ!けれど、電車で行くのはちょっとだけ大変なんだよ。
形成スカイライナーで空港第2ビル駅から、成田空港間シャトルバスに乗り多古町役場前で降りれば、そこがもう多古町だよ!
 NACKN なるほどねぇ。さすがに電車で行ける方法があったのは知らなかったなあ。
また一つお勉強だぁm(__)m


 

多古町ってどの辺りにあるの?


 多古町は、千葉県の香取郡に位置している町の一つなんだよ。
下総台地と九十九里平野に挟まれたこの町は、中心部を栗山川が貫き、 西側は成田空港に接している所なんだ。
町の水源である栗山川は、九十九里平野最大の河川としても知られていて、「多古米」と呼ばれるお米もここから作られているんだよ!
今では、下総という地名は「しもうさ」と呼ばれているけれど、当時は「しもふさ」と呼ばれていたんだとか。
いったいなんで、しもうさと呼ばれるようになったかは不明だけれど…。

 

へぇー、多古米かぁ。蛸飯なら知ってるんだけどな!(笑い)で、この町の歴史なんぞ知りたいなあ?


 んもう、そんなことばかり言ってると多古町民に怒られるぞ!(苦笑)
みんなも、歴史の授業でおそらく最初に習うであろう縄文時代まで遡ってみると、
この町にも大きな木をこり抜いて一本の木で成形された、いわゆる「丸木舟」と呼ばれる舟や、
土器などの縄文時代の遺跡が多く発見されているんだって。
それに、古墳時代になると、房総最古といわれる埴輪が発見されたしゃくし塚古墳に代表される柏熊古墳群とか、
北条塚古墳群といった群集塚古墳も数多く点在していたんだよ!


 

ちなみに、この回で話題になっている多古米が最初に作られたのは、稲作が盛んだった弥生時代と言い伝えられているから、
現在でもこのお米は多古町のブランド米として広く知られているんだよね!


 

ウーム、ちょっと難しかったけれど、多古米がそんなに大昔から作られていたなんてびっくりだったよ!ところで、多古町っていつ発足したんだろう?


 おっ、なかなか珍しいタイプの質問だね♪この町はもともとは多古村という村だった所なんだ。
1889(明治22)年の4月、廃藩置県とともに町村制が施行されて、周囲の村々を合併させて多古村としてスタートしたんだ。
その2年後の1891(明治24)年に、多古村が町政を施行したことで初代の多古町が誕生し、戦後の1951(昭和26)年、
この町に隣接していた東条村が合併され、2代目の多古町として動き出したよ☆


 

これだけでも数多くの合併を繰り返しているのに、さらにその3年後の1954(昭和29)年の3月末に、
周辺の三つの村を合併し、3代目多古町、つまりは現在の多古町として再度スタートしたというわけなんだ!
平成の大合併というのはいたる所でなされているけれど、この時期でも頻繁に合併を繰り返していた市町村があったんだね。
いわゆる、「昭和の大合併」といった感じでしょうかね!


 

へぇー、結構変動が激しい市町村だったんだねぇ。それじゃ、この町の特産や観光スポットでなにかあるのかなあ?


 そうだね。この町の特産と言ったら多古米はもちろんなんだけれど、
全国で生産量第2位を誇る「やまといも」もすごく有名だよ!
でも、やまといもの生産量第1位がどこなのか私もよく分からないんだよね!(苦笑)


 

観光スポットとしては、国道296号沿いに設置されている「道の駅多古」とか、平安時代の前期に活躍した
武官の「坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)」が参拝したと伝えられる「松崎神社」は、
この町を代表する観光スポットと行っても過言ではないね!
この時代は、この町が特に九十九里浜から香取海、さらには陸奥国への交通の要衝でもあった所だから、
多くの武官がこの神社を参拝していたのかも知れないよね!


 

多古米の産地であり、歴史に育まれた成田空港のお膝元、多古町。
千葉県といえば、少し前までこの町の近くに八日市場市という市町村があったんだけれど 、私は、ずいぶん小さい頃なにを勘違いしたのか、
この市町村名を八日市場市ではなく不覚にも「妖怪千葉市」だと思い込んでしまっていたことがありました。(苦笑)
そんなことがあってか、千葉県民にはほんと申し訳ないと思いつつ、勝手に「千葉県って妖怪発祥の地なんだ。ひゃぁー恐ろしい!とまで勘違いしていたものでした。
確かに、八日市場市をひらがなで書いて 切るところを間違えたら「妖怪 千葉市」とも聴こえなくはないですよね!
ってほんと、千葉県民の皆さん、ごめんなさいm(__)m
多古町に関する詳しい内容は、多古町ホームページ へどうぞ。
とても温かみに満ちたページで、町長の言葉にちょっと感動します。


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