今月の市町村


 

9月に突入しても、まだまだ夏の勢いは衰えることを知らないというほど蒸し暑い毎日ですよね!
確か昨年は、お盆を過ぎたあたりからあちらこちらに秋の気配が訪れ始め、風もどこか心地よかったのに、
今年ときたら、日中35℃は当たり前だわ、毎日のように気温の記録が塗り替えられるわ、
1ヶ月以上もの熱帯夜でなかなか寝付けなかったり、暑さのあまり早朝に目が覚めてしまうなんて方も、すごく多いことでしょうね。
スーパーなどには早くも秋の味覚が並び始め、洋服売り場に行けば秋物はもちろん、
場所によっては冬物のファッションが揃えられていたりするところまであり、汗が今にもにじみ出てきそう!!
それに、8月末に毎年放映される24時間テレビを見ると、 ふと夏の終わりのような寂しささえ感じてしまいますが、皆さんはいかがでしょうか?
そして、学生の皆さんはやり忘れた宿題を溜め込んではいませんか?(笑い)


 

このコラムでも、一つの小さな変化が見え始めました。それは、少しずつ地方へ出るようになったこと。
皆さんにも、さまざまな地方の風景を少しでも感じていただけたら幸いかな。
 NACKN いやぁーあぁ、あっついあつぅーい!ねえねえ喉渇いた!なんか冷たいものくれぇー☆
 AMATY ったくもう、帰るなりなんて態度だよー!せっかくコラムの文章を書くのに調子が出てきたとこなのにぃ!
 NACKN ごめんなさいですぅm(__)m 皆さんこんにちは。あでも、銚子なら4年前に行ってるけどな!
 AMATY その銚子じゃない!のりにのってきたってことだよ!それにねえ、今回は日本でいちばん暑い街に行くんだから、ちゃんと体力付けときなさい!
 NACKN ヒェェー、わ、分かりましたです。それにしても日本でいちばん暑い街って何処だろう?
私が知ってるのは、埼玉県の熊谷市と、…ほら、あの岐阜県にある、なんていうかぁ…、韓国のお好み焼きみたいなおいしそうな名前の市町村。
ほらぁー、3年前だかに熊谷と仲良く最高気温を更新したとこ!
 AMATY アッタクゥー!なんでいつも食べ物に持っていくかねえ!岐阜県の皆さんほんとにごめんなさいねm(__)m NACKNが失礼なことを。
ということで、今回はかなりの遠出、その「日本でいちばん暑い街」と言われ、
NACKNも言ってたように2007年に日本の最高気温の記録を塗り替えた、岐阜県の多治見市を取り上げてみましょう!
ちなみに、韓国のお好み焼きって言っていたのは、チジミなんですけどね!まあ確かに一字違いではあるけど、ぜんぜん違うぞ!
 NACKN あぁーそうだそうだ!多治見市って所だったぁ!
うぅー、でも無効の地理はぜんぜん分からない。名古屋までは行けるけど、そっからどうやって行くんだろう?
 AMATY ハハァーン、さすがのNACKNも地方の鉄道にはお手上げかぁ。
そうそう、名古屋まで通っている中央本線に乗れば多治見駅が最寄ではあるけど、
新宿駅から出ている中央ライナー号という高速バスに乗っても、多治見までは行けるんだよ!
 NACKN へぇー、ほんとに新宿や東京からはいろんな方面へ高速バスが出てるんだなあ。こりゃたまげた!


 

多治見市ってそもそも何処にある市町村なの?


 多治見市というのは、岐阜県の南部に位置していて、美濃焼の産地として知られている市町村なんだよ。
市内には、いたる所に窯元が点在していたり陶磁器などに関する美術館やギャラリー、資料館も多く存在していて、
焼き物の街としての顔の方が有名なんだぁ。
それが、2007(平成19)年の8月16日に、日本国内の最高気温である40.9℃という記録をたたき出したことがきっかけで、
「日本一暑い街」としての観光誘致のPR活動まで市内をあげて始めてしまうなど、
、この市町村名が瞬く間に全国規模で知られることとなったんだよね。 私も、岐阜県といえば岐阜市くらいしか分からなかったけど、やはりこのことがきっかけで多治見という名前を知った一人です!


 

へぇー、美濃焼の産地という特徴があったのかぁ。それにしても、2007年の40.9℃って気温はものすごいけど、何でも38℃を超える日も最多なんだとか?


 そうそう、この市でこの恐ろしいほどの気温を観測したのが14時20分で、その約20分後に埼玉県熊谷市で同じ気温を観測していることから、
天気予報なんかでこの二つの市町村名を聞く機会も、ぐぐんと増えたよね!
で、多治見がどうしてこんなに暑くなるのかといえば、海風の影響を受けて北上してくる名古屋の「ヒートアイランド現象」で発生する熱風と、
フェーン現象による熱風が交差すること、それに加えて市内が山々に囲まれた盆地であること。
これらの条件が重なって、夏は何処よりも早く気温が上昇するから、それが「日本一暑い街」と呼ばれる要因なんだろうね!


 

ちなみに、この市には「うながっぱ」という名前のマスコットキャラクターがかなり前から存在してはいたんだけれども、
日本でいちばん暑い街の観光誘致PRとして市民にはすっかり定着し、イベントのさいには着ぐるみとして活躍したり、
コミュニティバスやパンフレットなどにも描かれるなど、市内で大活躍をみせているよ。
JR多治見駅前に設置されているうながっぱの温度計付き立て看板は、今や市のシンボルとして親しまれているんだって!


 

ヒャァー!!聞いてるだけで暑苦しい!いやぁーしかし暑さをPRするためにマスコットまで政策してしまう熱の入れようにはたまげた!で、なんでまた「うながっぱ」だなんて名前なんだろう?


 あら、さすが鋭いなあ☆そう、特産ではないんだけれども、この市の名物がうなぎなんだよ!
やはり、こうも毎日暑いとスタミナの付く物が恋しくなるし、それでうなぎを食べるようになったのかな!(笑い)
それに、河童っていうのは想像上の生き物だとかよく言われて、多くの市町村それぞれに河童にまつわる伝説が伝えられているけれど、
ここ 多治見にもこの河童の伝説があることから、これら二つの要素を合わせて「うながっぱ」って名前が付いて、市民に親しまれるようになったんだって!


 

最近でも根強く、昔からの特徴である美濃焼きや陶器にまつわるイベントとか祭事が沢山開かれていることも、忘れてはならない特徴だよ!
たとえば、4月の第1日曜日に開かれる「美濃民芸陶器の里まつり」とか、同月の第2土日に開かれる「多治見陶器祭り」、
10月に美濃焼き卸センターで開かれている「たじみ茶碗まつり」などなど。
ここに挙げたのはほんの一部で、1年を通して実に多治見のカラーに満ちたお祭りが開かれているんだよ!
そもそも、多治見が美濃焼きの産地となった背景には、アートディレクターでもあり衣食住の産業をおこした総合プロデューサーであった
茶の湯の世界に新風を送り込んだ岐阜県生まれの武将、「古田織部」に由来してるらしいよ!
その証拠に、市内には「織部ストリート」という一角まで存在してるほど、彼の業績ってのは大きかったんだろうね!


 

「日本一暑い街」という異名を持つ陶器の町、多治見市。
これだけ暑さが続くと普通ならうんざりしてしまいそうなもんだけれど、その暑さを逆手にとって
観光PRにしようだなんて斬新な発想は、なかなか出てこないよね!
多治見の人たちはほんと面白いこと考え付いたもんだね☆
それに、あまりにも38℃まで到達する日が多いので、38度を超えると防災無線で熱中症の注意喚起放送が市内に流れるんだって!
そうそう、2010年の8月1日に、この市は市制施行70周年を迎えたんだけど、登場時期まで夏ってところがまたすごいね。


多治見市に関する詳しい内容は、多治見市ホームページ へどうぞ。
祭事と観光のページがとにかく充実していて、多治見カラー満載のサイトです。


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