今月の市町村


2024年(令和6年)も早くも2分の1が終わり折り返し地点を通過して、下半期最初の7月に突入してしまいましたぁ(@@)
番組の大改編に次ぐぐらい、ラジオやテレビでは特に「上半期○○振り返りスペシャル」とか
「上半期の重大ニュース」なんていう番組が組まれることも本当に多いので、嫌でも「うわぁーもう半年経っちゃったのかぁ」なんて思わずにはいられなくなっちゃいますね☆
梅雨のない北海道を除いた地方では梅雨入りが発表されていたのに、関東地方では6月も下旬に入ってようやく梅雨入りの発表がされました!
とは言っても、この時期から30度を超える日が続いたりそれに高い湿度も加わった日には、ただでさえ最近の夏の異常な暑さに参っているのに、
今から体力が奪われそうになったりばて気味になりそうで怖いですねぇ(*_*)
これで食欲不振になんかになったりしたらコロナよりも深刻なことになりそうなので、そうならないためにも
今から栄養とスタミナをばっちりつけて、酷暑の夏に備えていきたいものです☆
土用の丑の日に食べるウナギのように、「ウ」の付く食べ物も病気になりにくく、スタミナ源としての役割を果たしているなんてことも聞いたことがあります!
何にしても、それぞれに自分なりの方法で来る夏に備えていきましょう!


これまでずっと、3月・7月・11月は埼玉県の市町村に特化して紹介してきたのですが、今年の3月で見事コンプリートを果たしたので、より多くの市町村を紹介できるようになりました。
その一方で、埼玉県の市町村が紹介できずに若干の寂しさを感じてしまうのも事実だったりします☆
 NACKN あぁー分かる分かる!しっかり記録としては残っているんだけど、それが年を追うごとになんだか遠い存在みたいに感じてしまう寂しさとかね!
 AMATY そうなんだよねぇ!ちょっと違う例えかもしれないけど、時代が平静から令和に変わった瞬間に、
私たちが過ごしてきた昭和がまた一つ遠い存在に感じてしまったというのに似た感覚だよねぇ♪
 NACKN うんうん、まさにそんな感じだねぇ☆ってこれから市町村の紹介だっちゅうのに、何で最初からこんなしんみりムードになってるんじゃい?
そんなんじゃぁこのコーナーを訪れてくださる皆さんに申し訳ないじゃないのぉー!
 AMATY あ、あれぇー?いつの間にか立場が逆転しちゃってるよぉー!そうだよねぇ。ここでしんみりしちゃーいかんよねぇ。
何もこのページの存在が無くなるわけじゃないんだから、前を向いていかなくちゃね!
ってなことで、知らぬ間に立場が入れ替わってしまう結果を生んでしまったけど、気を取り直して本題に入って行きましょう!
日本の和暦がそのまま市町村名になっている例というのも多くありますが、今回取り上げる市町村もそんな例の一つかも知れません♪
山梨県にある昭和町というところを訪れてみましょう!市町村として発足したのは昭和じゃなくて平成だったりしてね…☆
 NACKN なるほどなるほどー!昭和町とか昭和村とか、全国各地に沢山ありそうだよね☆
山梨県にもあったのかぁ。これは初耳だねぇ。
新宿から中央本線で交付まで行ったらたどり着けるかと思いきや、そこから身延線という電車に乗り換えて向かってみるけど、どうやらこの町の中には駅がないらしい。
甲府市にある国母駅や中央市にある常永駅がどうも最寄駅みたいだね!
 AMATY そうなんだぁー!町や村に鉄道駅がないという例は各地にありそうだけど、この町も例に漏れずに隣接自治体にある駅が最寄なんだねぇ。
 NACKN 私もそういう例があるというのは言葉では聞いたことがあっても、実際に出くわしたのは初めてだよぉ☆
甲府市の国母駅に降りてみたけど、この町は人口が多いのか甲府市と隣接しているからか、なんだか結構人で賑わっているねぇ。これも町の特徴の一つだったりして…!


昭和町っていったいどんな所なんだろう?これぞって特色もあったら知りたいなぁ?


昭和町は山梨県のほぼ中央に位置している市町村で、甲府盆地の中心に位置しているところだよ☆
この町のみならず山梨県は特に果樹栽培が非常に盛んなところで、「山のない町」と呼ばれるほど平坦な地形が特徴的で、
釜無川と笛吹川の中間部に位置していることもあり豊かな水資源に恵まれ桃やブドウなどの果物は高品質だと市場でも高い評価を受けているんだって☆


この町は中巨摩郡というところに属している市町村なんだけど、いわゆる「平成の大合併」の影響をもろに受けてしまい、
現在では中巨摩郡唯一の市町村となってしまった経緯もあるんだよ!
合併前までは、このコラムでも以前取り上げたことのある甲斐市と南アルプス市、そして2006年(平成18年)に誕生した中央市となったことで、唯一の中巨摩郡に属する市町村になってしまったんだよね。
この町の人口も2万人近くいるし、もしもこの町が市へ昇格なんてしたら、中巨摩郡そのものの消滅もありうることかも知れないね!


そうだよねぇ。山梨県はこの町も含めてとにかく果樹栽培はものすごく盛んだけど、何と中巨摩郡の唯一の市町村になってたとはねぇ。恐ろしや平成の大合併!もしかして、この町名の由来も昭和時代に発足したからみたいな単純なものだったりして?


あらららぁぁー!!今回は度ストレートすぎるだけでなく、かなり踏み込んだ感じの新しいタイプの確認のような質問でしたねぇ!(苦笑)
でも確かに、この辺り一帯は最初は昭和村という村だった訳で、発足したのが1942年(昭和17年)という戦時中だったというのも驚きだね(@@)
しばらく昭和村の時代が流れたんだけど、県庁所在地の交付にも近いという特性から人口増加が著しかったところからか、
1971年(昭和46年)の4月1日に、村から町へと昇格して現在に至っているんだよ!
これまでの元号の中で62年にもわたってもっとも長く続いたのが昭和だからか、もちろんこの町の由来も元号が絡んでいるんだけど、
全国各地で「昭和」を冠している市町村も同じ理由で付けられたことが考えられそうだよね!


確かにねぇ!市町村だけじゃなくて企業や学校の名前や商業施設に至るまで、「昭和」が冠した名前はいろいろなところに付いていたよねぇ♪ところで、この町には登録有形文化財に指定された風土伝承館があるってほんと?


いやぁーほんと、何処からそんな情報を仕入れてきたんだか、度ストレートだと思いきや容赦ない変化球が飛び込んでくるんだもんなぁ。
それでも、この町のみならず特に昔はその地域にしか発生しない感染症とか原因不明の病気の発生例が多かったけれど、
この町にもかつては日本住血吸虫症(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)という、寄生虫が混入することで発生する感染症が流行していたことがあったんだよ。
当時は原因不明の感染症として恐れられていたんだけど、この町で医師として大きな功績を遺した杉浦健造意思と娘婿である三郎意思が、
日本住血吸虫症の研究と治療に当たり、感染源の特定につなげて住民に正しい知識を伝え、撲滅に寄与したという出来事があったんだって。


原因不明だった感染症の特定と地方病の研究に奔走した業績を後世に伝えていくために開館したのが、「昭和町 風土伝承館杉浦醫院」なんだよ!
2011年(平成23年)11月16日に設立公開されたところで、調剤室や診察室等がそのまま残されていて、
診察記録や予防啓蒙のための資料やポスターといった当時の様子を赤裸々に伝える資料が展示されているらしいよ。
明治中期に複数建設されている建造物もこの敷地内で見ることができるだけでなく、2012年(平成24年)8月に、国の登録有形文化財に登録されたんだって(@@)
一部地域でしか発生していない感染症とは言えども、そこに立ち向かった先人たちの足跡を後世に伝えていくことはとても大切だと思うし、
それが教訓として次の時代へ受け継がれていくことで、大きな歴史の糧にもなっていくよね。


へぇーー、そ、そんな病気が流行していたことも驚きだけど、しっかり研究して撲滅に繋げた功績を現代に伝える伝承館があるのもものすごくためになりそうだね! この町には地産地消の直売所があるって聞いたんだけど、特産品も販売しているのかなぁ?


おぉー、やっといつもの特産に関する質問がきましたねぇ!「い〜なとうぶ昭和」といって、
農業が盛んなこの町で作られた新鮮な野菜や果物などを販売する直売所が、 2012年(平成24年)にできて、県内外からもここを訪れる観光客も多いらしいよ!
この直売所から、地域の活性化とか農業の振興や食農文化の継承などを目指して行きたいという狙いも持っているみたいだよ☆


この町で作られた新鮮野菜や果物の他に、大きな特徴として「清里清泉寮のソフトクリーム」の専門コーナーも併設されているんだって!
「清里清泉寮(セイセンリョウ)」と言えば県内でも有名なユースホステルだけれど、ここのソフトクリームは私も食べたことがあるけど、
本当にクリーミーでありながらさっぱりとした食感が特徴で、これを目当てに訪れるお客様も多いんだとか…。
地産地消って本当に最強のエコな環境に配慮した取り組みだと思うから、全国でもこれは広まって欲しいね。


水源に恵まれた農業を軸とした取組が盛んで、風土病の撲滅に繋げた功績が光る都市、昭和町。
市町村のうち「市」や「村」は読み方が変わらないけど、「町」の読み方は地域によっては
「まち」だったり「ちょう」だったりと読み方が変わるので、少しややこしいですよね。
傾向としては西日本は「ちょう」と読むのに対して」、東日本では「町」と読む例が多いと聞いたことがありますが、
そこへいくと山梨県は「ちょう」と読む市町村が多く存在していて、この昭和町は「ちょう」と読む数少ない例外の一つなんだって(@@)
昭和町に関する詳しい内容は、昭和町ホームページ へどうぞ。
やや癖のあるページなので目的の情報に行きつくまでに少々時間を要しますが、それでも町の魅力や様子などは結構伝わり易いページですよ!



他の市町村へも行ってみよう!

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