今月の市町村


「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という言葉はわりと有名かもしれませんが、1年でもっとも寒くてそれでいてもっとも日にちが少ない2月に入りました。
この時期はたくさんの行事があってあっという間に月日が過ぎていくということを表した言葉で、
年度末も近いことも手伝ってよくこんな風に言われるのかなぁと勝手に思っていたりします。
年が明けて元日ムード真っただ中っていうときに、能登半島を中心に広い範囲で大地震が発生してしまい、
能登半島の人たちは今でもライフラインが満足に機能できておらずに避難所での生活を余儀なくされていますね。
能登も含めた北陸地方はこの時期は雨だけじゃなくて雪もたくさん降る地域なので、さぞかし寒い思いをされていると思うと、心がちょっぴり痛みます!
本当に月並みの言葉で恐縮なんですが、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
それにしても、自然相手のこととは言えども1月1日早々から本当に何してくれるものぞ!って感じで、
ラジオやテレビも即座に緊急報道に切り替え、通常の番組編成に戻ってきたとしても、「明けましておめでとうございます」って挨拶していいものかって、結構自粛モードでしたよね!
私たちでも手軽にできる支援方法の一つに、地元の特産品を購入して応援するというのがありますが、
これは本当にいい方法だと思うし、地元の皆さんへのエールにも一役も二役も買ってくれそうですよね☆
1日も早く通常の生活が戻ってくることを、祈らずにはいられません。


このコラムでも、石川県を含めた北陸地方へも結構足を延ばす機会は多いですが、北陸の大きな話題と言えば、3月16日に北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸されますよね!
地震の影響はないのかどうかは定かではありませんが、これまで発着地点だった金沢が途中駅となることが何となく寂しい気持ちがあるのも事実かも!
 NACKN いやぁーほんと今年のお正月は波乱の幕開けになっちゃいましたよね。
特に輪島は旅行で一緒に行ったこともあっただけにあそこが火災に見舞われたってのがショックでしたねぇ。
 AMATY あぁー、ほんと懐かしいねぇ!ちょうどNHKの連ドラの舞台にもなっていた時期で、輪島塗の工房も見学に行ったよね!
朝市通りが火災に見舞われたそうだし、私もショックだねぇ。
 NACKN それこそ、さっき紹介していた特産品を購入して応援するという方法、私もやってみようかなぁ!
こういうときの頼みの綱は全国のアンテナショップなんだよね!
 AMATY あら、珍しく花より団子に行かなかったねぇ!まぁそれは冗談として、アンテナショップってほんと便利だよねぇ。
コロナ縛りがきつかったときも、アンテナショップは短縮こそされたけど普通に営業してたし、遠出ができない代わりに旅行気分を味わえるって結構にぎわってたみたいだよ。
 ってな訳で、このコラムもいち早く現地に向けたエールも兼ねて訪れるのは、もちろん石川県です。
和倉温泉を眼下に持つ七尾市が今回の主人公です。
それこそ、金沢からも特急がでていたりしたんだけど、北陸新幹線の延伸を受けて経路も変わるかも知れないねぇ☆
 NACKN おぉー、七尾市には実はまだリアルで訪れたことはないんだよねぇ!でも確かに、和倉温泉って全国的にもすごい有名だもんね☆
3月以降はもしかすると経路の変更が生じるかもしれないんだけど、北陸新幹線で金沢まで行ってからそこで特急の能登かがり火に乗れば能登鉄道にも直通して、和倉温泉駅に到達できるよ!
 AMATY なるほどー、ここならば能登鉄道への乗り換えも容易だし金沢からならば路線バスという経路もあるから何とでもなりそうだよね☆
 AMATY そうなんだよ!金沢まで行ってしまえばこっちのものという感じだし、本当に名前のとおり温泉街もすぐ近くにあるねぇ☆
あれ?この宿泊施設なんだか見覚えがあると思ったら、上質なおもてなしで有名な加賀屋もここにあるぞーー(@@)


七尾市ってどの辺りにあるんだろう?そんでもって、温泉以外でも何か特色はあるのかなぁ?


七尾市は石川県の北部に位置している市町村で、能登半島でいうと中央に当たるところから能登地方の中心地とも言われているんだって☆
全国的にも著名な和倉温泉を筆頭に、赤崎温泉や赤裏温泉といった温泉街も隣接する宿泊施設も数多くあり、市の代表的な観光資源にもなっているんだよ!
他にも、1年を通して独自の祭事がもっとも多いことも、この市の特徴と言っても過言ではないね♪


また、鵜浦漁港や黒崎漁港・江泊漁港等、たくさんの漁港も存在しているので、新鮮な海産物や「このわた」に代表される珍味も外せないね!
平成の大合併の波はこの市にも来ていて、2004年(平成16年)に現在の七尾市として再出発をしたので、2024年(令和6年)で20周年を迎えることになるね☆


へぇー、能登地方の中心都市なのは知ってたけど、それだけ多くの漁港があることや独自の祭事が多いってのも初耳だったなぁ。ところで、何故に七尾って名前になったのか由来が知りたいなぁ?


あらら、事柄はストレートだけど聞き方のバリエーションがいつの間にか増えてきたねぇ♪(笑)
室町時代から戦国時代にかけて、能登を支配していた畠山氏が居としていたところが、標高約300メートルの山上に築かれた七尾城という城があったんだよ。
山岳地帯にお城があったことから七つの尾根が築かれたと言われていて、虎尾、松尾、亀尾、竹尾、鶴尾、竜尾、梅尾で「七尾」になったという説が有力らしいよ♪


能登地方の最大の魅力と言われているのが里山と壮大な海と島の調和する田園風景なんだけれども、この市にはそれらが全て網羅されているところでもあって、七尾の由来を知らなくても全国的に市町村の名前としては認知度は高いと思うよ♪
それにしても、複数の尾根が連なっている姿は壮大な感じがするけど、七つの尾根が築かれていたという由来は実に分かり易くで親しみすら感じてくるね☆


ウッヒャァー、な、なぁーんて分かり易い由来だろう♪ここまでストレートな地名の由来もなかなか珍しいんじゃないかなぁ!ところで、和倉温泉周辺には伝統的な娯楽施設もあるって聞いたんだけど?


あれ?和倉温泉のことを聞くのかと思ったら突如変化球が飛び込んできましたかぁー(^^ゞ
でも確かに、和倉温泉を中心とした温泉街の周辺には、娯楽を前面に打ち出した観光施設があることは事実なんだよね☆
かつて存在していた金沢おもちゃ博物館をこの市に移転して開館した施設が、「和倉昭和博物館とおもちゃ館」だよ。
館長が個人的に収集してきた1満点を越える自動車やおもちゃなんかが展示されている施設で、岐阜県にある昭和ミュージアムと並ぶくらい有名な観光地の一つだよ☆
全国に昭和をテーマにした施設はいくつかあるけれど、故人収集してきた品々を展示している施設はそれほど多くないかも知れないね☆


もう一つの娯楽施設というのは、その名も「和倉温泉お祭り会館」というところで、七尾を代表する四つのお祭りを紹介しているユニークなところだよ☆
数多くの伝統的なお祭りが開かれているこの市では、2016年(平成28年)に、ユネスコの無形文化遺産に「青柏祭の曳山行事」が登録されたことで、
1981年(昭和56年)に作られた和倉温泉観光会館の老朽化を改修してリニューアルする形で、七尾の伝統的なお祭りを紹介する施設として、2020年(令和2年)に開館したところだよ!
「青柏祭の曳山行事」は国の重要無形民俗文化財にも指定されているけど、他に「石崎奉燈祭」「向田の火祭り」そして「お熊甲祭」という、この市を代表する4つの伝統的なお祭りの魅力や山車等の紹介をしているので、祭事の多いこの市の特徴も自然とつかめるかもね!


 

すごいなぁ、昭和の博物館とお祭り会館という二大巨頭が揃った感じで、観光客にもすごく受けそうだね。それじゃぁ最後に、この市の姉妹都市がしりたいなぁ?


なんと!!久しぶりの連続変化球ときましたかぁ☆それでも、国内はもとより海外でも里山の風景と最大級のおもてなしで注目されているのも事実だからか、海外との都市交流も積極的に行われているらしいよ☆
いくつか挙げてみると、中国の大連市の金州区や、ロシアのブラーツク市とも長きにわたっての交流が続いているみたいだよ☆
アメリカに至っては、カリフォルニア衆のモントレー市と、ケンタッキー衆のモーガンタウンという二つの都市との交流もしているだけでなく、
国内でも観光都市提携を結んでいる長野県の飯山市とか、親善都市でいえば香川県の丸亀市とも提携があるみたいだよ☆
香川県の丸亀市との親善都市交流の由来は定かではないんだけど、これだけいろいろな都市との様々な交流実績はものすごいものがあるね


温泉街に魅了された豊富な観光資源と伝統を現代へ受け継ぐ都市、七尾市。
七尾湾を取り囲むように位置している市町村の特色も行かされている和倉温泉は、海に面しているところから「海の温泉」という別名で呼ばれることも多いそうだよ♪
全国有数の高級温泉街としても知られる和倉温泉のほとんどの宿泊施設が七尾湾に面していて、海の絶景を眺めながら入る温泉はかなり格別なんだろうなぁと想像しています。
そこに日ときはそびえたつ「加賀屋」という最高級のおもてなしで知られる老舗旅館も忘れちゃいけないね。
令和6年能登半島地震で残念ながら休館中だけれど、1日も早い復興を願わずにはいられません。
七尾市に関する詳しい内容は、七尾市ホームページ へどうぞ。
和倉温泉街の情報はもちろん、様々な角度から観光を楽しめるように、異なった魅力発信が詰まっている特徴を持ったサイトですよ!



他の市町村へも行ってみよう!

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