今月の市町村


2023年も、ついにカレンダーの最後のページである12月に突入してしまいましたね(@@)
毎年のようにしっつこく書いていることかも知れませんけど、ついこの間年明けを迎えたと思ったらもう12月かぁなんて感じて、焦っている自分がいたりしますが…☆
ハロウィンが過ぎると一気に街はクリスマスムードに包まれますが、12月になるとそれに加えて
年末年始のあれやこれやが付きまとってくるように押し寄せる気忙しさがどうしても先行してしまいますよね☆
「あれもやんなきゃ、これもやんなきゃ」って頭では分かっていても、ついつい後回しにしてしまって結果的に土壇場になって限られた時間で追い込まれるように片づけるのが常なんですけどね。(汗汗)
今年こそは計画的に大掃除や年賀状書き(大概はメール版かラインがほとんど)に今のうちから少しずつ取り組んで、
清々しい気持ちで来る2024年を迎えたいものです!


埼玉県の市町村の取り上げがいよいよ最終回を迎えようとしている中、東京23区も結構な勢いで取り上げてきたんだなぁって、過去のコラムのリストを見ながら思わずそう感じずにはいられませんでした。
23区それぞれにも知られざる魅力とか未知の世界が隠れていたりして、なめてかかってはいけないなぁって改めて思ってしまいました。
 NACKN いやぁー何だかちょっぴり耳が痛いですねぇ!私自身も、一緒に市町村を巡っていく中で、23区って実は楽勝だよねぇとか思ってたことがありましたぁm(__)m
 AMATY あれまぁ、突然の爆弾発言級の告白でしたねぇいまのは☆でも確かに、自分が住んでいる市町村とか
聞いたことのある有名な市町村だったら、情報量も多いから楽かなぁなんてついつい思っちゃうけど、実はそっちのほうが結構難しかったりするんだよね☆
 NACKN そうなんだよねぇ、情報量が多いだけにどこからどう掘り下げていけばいいのか、実はかなり迷っちゃって、結局ちょっとお粗末な紹介になっちゃうこともあるのがたまに傷だけど…!
 AMATY おやおやぁー、なんだか今日のNACKNは発言がなんだかいつもにも増して大胆さが加わってるなぁ☆
 NACKN いやいやそんあことはないけど、食いしん坊キャラだけじゃなくてこんな姿もたまにはいいんじゃないかな…。
ってな訳で、今回はそれこそ東京23区をぐぐっと取り上げていこうかなぁって考えています。
渋谷区にも隣接していて、有名人も多く居住している区の一つである東京都の目黒区を取り上げてみましょう☆
何だか有名な落語の舞台にもなっているとか…☆
 NACKN なーーるほどーー!目黒区ってまだ訪れていなかったんだよねぇ。
鉄道路線は多くあれど、駅の所在地事情は結構複雑なんだよね!
もちろん目黒区に所在する駅もたくさんあるけど、池袋から山手線の内回りに乗って行くと目黒駅に到達できるねぇ!
しかししかーし、目黒駅が目黒区にあると思ったら大間違いで、実は際だけど品川区に所在しているんだよね☆
 AMATY いやぁーーほんとあの辺りは本当に所在地が入り組みすぎていて難しいなんだよね。
代表的なところでいえば、品川駅だって品川区じゃなくて港区に所在しているしね☆
 NACKN そうそう、路線自体はたくさんあるんだけど、田園都市線に乗ると池尻大橋駅というのがあるけど、あそこだって世田谷区に所在しているもんねぇ
あらら、何か面白い名前のお祭りをやっているぞぉー!「目黒SUN祭り?」っていったい何だろう?


目黒区ってどの辺りに位置しているんだろう?そして何か特徴的な物や事ってあるのかなぁ?


目黒区は東京23区の南西部に位置しているところで、北西から南東に向かって目黒川と呑川の谷が形成されていて、
20メートルから30メートルほどの高低差の谷上の地形がそこで作られるために、お隣の渋谷区と同じように起伏の多い坂がたくさん存在しているんだって☆
23区内の3大貝塚の一つにもなっている「東山貝塚遺跡」が出土したところでもあり、旧石器時代から古墳時代の遺跡が多く発見された場所でもあるんだよ☆
渋谷区や千代田区等と同様に、多くの企業が立地する場所でもあるところから、昼間の人口の方が多くなる傾向にあるそうだよ☆


古典落語の「目黒のさんま」という話の舞台となった場所でもあり、区内ではこの落語の演目をもとにした祭事まで開かれているらしいよ (@@)
さらに、さんまのイラストをモチーフとしたシンボルマークを多く採用していて、区立図書館の利用カードに使われたり、
1999年(平成11年)に全国で配布された地域振興券の目黒区版にも、サンマのイラストが描かれていたんだって。
それくらいこの区はさんまと縁が深い地域と言っても過言ではないよね♪


すごいなぁー!海に面しているわけでもないのに、それくらいさんまと縁が深い地域だったんだね!それじゃぁその「目黒のさんま」って演目の概略を知りたいなぁ?


以前はかなりの変化球ばかり突きつけられたけど、ここ最近は分かり易いストレート球な事が多くてほっとしてるよ!(笑)
古典落語の代表作の一つでもある「目黒のさんま」というのは、庶民的な調理方法で無造作に調理すると美味しく感じられるけど、
丁寧に手を込んで調理をすると不味くなるという、滑稽噺のネタの一つでもあるんだよ!
3代目の三遊亭金馬という落語家さんが得意とした演目で、落語界では秋の噺として広く知られているそうだよ☆あらすじは、こんな感じだよ☆


江戸時代に、あるところに住んでいた殿様が目黒まで鷹狩に出たところ、殿様一同の下に何処からともなく美味しそうな匂いが漂ってきました。
家来に殿様が匂いの素を尋ねたところ、「これはさんまという魚を焼く匂いだけれども、庶民が食べる魚だから殿様の口には合わない」と答えると、
空腹に耐えかねた殿様は家来に頼んでサンマを持ってきてもらい、初めて炭火で焼いたさんまを食べた殿様はあまりの美味しさに大喜びしました。
日が変わって、あの時食べたさんまのうまさが忘れられない殿様は、家来にサンマを出すように申し付けました。
庶民の魚であったさんまは焼くと油が多く出るので落語界で蒸して油を抜いて、さらに 喉に骨がささるといけないからと丁寧に骨も抜いて身を崩してお椀に盛り付けて出しました。
それを食べた殿様は、目黒で食べたものとは箸にも棒にもかからないほどの不味さで、サンマをどこで求めてきたかを家来に尋ねると、日本橋で求めてきたと答えます。
それを聞いた殿様は、「ううむ、それはいかん。さんまは目黒に限る」としたり顔で返しました。
海から遠い目黒で捕った魚が美味いと信じて断言する、というくだりがこの演目の落ちになっているという結末でした☆
油の乗ったさんまは確かによだれが出てきそうなほど美味しいけど、油も骨も抜いたらものすごく味気ないだろうねぇ。こんなこと書いてたら、さんまたべたくなってきちゃった!


うわぁー、おもしろーい!油の乗ったさんまから美味しい部分を全部抜いちゃったら、殿様じゃなくても不味いってほとんどの人が言うんだろうなぁ!ところで、これにちなんだお祭りが各地で開かれているってほんと?


うん、もちろんそれはほんともほんとだよ♪(笑)目黒区の代名詞と言ってもいいくらい落語を知らなくても「目黒のさんま」という言葉は有名だって聞くしね☆
目黒駅の周辺では、先ほど紹介した「目黒のさんま」という演目をもとにしたお祭りがいろいろと開かれているんだよ!
それも名前もとても良く似ていて、「目黒のSUNまつり」と「目黒のさんま祭り」っていうんだよ♪!
「目黒のSUNまつり」は文字通り目黒区で行われているもので、「さんま」と太陽の「SUN」と二つの意味がかかっていて、
「目黒のさんま祭り」はお隣の品川区上大崎地区で開かれているもので、共通して塩さんまがふるまわれるという大きな特徴を持っているんだよ☆


皆さん、ここで何か気づきませんか。このお祭りはJRの目黒駅を挟んでそれぞれ行われているものだけど、
冒頭でNACKNが紹介してくれたように目黒駅の所在地は品川区と言っていたけど、駅を挟んだ反対側は目黒区になっているから、各地区で似たようなお祭りが模様されているんだね☆
品川の「目黒のさんま祭り」は目黒駅前商店街振興組合青年部主催で毎年9月の第1または第2日曜日に行われていて岩手県宮古のさんまがふるまわれ、
目黒区民まつり実行委員会が主催し、目黒区と目黒区教育委員会が後援する「目黒のSUNまつり」は、宮城県気仙沼産のさんまがふるまわれるんだって☆
2011年(平成23年)に発生した東日本大震災ではいずれの漁港も被害を受けたものの、それぞれの住民たちの尽力もあってさんまがふるまわれたんだって(@@)
これほどまでに似たようなネーミングのお祭りを駅を挟んで開催されている光景は、かなり不思議な雰囲気だろうねぇ☆


さんまを題材とした落語が生まれ、起伏にとんだ谷間におしゃれな繁華街を有する街、目黒区。
山手線で行くと渋谷や品川からも近いことや、中目黒駅前の再開発を中心に生まれた繁華街にあるおしゃれなお店もたくさんあるので、
特に外国人の観光客も多くいわゆるバク買いをする光景も結構あちらこちらで観られているみたいですよ!
目黒区と言えば、目黒区の出身であり名誉区民としても有名なタモリさんも、目黒区の方のお祭りには節目で参加しているみたいです☆
これほどまでにさんまを題材にした催しが開催されている市町村も、かなり珍しいのかも知れないですね!
目黒区に関する詳しい内容は、目黒区ホームページ へどうぞ。
各カテゴリーの中にさらに枝分かれした項目がたくさんあるので最初はちょっととっつきにくいですが、それでもなかなか見ごたえのあるページですよ☆



他の市町村へも行ってみよう!

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