今月の市町村


「トリック・オア・トリート!!」と今回はカタカナで書いてみましたが、毎年この時期になるとこんな言葉が少しずつですが聞かれるようになってきました。
でもこれは本来のお菓子をねだるということではなくて、普通に飴やお菓子を配るときに、ハロウィンの雰囲気を出そうとこういう言葉をつけるのが一般的のようです。
それでも、街には様々な仮装に身を包んだ若者を中心に、自分の存在をアピールしようと、バラエティにとんだパフォーマンスがあふれています。
それだけならまだいいんですが、度が過ぎてお酒の力も手伝って、渋谷のセンター街で起きてしまったような暴動にも近い騒ぎは、絶対に許されないことです!
いつから日本にもハロウィンを楽しむ文化が入ってきたのかは定かではありませんが、ハロウィンに限らず度が過ぎる行動が起きないようにするに越したことはありません。


そして、11月と言えばこのコラムも埼玉県に戻ってくるわけですが、1871年(明治4年)11月、
埼玉県として産声を上げてから今年で150周年という節目を迎えることができました。
毎年11月14日の埼玉県民の日をこのサイトでは特に重要視して取り上げていますが、改めて埼玉県の歴史に触れてみる機会があってもいいのかなと思っています。
私自身も、当時知事だった土屋さんの埼玉に対する熱意に感銘を受けて、このサイトを立ち上げようと思い立って現在に至っています。
今でも、ラジオやテレビで埼玉県のことをやっているとついつい耳をそばだててしまい、様々な困難にも屈せずに成長し続けてきた経過に改めて触れることもでき、この150周年をささやかながらこのページからもお祝いを送りたいものです!
 NACKN いやぁーもう150周年になるんだなぁ!私も2005年から、このコラムで様々な市町村の魅力を学びながら伝えていくという大役を仰せつかったけれども、
市町村の特色を分かり易く伝えていくって本当に難しいなぁってことを痛感してるよ!
 AMATY あれまぁ、どうしたの?今日はいつになく大人びた真面目なキャラクターで!
 NACKN しっけえな!!誰だって成長という自然現象の恩恵を受けて育って行くんじゃい!
とは言っても、キャラクター上では「永遠の小学生」とか「年を取らないキャラ」なんてのも存在するから、
それに当てはめたら小学生で食いしん坊というキャラクターになってしまうかも知れないな☆
 AMATY アッハハハ、なるほどねぇ!結構自分自身のことをしっかり分析しているねぇ。
まぁでも、別に悪いことでもないしキャラクターとしても面白いし、その土地の料理を味わうことも、地域の風習を伝える手段の一つかも知れないね!
 ということで、いよいよ佳境に差し掛かってきた埼玉県の市町村特集ですが、今回は千葉県との接点も大きいと言われる杉戸町を取り上げてみましょう!
名前はもちろん知っていても、ほぼ初めて訪れるから皆さんと一緒に学習していく形かな!
 NACKN そうなんだよね、名前はよく聞いていても行ったことがなかったり、実はどんな特徴があるのかを知らないってのも、よくあることなんだよね。
それでも、浅草駅から出ている東部スカイツリーラインから直通する日光線に乗ると、杉戸鷹の台駅という中心駅に到達することができるよ!
 AMATY そうかぁ、浅草駅に出ればそういう方法もあるよねぇ!日光線に何処で乗り換えればいいのか、度忘れしちゃってたんだけどね!(苦笑)
 NACKN あらまぁ珍しいねぇ。それにしても、「鷹の台」という名前がつく駅名も、「富士見」というほど出ないにしても多いって聞くよね!
こういった由来も伝えていかれればいいなぁって思いもあるよ。

杉戸町ってどの辺りにあって何か「これ」って言える特色ってあったりするのかなぁ?


杉戸町は埼玉県の東部に位置している市町村で、北葛飾郡に属している人口約46000人と、町としては多くの人口を誇っているところなんだよ☆
古代から中世にかけて、下総国と呼ばれていたこの地域は、「杉戸宿」という宿場宿が置かれていたことに由来しているんだって!
そんなことから、杉戸町という市町村名は1889年(明治22年)からすでに使われていたんだけど、
この辺りはものすごく多くの村が合併を繰り返していて結構複雑な体系になっていたらしいよ!
だから、特に「これぞ!」といった特徴は持ち合わせていないけど、どの市町村でも避けては通れない平成の大合併でも結構周辺地域と結構もめていたそうだよ!


へぇー、町にしてはものすごく人口も多いし、「市」としても十分やっていけそうなのに、難しいね。ところで、その平成の大合併の概要が知りたいなぁ?


うわぁー、なんちゅう変化球を投げ込んでくるんだぁ!?でも確かに、その市町村が合併したいと思っても、周辺地域との合意を得るのって、結構難儀を極めるそうだしね。
もともとは、隣接している春日部市と宮代町に加え、現在は春日部市の一部となっている昭和町との合併が計画されていたんだって。
2003年(平成15年)に、役場内に法定合併協議会が設置されて、協議も順調に進んでいただけでなく、
2007年(平成19年)に行われた長調選挙でも、合併推進派の候補が当選して、合併目前ってとこまでこぎつけていたんだよね。


ところが、ここから先はなかなか一筋縄ではいかずに、2004年(平成16年)での住民投票では賛成が上回っていたものの、
町長選挙の4ヶ月後に行われた住民投票では反対票が過半数に達してしまったことで、これまで積み重ねてきたものが全て白紙となってしまい、休止に追い込まれる事態になったそうだよ!
この他にも、宮代町との合併も再度動き始めたらしいけれど、またしても住民投票で反対が大多数を占めた結果を受けて、
宮代町との合併も白紙となり当面は合併することはしないで春日部市との連携を図っていくに落ち着いたんだって!
それでも、町の人口が5万人に迫る人数なので、単独で市制施行することも視野に入れて検討しているみたいだよ。

んー、何だかせつないね!合併協議は順調に行っていたのに、住民投票の結果でそれが簡単に覆ってしまうんだからね!ところで、町の駅と道の駅の二つの指定を受けている施設があるってほんと?


あらまぁ、またずいぶん極端な角度からの質問だねぇ。(苦笑)ここ最近、どの市町村でも未知の駅を併設しているところは増えてきたけど、町の駅としての指定を受けているところはなかなかないんだよね。
この町はとにかく農業がとても盛んな地域で、白菜やねぎやキュウリ、その他にもお米や梨などの生産量も上位を誇っているんだって!
幸手市から吉川市につながる農道に埼葛広域農道(さいかつこういきのうどう)というのがあるんだけど、
そこに併設されているのが「道の駅アグリパークゆめすぎと」という名前の道の駅でもあり、町の駅としての指定も兼ねているところだよ!


農業のことを英語でAgriculture(アグリカルチャー)っていうんだけど、この施設はもともと農業版の道の駅としての側面が強かったことから、こんな名前になったんだよね♪
レストランや特産物を多数取り揃えた売店に加えて、体験水田やばーべ球施設、アグリガーデンや各種イベントを行える広場など、多種多様に利用することができるんだよ。
農業体験なんかも多く行われているみたいだし、特に小学校の社会科見学にも利用できそうだし、いろんな可能性が広がりそうだね!

すごいなぁ、町の駅としても登録されているなんて認知度も高そうだし、農業のテーマパークとしてもPRできそうだね。じゃぁ、なにか風物詩になっているようなお祭りってあるのかなぁ?


鋭いなぁ!この町はそれほどお祭りが多いところというわけでもないんだけど、毎年夏になると
「古利根川流灯まつり」が毎年8月に行われていて、杉戸町の夏の風物詩としてしっかりと定着しているんだよ!
昭和初期の頃に、隣接する宮代町との境に古利根川というのが流れていて、お互いの町の商店会との協力で、
手作りの大型灯籠を200〜250基前後を川に浮かべ、約1キロメートルにわたって光の帯で埋め尽くされる様は圧巻なんだよ!
2020年(令和2年)と2021年(令和3年)は、新型コロナの影響を受けて残念ながら中止になってしまったけど、
県内外から多くの人たちが訪れるお祭りとしてにぎわいを見せているから、コロナが収束した暁には大々的に復活をしてほしいね☆


首都圏から40キロメートルに位置する自然豊かな農業都市、杉戸町。
最近では、書く市町村でも工夫を凝らしたまちおこしが行われているけど、現在でも農業が盛んに行われているだけじゃなくて、
「アグリパークゆめすぎと」を中心に様々な世代の人たちにも農業体験を通じて農業を広める取組をしているから、
これが切っ掛けで農業都市としての基盤を気づいて行って欲しいね。
杉戸町に関する詳しい内容は、杉戸町ホームページ へどうぞ。
見出しジャンプで飛べなくて結構カテゴリーも細分化されているので目的な情報を見つけるには少々難を極めるけど、 それぞれがコンパクトにまとめられているページなので、さくっと読みたいという人には



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