今月の市町村


気づくと、カレンダーのページがあと3枚になってしまい、3ヶ月でひとくくりとしたら最終ラウンドって感じの10月に入ってしまいましたね☆
去年からずっとコロナ禍ばかりで、コロナじゃなくて精神的な疲労感が蓄積してしまって、もうどうしようもないなんて人たちも絶対少なくないでしょうね!
今年の8月、つまりオリンピックを強行開催していたときの感染者数が結構酷かったですよね!
それにも屈することなく、テレワークの日は気分転換外出という名の徘徊に行っていましたし、
体が悲鳴を上げないような工夫をよくしていました。
皆さんは、この夏の酷いコロナ禍どのようにして乗り越えたでしょうかねぇ?


話は変わって、10月というとテレビ・ラジオの番組の小改変期ですが、今年に限っては気のせいかも知れないけれども
今年はそれほど大きな改変はなさそうだなぁとか感じてますが、「ここで番組から皆さんへお知らせです」なんて文言を聞くと、
放送時間が変わるというお知らせならまだしも「今回をもって終了となります」なんてお知らせを聞いてしまうと、いっきに切ない気持ちになってしまいますね!
それが良く聴いていて大好きな番組であればなおさらだと思いますが、4月は結構大改編が見られるので
「番組から皆さんへ大切なお知らせ」なんてメッセージは、なるべくなら聞きたくないなぁなんてつい思ってしまう自分もいたりします(TT)


さてさて、全国的に出されていた緊急事態宣言(通称「緊宣」)や、蔓延防止による重点措置(通称「マンボウ」)も解除されたということで、
このコラムも久々の遠出でもしてみたいと思い立ちました。
国民的ドラマと言われるNHKの連続テレビ小説の舞台で、東日本大震災から10年という節目を迎えたことで、東北が取り上げられることって多くなってきましたね☆
 NACKN あぁー、通称朝ドラだよね。私も毎回見ているし、それがこのコラムで訪れたことのある地域だと途端に盛り上がっちゃうね☆
 AMATY あぁーそうそう!真剣になって見入るものもあれば、BGM代わりに見ているというものもあるし、
15分という時間でこれからってところでいつも終わっているから、「次回どうなるの?」って自然と思わせてしまう演出は、さすがだなぁって思っちゃうね♪
 NACKN そうなんだよぉ!私の知り合いで、それがプレッシャーになるから見ないなんて人も居て、それもちょっと納得できるなぁって感じなんだよね!
2013年だったかに放送されていた「ごちそうさん」なんて話題の大半が食べ物だったから、もう食い入るように見ちゃったもんねぇ!
 AMATY で、出たぁー!!さっすがぁ、NACKNらしいねぇ。花より団子のキャラクターも定評だったりしてるよ!
 NACKN えぇー、ななんか恥ずかしいなぁ。
という訳で、冒頭でも今回は大規模な旅行だと予告した通り、しかも朝ドラの舞台になっていて、
地元の人たちもそれはそれは大盛り上がりしている、宮城県の気仙沼市を今回は訪れてみることにしましょうか☆
東日本大震災のときは甚大な被害を受けて大変でしたが、今ではこんなに元気です!
 NACKN 気仙沼かぁ!2021年度の朝ドラ「おかえりモネ」の舞台として、それこそ視聴率もいいんだよね☆
新幹線もいいけれど、ここはやはり池袋から出ている高速バス「気仙ライナー」で一関駅や千厩を経由して、気仙沼に到達することができるよ!
 AMATY おぉー、うまく逃げたねぇ!(笑)そうかぁ、鉄道だと大船渡線ってのがあるけど、
今でも震災の影響で駅業務を休止しているところもあるから、時間はかかるけど車窓からの景色を眺めながらの高速バスの旅も悪くないよね!
 NACKN そうだねぇ。いちばん確実に行かれる方法として高速バスを選んだんだよね☆
うわぁーすごいなぁ、沿岸の街ってこともあってか港もりっぱだなぁ!
少しずつ以前の生活を取り戻してきている機運も、この賑わいからも感じられるね☆


気仙沼市ってどの辺りにあってどんな特徴があるんだろうか?


気仙沼市は、宮城県の北東端に位置している市町村で、東京都心からはおよそ400キロメートルほどの距離があるんだよ!
廃藩置県が行われる以前の江戸時代の頃は岩手圏域に属していた名残から、岩手県とも行政面での地域面でも盛んな交流があって、
姉妹都市こそなっていないものの一関市や大船渡市・陸前高田市とも深い関係にあるんだって☆


複雑にせまい湾が入り込んでいる区域の海岸をリアス式海岸って言うんだけど、これを利用した観光業や、
三陸沖での沖合漁業とか養殖や沿岸漁業の拠点としてだけでなく、世界の海を対象とした遠洋漁業の拠点としての顔も持っているから、
水産業や造船といった非常に幅広い業務を担っているらしいよ☆
2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災では、津波による火災や地盤沈下といった大きな被害を受けてしまったけど、
それでも市民やボランティアなどの協力もあり復興も進んで、気仙沼都市圏として各地からの観光客もさることながら、
国内各地からの漁業関係者が頻繁に行きかっているほど、本当に漁業が盛んな都市なんだよ☆


すごいねぇ!確かに宮城県そのものが沿岸に面しているから、岩手との結びつきが深いのも納得だし、海と漁業とともに歩んできたのが手に取るように感じるね。ところで、この市の名前にはいろいろな説があるって聞いたんだけど?


あれま、いきなり変化球でもストレート球でもない際どいところに突っ込んできましたねぇ(*_*)
気仙沼という字は、古くは「計仙麻」と書いていたんだって。誤読というわけではなかったらしいですが、
「ケセンマ」とか「ケセヌマ」なんて読まれることも多かったらしいんだけど、正確には「ケセマ」と読むのが正しいそうだよ!
語源を巡っては様々な説があって、日本語説とアイヌ語説があったんじゃないかって言われているんだよ♪


いずれも戦前のものだそうだけども、アイヌ語説としては末端や終点を表す「ケセ」と、湾とか入江を表す「モイ」で、
最南端の港という意味になり「ケセモイ」と発音していたという説とか、さらには「静かな海」という意味だったという説もあったんだって。


日本語説というのがこれが結構複雑な説が多いんだけど、船を岸に繋ぎ留めておくための杭とか棒のことを「かし・かせ」と古語で呼ばれていて、それが転じたという説とか、
削りを背負う岩磯を昔は「ケセ」と呼び、リアス式海岸のことを表していたのではという説、
それに、「マ」という字には土間とか茶の間といった場所を表すとされていて、ケセマと読んでいたころに
茨城県の鹿島市というところも「かせ間」で船着き場を表す言葉だったというところから、「ケセマ」もそれに習った同じ語源だったからというちょっと複雑な説など、どれも当たらずとも遠からずといった感じだね。
みんなは、どの説が有力だと思うかな?私は、船の杭や棒を古語で書いた「けせ、かし」が転じたという説が有力かなって思うよ。


んー、なかなか意味が結構複雑な説が多いけど、私は茨城の鹿島と同じ語源だったからって説が近いなぁって思うよ。アイヌ語の説もそれらしいかなぁって一瞬思ったけどね。ところで、特産品はやっぱり海産物が中心なのかな?


おやおや、今度は度ストレート球ですかい?(^^;; だけども、カツオとかマグロやサンマなんかは全国でも有数の売上高を誇っているんだって。
水揚げされたばかりの新鮮な海鮮で作る丼なんて、もう格別だろうねぇ。
さらに、この市ならではの水揚げ量日本一を誇っているものといえば、サメの尾ひれや背びれなんかを乾燥させた中華料理の食材としても知られる「ふかひれ」なんだよ(@@)
それに、ホタテや牡蠣なんかの養殖地としても、全国的に知られているんだよ☆だから、海産物が特産というのはものすごく納得できるよね☆
さらに、ふかひれの生産やサメの水揚げが多いところから、「サメまち気仙沼」としての地域おこしにも取り組んでいるんだってよ!


そうかぁ!なるほどねぇ。やっぱり海産物は一番だと思ったけど、ふかひれが気仙沼が産地だったとは初耳だったなぁ!じゃぁ最後に、NHKの連ドラ「おかえりモネ」の舞台にもなってるけど、どれくらい盛り上がってるんだろう?


すっすごいっ!!2020年度の連ドラで同じ東北の福島が舞台だった「エール」のときも同じような質問してたけど、やはりと思ったが一直線に突っ込んできましたねぇ!
新型コロナが流行し出して全国に緊急宣言が発令され、悶々とした雰囲気に包まれていた2020年の5月末に、
「朝の連ドラの舞台が気仙沼に決定した」というニュースが飛び込んできて、市を上げて大いに盛り上がったそうだよ!


「国民的ドラマと言われる朝ドラ?」とか、「人気女優の登竜門のような大きな存在である朝ドラの舞台が気仙沼だなんて、ばばばばば〜!」といった感じで、
まるでどこかの大型のライブ会場のようだったそうだよ!
ちなみに、「ばばばばば〜!」っていうのは、驚きを表す時の方言だそうです。
2014年度の連ドラは岩手を舞台にした「あまちゃん」だったけど、そのときによく「じぇじぇじぇ〜」という言葉が出てきたけど、これと同じような意味なんだって。
気仙沼湾沖の島の少女が故郷を離れて、お隣の登米市や東京で様々な経験を積んで、 気象予報士として故郷の気仙沼に帰ってきて予報士としての奮闘を描いていく展開なんだけど、
これで「おかえりモネ」というタイトルとやっと話が繋がった感覚だね☆


長い歴史の中で漁港とともに歩んできた、太平洋沿岸の観光優先都市、気仙沼市。
東日本大震災による電力逼迫を受けて、「気仙沼グリーンエナジー」という再生可能エネルギーを活用して電力を供給する施設が立ち上がったんだそうですよ!
こういった取組は、省エネにもつながっていくし環境にも良く何度でも利用できるのもあって、他の市町村でも普及が進んでいるところも多いんだとか。
気仙沼市に関する詳しい内容は、気仙沼市ホームページ へどうぞ。
「市の概要」「観光」といった大きなカテゴリーの中に、さらに枝分かれして様々な分野から情報を取り出すことができるので、結構ボリューム感もあるページに仕上がってますよ☆



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