今月の市町村


あれよあれよという間に3月に突入し、2021年も早くも6分の1が過ぎてしまったことになりますね!
1月から3月の年度末までがあっという間に感じられることを表す表現に、「1月は行く、2月は逃げる、
3月は去る」というのがあり、このコラムでも何度かこれを取り上げてきました!
1月はお正月もあり通常モードとおとそ気分が入り混じって早く感じて、2月は元々が28日(閏年は29日)と短く、
3月は年度末に向けてやらなければいけないことが多く、あっという間に過ぎるということを表しているんだそうですよ♪
確かに、この3ヶ月の間には年度末に向けてやらなければいけないことが多いのに、思うように進まないという意味でも用いられる言葉ですけど、
「どこから手を付けていけばいいんだろうか?」ってなってしまうことが多々あり、この時期は特にそう感じずにはいられないんですよね (*_*)
年が明けてすぐに発令された緊急事態宣言もこの機運を高まらせているのかも知れませんが、昨年の4月の宣言とは違って、
正直街に出ても人もたくさんいるけれど、正しく恐れるってことが大事なんだよなぁって改めて今回の宣言でそう感じています。
年末でも同じような感覚になるなんて人もきっと多いかも知れませんが、年度末から新年度に向かうこの感覚って毎回本当に背筋がぴんと伸びるようで好きなんですよね!
コロナ禍はまだまだ続きそうですが、緊急宣言が解除されても新規感染者がこれ以上増えないことを、切に願いたいものです!


 

オンラインツアーもいいけれど、テキストだけでめぐるツアーというのも、それはそれで違った味があるのかなぁって思いながら、のんびり無理なくいろいろな市町村を変わらずにめぐっています!
3月なので埼玉県へ戻ってくる企画にちょうど当たりますが、これも佳境に差し掛かってきました。
 NACKN そうかぁ、全国の市町村よりも、4ヶ月に1度埼玉県の市町村を取り上げているから、
寂しいけれど佳境を迎えるのも時間の問題かも知れないよね!
 AMATY ほんとだよねぇ!十数年前から続いている長寿番組が終わってしまうみたいな感覚すら感じるよね!
まだもうしばらくは大丈夫だけど、それ以降の3月・7月・11月の企画を何か考えないといけないね☆
 NACKN そうだね。このコーナーを始めた当初は首都圏と言っていたのが、いつの間にか全国に拡大されているから、
そこからまた新しい企画も生まれてくるかも知れないね☆
 AMATY 市町村の取り上げ方は、本当に三者三様だからね。ふとしたところからヒントも生まれるかも知れないしね☆
ということで、今回は埼玉県の市町村を取り上げるシリーズなんですが、町や村はまだ取り上げていないものはあるんですが、市でもまだ数個取り上げていなかったものがあったんです。
今回はその一つ、都心からもアクセスも良い蓮田市を取り上げてみましょう!
ベッドタウンの側面も持っているという話も聞いたことがありますが…。
 NACKN そうかぁ、まだ取り上げていない市があったんだね☆なるほど、蓮田は取り上げていたと思ったら、羽生市と勘違いしちゃったみたい!(苦笑)
横須賀線から湘南新宿ラインを経由して宇都宮線を走行するタイプと、上野東京ラインを経由して宇都宮線に入るタイプと2種類があるから、
都心からも本当にアクセスも抜群だよね。
中心駅も蓮田駅だから、乗り換えなしで行かれるってのがポイント高いよね☆
 AMATY 本当だよね!とは言え、直通先の路線で事故が起きてしまうと結構影響は大きいけど、
それでも何度か乗り換えていたところを乗り換えなしで行かれるのは本当に楽で快適だもんね!
湘南新宿ラインは、その直通電車の先駆け的存在になっているしね!  NACKN そうなんだよ!あれができてから、特に埼玉県と神奈川県との結びつきも広がってきて、埼玉や神奈川からもアクセスが増えたって言うしね!
うわぁー、梨園も結構多く点在しているけど、この市も梨の産地なんだろうか?


 

蓮田市はどんな特徴を持ったところなんだろう?それに首都圏のベッドタウンという側面もあるんだとか?


 蓮田市は埼玉県の中東部に位置していて、人口が約6万2000人を誇っている市町村なんだよ!
大宮台地と白岡台地といった平地に囲まれていて、それらの間を流れている綾瀬川や元荒川に加え、
野通川や星川に山ノ神沼や黒浜沼といった湖沼にも恵まれた、水源もすごく多いのも特徴かも知れないね☆


 

都心からおよそ40キロメートルにありながらも、自然環境も豊富で元荒川の河川敷公園に立ち並ぶソメイヨシノは圧巻で、
毎年春になるとたくさんの花見客でにぎわっているそうなんだよ!
それに加えて、2006年(平成18年)に国指定の史跡に指定されている「黒浜貝塚」を初めとする歴史遺産にも恵まれていて、
歴史探訪を目的に訪れる観光客も多いらしいよ!


 

歴史を直接知ることのできる遺跡は本当に貴重だし、観光の醍醐味の一つでもあるしね!ところで、この市の簡単な歴史を知りたいなぁ?


 おやまぁ、歴史遺産とか紹介したから、突然にストレート球を投げ込んできましたなぁ!(苦笑)
隣接こそしていないものの、ここからもほど近い行田氏にも埼玉古墳群(サキタマ古墳群)というのがあるけれど、
この市にも約3万年前から人が住んでいたと言われていて、住居跡とか貝塚なんかの遺跡が数多く残されているんだって☆


 

埼玉県が成立する前の江戸時代初期から、この辺り一帯は上蓮田村と下蓮田村を初めとする多数の村が存在していたらしいよ!
そこから17年後の1889年(明治22年)4月に、貝塚村・閏戸村・それに蓮田村の合併によって、長らく蓮田町として歩み始めることになったんだよ!
 その間に日本鉄道(後の国鉄)の蓮田駅が開業していたことから、この辺りは交通の要衝とも呼ばれていたんだって!
それから幾度となく周辺地域との境界変更を行いつつ、1972年(昭和47年)10月に、蓮田町が市制施行されて現在の蓮田市の形になったんだよ!
2022年(令和4年)には、市制施行50周年を迎えることになるねぇ!


 

へぇー、蓮田もそんな昔から人が住んでいて、貝塚や住居跡の遺跡もたくさん残っていたなんて意外だったなぁ!でも、平静の大合併に何度も参入していたんだとか聞いたんだけど?


 うわぁー目ざといねぇ!でもほんと、「平成の大合併」というのは全国的にブームと言われるほど、連鎖的に発生したよね。
でも、合併というのは周辺地域との兼ね合いもあるから、なかなか成功に至らないケースも結構多いらしいよ!
この蓮田市が蓮田町だった頃は北埼玉郡に属していたから、同じ郡の白岡町(現在の白岡市)や菖蒲町の合併構想があって、彩野市という新市町村名まで決めていたんだけど、
2005年(平成17年)の住民投票で、この市と菖蒲町で過半数の反対でいったん白紙に戻ったんだよ。


 

それでも、白岡町との合併を諦めきれなかった(笑)蓮田市は、2010年3月に新合併特例法の期限を迎えることもあって、
それまでに合併を目指そうと協議会まで設置して、「白岡蓮田市」という新市町村名も制定して、新市の事務所までしっかりときめていたんだって (@@)
しかしまたしても、白岡町の町民意向調査結果で合併には慎重とか反対の意見が7割にまで達してしまい、
結局事実上合併そのものが白紙撤回されてしまったという残念な結果を遂げてしまったんだよ!
ちなみに、その白岡町は2012年(平成14年)に市制施行し白岡市になって、このコラムでは白岡町時代にこの町を取り上げているんだけどね☆


 

うわぁー、いろいろと紆余曲折を経てきた経緯があったんだねぇ!合併は本当に難しい問題だもんね☆ところで、この市の特産も梨だっていうのはほんと?


 うん、隣接している白岡市にも果樹園や梨園は多いけど、ご多分に漏れずこの市も同じように特に梨園は結構多いよ!
梨にもいろいろな種類があるけれど、この市では主に豊水(ほうすい)や幸水(こうすい)、
それに元々は神奈川県で発見されたという長十郎とか新高(にいたか)などなど、多数の品種が栽培されているよ☆
豊水や幸水は全国的にも有名な品種だけど、体を冷やす働きがあるからか、夏かによく食べられることが多いよね。


 

歴史遺産と豊かな自然や水源に恵まれた周辺地域の特色が調和する都市、蓮田市。
市町村の合併はどの時代でも活発に行われているけれど、平静の大合併は埼玉県に限っていうと
2001年(平成13年)のさいたま市を筆頭に全国にこの勢いが拡大したと言ってもいいかも知れないね。
それこそこの市の例じゃないけれど、合併に意気込んでいても周辺地域の理解が得られなかったら即撤回になりかねないから、改めて合併問題のむずかしさを痛感したなぁ。
蓮田市に関する詳しい内容は、蓮田市ホームページ へどうぞ。
市長の部屋を中心にして、いろいろな角度から掘り下げられているデザインになっていますよ♪!



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