今月の市町村


 コロナ禍の中で、早くも8月に突入してしまいましたね。それでもずっと自粛や我慢を強いられているせいなのか、
それとも全国的に梅雨空が長く続いてしまっているからか、季節感がなかなか感じにくくもなってきてしまい、気持ちが沈み君なんていう方もおそらく少なくないでしょう!
東京を初めとして全国的にコロナウイルス感染者数が毎日のように拡大してきてしまっているのも、
こんな時期にタイミング悪く私たちの不安をよそに半ば強引に始まった「ゴー・トゥー・トラベルキャンペーン」が大きく起因していると私は思っています。
でも、毎日ただ感染者数を報告して不安をあおっているだけで何も対策を講じようとせず都民や国民を野放し状態にしている東京都や国の対応には怒りを通り越して憐みすら感じてしまうのは、私だけではないと信じたいですね。
もちろん医療現場で必死に対応してくださっている関係者の方々には頭が下がるとともに感謝の気持ちでいっぱいですが、
構わずゴートゥートラベルキャンペーンを強行しているのを証拠に、結局のところウイルスから身を守れるのは自分しかいないんだということを毎日のように痛感させられています!
すでに「ゴー・トゥー・トラベル」じゃなくて「ゴー・トゥー・トラブル」になりかけている、そんな印象を感じずにはいられません。
毎回の感染者数が発表されるたびに感じるのは、その人数が本当なのかという疑惑ですよね。
ただ「○○人の方が感染していることが分かりました」と伝えられても、その先の明確な情報までしっかり伝えなければはっきり言って意味がないし、
もしもその○○人の感染者が陽性であれば、普通にバスや電車を利用していたら真っ先に感染爆発が起きるはずでしょうとさえ思っているからです。 さらに、「不要・不急の外出は控えるように」と今更宣言を出されたって、テレワークで狭い場所での拘束を強いられている上に
人によっては鬱病を発症させかねないリスクがあることを何故見通せなかったのだろうか?
とまぁこんなところで愚痴を書いてもしょうがないとは思いますが、とにもかくにも新しい生活様式も視野に入れつつコロナに負けない過ごし方をそれぞれ考えていきたいものですね。
 テレワークや自粛生活、渋々でもやむなく受け入れざるを得ない状態が続く中、テキストだけで旅気分を味わえるであろうこのコラムだけは
ゴートゥートラベルも関係なく自由に国内を移動できるので、ここで少しでも束の間の旅行の気分を味わっていただいて、
安らぎの気持ちを持って帰っていただければなぁと切実に思わずにはいられないですね!
 NACKN ほんと最近テレワークを推進とか言ってるけど、逆にテレワークを強引に強いられることによって
生じる病気も発祥しかねないリスクがあることまで見通せなかったもんかねぇ。
 AMATY あれま、NACKNも結構今回は本気の愚痴モードですねぇ。
でもまぁ、テレワークを推進するのであれば、それぞれの会社側もそれ相応の保障や支援まで考えることが大切だよなぁって私も思うよ。
だって本来自宅というのはプライベートな空間な訳で、そこに仕事を持ち込むってのはどうにもナンセンスな部分もあるしね。
 NACKN いやぁ今回はついつい2人して語ってしまったけど、それくらい不安や不満がたまってしまっているってことだけど、
そんな気持ちをこのコラムで和らげていきたいなぁって思いながらお届けしたいなぁって思う気持ちが強くなっているなぁ。
 AMATY おぉー、うまくまとめたじゃないのぉ!でもほんと、私たちが楽しまなければ読者のみなさんにも伝わらないですからね。
 ということで、私たちみたいな愚痴や不満を多く持たれている方もきっと多いと思いますけど、
一時でもそんな気持ちを忘れてこのコラムで楽しんで行っていただければなぁと思いつつ、今回は八王子街道の宿場町として栄えたという神奈川県の座間市を取り上げてみましょう。
 NACKN おぉー、座間市かぁ。神奈川県も埼玉県同様に結構取り上げてきていてもまだこの市にはスポットが当たっていなかったんだね。
それでも、新宿駅から小田急小田原線でこの市の中心駅である相武台前駅まで一直線で行かれるよ。
 AMATY うんうん、乗り換えなく都心から一本で行かれるってアクセスほど、便利なことはないよねぇ!
都心からはこの経路だけど、神奈川県内からアクセスするときはローカル電車である相模線の入谷駅ってのも手だと思ったんだけど。
 NACKN おぉーっと、そうだったそうだった!相模線という存在をすっかり忘れてしまってたよ!
でもほんと、こじんまりとしているように見えて、中心駅の相武台前とお隣の座間駅は結構賑やかなんだよね。
おぉー、なんだか和菓子や洋菓子のいい匂いも漂ってきたぞ!これって特産品と関係しているのかなぁ?


 

座間市ってどんな特徴を持った所だろう?宿場町として栄えたという側面もあるみたいだけど?


 座間市は神奈川県の中部に位置している市町村で、都心からはおよそ50キロメートルで横浜からは20キロメートルのところなんだよ!
市の西部には相模川に沿って広がっている沖積低地が、そして東部には相模原台地が広がっているところで、
そこを南北に貫くように座間丘陵が縦断しており起伏に富んだ地形になっているところが特徴だよ。


 

さらに、この市はその昔八王子街道の宿場町として発展していった経緯もあって、戦前は農村としての色合いが強く、
戦時中は高座海軍工廠や陸軍士官学校が設置されたことで軍事拠点としてのイメージを強めていったそうだよ!
でも、戦後の1955年代(昭和30年代)からは人口増加も手伝ってツぢツぢに大企業の誘致が行われたことから、
「企業城下町」という言葉も生まれるほど自動車産業を基盤に発展したという様々な特徴も隠れているねぇ!


 

へぇー、歴史とともに本当にいろいろな特徴があったんだね。座間丘陵というのは聞いたことがあったけど、この座間という名前の由来は何だろう?


 おやおや、久しぶりに変化気味のストレート球をぶち込んできましたねぇ♪(苦笑)
座間という発音が「多摩」と似てることもあってよく間違われるなんて話も時々聞くこともあるんだけどね…。
本州の太平洋側にとおっている幹線道路に東海道という代表的なものがあるけど、現在のものではなく古い東海道が通った際に宿駅が作られたんだって。
この宿駅の名前が「夷参」(イサマ)というものだったらしいよ。
それで、この「イサマ」というのが転じて座間になったというのが有力な説みたいだよ。


 

この市を代表する地域に、入谷と栗原と新田宿、それに四ツ谷という四つの地域名があるんだけど、これらはそれぞれ時代をさかのぼれば村だったところなんだって。
それにしても、入谷も四ツ谷もどちらも都心にある名前でもあるけど、入谷に関しては座間丘陵に沿って走っている相模線に入谷駅というのがあって、
この響きだけでなんだか都会な空気を感じてしまうのは私だけでしょうか?


 

すごいなぁ、元々は東海道に設けられていた夷参という宿駅名が由来だったんだねぇ。確かに、入谷なんていうと上野の街を思い浮かべちゃうなぁ。ところで、この市の特産品って何だろうなぁ?


 やっぱりどこの市町村に行っても、この特産品の質問は必ずついて回るもんだねぇ☆(笑)
特産品とはちょっとずれるかも知れないけど、市の由来のところで「夷参」という宿駅があったことに触れたけど、この市の地酒に「純米吟醸いさま」という名前のお酒があるんだよ♪
この名前からも座間の歴史に少しでも触れたような感覚が味わえそうだよね!
またお酒つながりで言えば、この市の花がひまわりであることからひまわりにまつわる焼酎も結構あって、
その名も「ひまわり焼酎」というのとか「冬のひまわり」という熟成焼酎も結構有名なんだよ!


 

また、毎年ゴールデンウィークに開催される「座間の大凧祭り」が全国的にも有名なほど、座間市の大凧は名物の代表格と言ってもいいよね☆
この大凧をモチーフにした大凧煎餅や大凧最中(モナカ)も結構レアものの特産物かも知れないねぇ。


 

さらに変わったところでは、この市には「観音さまと大蛇」や「オオカミの恩返し」といった独自の昔話がいろいろと伝えられているところで、
この市を代表する銘菓「むかしむかし」なんてのもあるらしいよ♪
いったいどんなお菓子なのか見たことも食べたこともないんだけど、この市には名前がユニークな特産品が多いなぁってことがうかがえるよね☆!

 

アハハハハ、銘菓「むかしむかし」なんてすごくユニークだし、なんだか素朴で懐かしい味がするお菓子を想像しちゃうなぁ!ところで、座間の大凧祭りって実はちゃんとは知らないんだけど、どんなお祭りなんだろうか?


 あらら?ひょっとして名前を聞いたことは何度もあっても、もしかして詳細まではうる覚えってやつかなぁ? (^^;;
まぁでも、名前はすごく有名だけれど中身の詳細までしっかり知らないってのは、誰にでもあることだからねぇ!
座間の大凧祭りというのは、毎年ゴールデンウィークの終盤に当たる5月4日と5日に行われている伝統的なお祭りのことで、
畳100畳ほどもある13メートル四方で重さが1000キログラムにも及ぶ凧を100人がかりで大空に上げるという、ものすごく壮大なお祭りだよ☆
このお祭りは、神奈川県のまつり50選にも選ばれるほど有名で、毎年2ヶ月にもわたって市の大凧保存会の協力でこの凧が作られているんだって。


 

さらに、この大凧には毎年文字が来というのが行われていて、大凧を作る際に二文字の言葉を書き添えるという習わしがあるらしいよ。
たとえば、このお祭りが始まった1965年(昭和40年)は「清和」という文字が、直近である2016年(平成28年)は「凱風」という文字が添えられていたんだそうだよ♪
毎年異なった二文字が添えられた大きな凧が空に舞い上がる姿は、本当に圧巻らしいね☆



 

宿場町・軍事拠点・農村・企業誘致と様々な特徴が交わり、大凧の伝統を今に引き継ぐ都市、座間市。
この市への交通アクセスで取り上げた小田急線には、相武台前の他に厚木市には厚木駅と本厚木駅という二つの駅があるんだけど、
この駅が隣り合っていることもあって、何もつかない厚木駅のことを本厚木に対して「嘘厚木」なんて地元の人たちの間で呼ばれている現象が起きているんだよね!
地名や駅名の並びで、何か言葉が付くだけでもこんな現象が起きることって結構少なくない事例なんだそうですね!
座間市に関する詳しい内容は、座間市ホームページ へどうぞ。
市の紹介や観光案内のページがかなり後ろにあるんだけど、分野別の生活情報がすぐに分かる仕様になっているページですよ!



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