今月の市町村


 あれよあれよという間に、1年の折り返し地点となる6月に入ってしまいましたね。
今年は何と言っても新型コロナウイルス騒動に振り回され、その影響で緊急事態宣言でいろいろな部分で自粛生活を余儀なくされてしまいましたよね!
この時期でそれぞれの生活も大きく変わっただろうし、何と言っても本来の出社を減らしてリモートワークを使用した在宅勤務を導入する企業が増えてきましたよね。
これっていっけん通勤のリスクも減るし自宅で自分のペースで仕事に取り組めるからいいように思えますが、いやいやちょっと待ってくださいよ!
確かに上記のことだけを考えればテレワークを増やしても問題なさそうに見えますけど、仕事とプライベートとの境界線が無くなりONとOFFの切り替えがうまく行かなかったり、
通勤することで適度に運動できる部分が完全に無くなるので極度な運動不足やエコノミー症候群になりかねないといったように、身体的な負担が絶対発生してきます。
そういう先のことまで考えた上で、テレワークを導入するか判断して欲しいものですが、日本の会社は少々生き急いすぎているように感じるんですよね。
会社も見切り発車的にテレワークにするのでなく、「希望する方はテレワーク」みたいに選択肢を必ず与えることが、本当の意味での働き方改革だと私はそう思っています。
もともと以前から在宅で仕事をされている方々はともかくとしても、出勤には出勤ならではの良さもたくさんあり、
周りで働いている雰囲気に、仕事とプライベートをはっきり分けられるというメリットもあるので、
全面的にテレワークに移行させることは断固として反対だし、ある程度の自粛は大切ですが過度な自粛には大きな不安を感じてしまいますね。


 

そこへいくと、このコラムもある意味テレワークに当たるのかも知れませんが、ときに実際行ったことのある市町村も結構あるので、情報量に若干変化があるところも魅力 の一つなのかも知れないですね☆
 NACKN そうそう、このコラムが金沢を訪問したときは、二人して本当に興奮しまくったもんなぁ!
その証拠に、文章もはじけてたし、なんちゃって金沢弁が随所に鏤められてたしね♪
 AMATY うわぁー懐かしいなぁ!あの時は、実際に訪れてから1ヶ月後に早々に取り上げたから、「興奮冷めやらぬ」という言葉がぴったり当てはまるレポートだったね!
 NACKN そのレポートが転じて、このページのもう一つの主人公になったという実績も作っちゃったからねぇ! 皆さんにもこの旅の雰囲気を楽しんでもらえていたらいいなぁと思うけど、私たちがいちばん楽しんでいたりするんだよね!
 AMATY おやおや、最近冷静さと落ち着きも出てきたよねぇ!でもほんと、何事も自分たちがいちばん楽しむ気持ちを持つってことは大切だね☆
ということで、今回はそういえば久しく東北地方へ行っていなかったなぁってことで、2020年度前期のNHKの連ドラの舞台も福島ということで、
王道化も知れませんが福島県の中心地でもある福島市を訪れてみましょう!
何でも、福島県が舞台なのは2011年の東日本大震災から10年目の節目を迎えることで、「エールを送りたい」という意味も込められているとか。
 NACKN なるほどねぇ。だから、連ドラのタイトルも「エール」なんだねぇ♪
福島市へはいろいろな行き方もあって東北新幹線で向かえばあっという間だけど、やっぱり車窓からの景色をじっくり楽しみたいので、
話題のバスタ新宿から福島方面の高速バスに乗っていけば、時間はかかるけど確実に福島駅にたどり着くことができるよ!
 AMATY 鉄道もいいけど、やっぱり高速バスは時間がゆっくり流れている感覚も味わえて、私も好きだなぁ!
ところで、余談だけどバスタ新宿って「新宿」を冠しているけど、実は渋谷区が所在地だったって知ってた?
 NACKN エエエーーー!新宿っていうからてっきり新宿区にあると思っていたら、そうか、品川駅が港区にあったり目黒駅が品川区にあるって例もたくさんあるから、バスタ新宿が渋谷区にあるのも地理的に考えたら納得だわ!
原発だなんだっていろいろ言われているけど、どんどんと復興してきている雰囲気が、人の流れや周囲の雰囲気からひしひしと伝わってくるなぁ☆


 

福島市はどの辺りにあるんだろう?それに、あまり詳しく知らないので詳細も併せて知りたいなぁ?


 福島市は、言わずと知れた福島県の県庁所在地でもある市町村で、中通りという地域の北部に位置しているんだよ!
福島県という県は、東は宮城から茨城にかけて広がっている阿武隈高知と、西は青森から栃木県の県境にかけて位置している奥羽山脈に挟まれている特徴があって、
これらに沿うようにして浜通り・中通り・それに会津の三つの地域に分けられていて、この中通りという地域は太平洋側の内陸地域という特性があるところなんだって。


 

ちょっと脱線しちゃったけど、もともとこの市は江戸時代以前から福島城を中心とした城下町として栄えていったところで、
明治時代には全国では7番目だけれど東日本では函館に続いて2番目となる日本銀行の支店が開設された地としても有名だね!
そして、1990年代に入ると、東北新幹線と山形新幹線が開業し福島駅が合流地点となり、交通の要衝としての基盤を気づいていったんだよ!


 

へぇー、中通りとか浜通りというのは地域名だったことも驚きだし、城下町としての顔を持っていたことも新鮮だったね!ところで、作曲家の古関裕而ってこの市の唯一の名誉市民だって聞いたけど?


 うわぁー唐突だなぁ。確かに今年(2020年)の前期の「えーる」という朝ドラの中で大々的に取り上げられているから、そりゃぁドストレートに攻めてくるよね!(笑)
そう、この市の出身地である古関裕而(こせきゆうじ)は、高校野球大会歌として毎年流されている「栄冠は君に輝く」とか、NHKのスポーツ番組の前に流れている「NHKスポーツショーのテーマ」といった応援歌やスポーツ音楽にとどまらず、
全国各地の学校の校歌や流行歌や映画音楽やミュージカル等5000曲をも超えるヒット作を世に送り出しているんだよ♪
老若男女どの世代でも親しみやすく、「へぇー、この曲も古関メロディーだったのかぁ♪」という曲も本当に多いね!
代表的なところで、プロ野球の阪神タイガースや巨人軍の応援歌は、ファンのみならず誰でも一度は耳にしたことがあるよね!
これらの成果が高く評価されて、福島市で唯一の名誉市民となったんだよ。


 

福島駅前には古関裕而の記念碑が建立されていて、1時間ごとにランダムに曲が流れる仕組みになっているだけじゃなくて、
在来線と新幹線のホームで発車メロディーとして楽曲が採用されるなど、福島市はもとより誰にでも愛されるメロディーを生み出した作曲家と言ってもいいよね♪


 

うわぁーすごーい (@@) それも数千曲ものヒット作を世に送り出したなんて、なかなかできることじゃないよねぇ!応援歌も耳なじみのものが本当に多いしね。あ、そうそう、桃と梨の産地だって小耳にはさんだんだけどこれってほんと?


 あれま、名産を聞いてくるかと思いきや突如変化球を投げ込んできましたね (^^ゞ
名産品も後で紹介するけど、桃と梨って聞いたら山梨県を連想される方もきっと多いでしょうね!
ところが、山梨にも負けず劣らずこの市も全国有数の梨と桃の産地として知られていて、梨に至ってはなんと全国でも日本一の生産量を誇っているんだって☆
各地域それぞれにも特色を生かした桃や梨が作られているけど、福島市の梨が日本一の生産量を誇っていたなんてすごく意外だったよね!


 

それに、東北地方の各地の温泉街で主に売られていたお土産物としても有名な郷土玩具であるこけしも、この市の特産品の一つになっているんだよ!
特に昭和の各家庭には、インテリアとしてこけし人形が置かれている光景も普通に見られたけど、この市もこけし発症地の一つだったんだね。
市内は温泉地としての顔も持っているから、こけしが発症するのも納得だよね。
厳選温度が約33℃でかすかに暖かいお湯ということで、「微温湯温泉」(ぬるゆおんせん)なんてユニークな名前の温泉も、結構親しまれているらしいよ!


 

さらには、福島市発端のお菓子で太陽堂というところで作られている「麦せんべい」とか、
立子山地域で広く作られている「凍豆腐」とか、菓子パンの元祖ともいえるみそパンなんていう一風変わった名産も外せないねぇ。
凍豆腐なんて食べたら体をクール団してくれそうで、熱い夏も乗り越えられそうだよね!


 

懐かしいなぁ!こけしって私の家にも置いてあったし、梨が全国一の生産量ってのも初耳でびっくりしたなぁ!じゃぁ最後に、この市と姉妹提携している都市を教えて?


 んー、惜しいなぁ!姉妹提携している都市はないけれど、様々な理由での交流都市ってのはあるから、これを紹介してみよう!
まずは、東京都の荒川区とは災害時における相互応援に関する協定を結んでいるよ!
これは、太平洋戦争のさなかに学童疎開を受け入れた縁から、この協定が生まれたらしいよ!
同じ協定を結んでいる市町村は他にもあって、この市から遠く離れた山口県の山口市ともまったく同様の理由で結ばれているそうだよ!


 

海外の都市でも変わった交流があって、東北地方で唯一のJRA福島競馬場が点在していることもあり、
ドイツのバーデンという都市とは同じように競馬場を有していることで生まれた交流があるんだって!
特に、近代では未曽有の災害が数多く発生しているから、災害時における相互応援に関する協定は今後各地でもとても大切な存在に発展していくだろうね☆


 

様々な応援歌のメロディーに彩られた、果物王国の異名も持つ温泉街を有する都市、福島市。
ドラマの影響もあってか、古関裕而の音楽が再び注目されていますねぇ!
さっきもNHKのスポーツテーマを取り上げたけど、NHK関連で言えば月曜日から土曜日までラジオ第1とFMで同時放送されている「昼のいこい」という番組のテーマ曲も、実は古関メロディーだったことを知りました。
あのどことなく和風で穏やかなメロディーが、耳に残っているなんて方々も少なからずいらっしゃるでしょうね♪
福島市に関する詳しい内容は、福島市ホームページ へどうぞ。
特に温泉街を生かした観光情報を、とても分かりやすく紹介していますよ! 市内の有数の観光地をPRした動画も、実際に訪れた気分にさせてくれそうです☆



他の市町村へも行ってみよう!

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