今月の市町村


 

いよいよ、カレンダーの一番最後のページである12月に入ってしまいましたねぇ!
どの月でもそれなりの焦りというのはあるけれども、12月は「師走」という言葉が示すとおり、「あれもやっとかなきゃ」「あぁー、これも忘れてたよ!」と
気持ちばかりが先走ってしまい、結局暮れになって地道に一つ一つ片付けていくということに落ち着いてしまうなんて方々も、少なくないでしょうねぇ!
12月といえば、風邪やインフルエンザが大流行し始める月でもありますが、去年の12月の前書きでは緑茶健康法なんてのを紹介していたことを思い出しました!
で、今年はというと我が家に何年かぶりに再び生姜ブームが到来したこともあって、普段飲んでいる緑茶にすりおろした生姜を少量足すだけで作ることができる「生姜緑茶」が、
カテキンと生姜の効能の相乗り効果で風邪予防に最適なんだそうですよ!
この緑茶は、サタデープラスというテレビ番組でも紹介されていたことが合ったそうなんですが、
生姜を加熱すると「ジンゲロン」と「ショウガオール」という成分が内側から体をぽかぽかと温めてくれて、喉の炎症とか咳も鎮めてくれる効果があるというから、
そんな生姜と緑茶が出会ったらそりゃぁーウィルスだって入り込む余地なさそうですよねぇ☆(笑)
普段から生姜を摂取する生活を取り入れるだけでも、風邪やインフルエンザから予防してくれる効果も期待できそうなので、
「んもう、しょうがないなぁ」なんて面倒くさがらずに皆さんもよろしければぜひぜひ試してみてくださいねぇ (^O^)
あぁーいやいや、「…」の中の文言はなんでもありません!?寒い冬をさらに寒くしちゃいましたかねぇ!(苦笑)


 まぁでも、ニラとかニンニクなんかも体を温めてくれる食材だし、冬はそれでなくともおでんや鍋料理なんかの暖かい料理が本当に恋しくなる時期ですよねぇ!
あつーい鍋でもつつきながらの市町村めぐりってのも、なかなか乙な楽しみかも知れませんよねぇ。
 NACKN いいねぇ、キムチ鍋にすき焼き、水炊きにおでん、どれも私は大好きだなぁ!
 AMATY おぉーでたでた、NACKNの食欲旺盛さが…!
でもまぁ、さっきの前書きじゃないけど、風邪を引いて体調崩したときなんかは普段食べているものでも食欲が出なくて美味しくなくなるってことも多いから、
食欲旺盛って当たり前のようで実は健康でいられる証拠だしありがたいことなんだよね!
 NACKN あらまぁどうしたの?いきなり真面目に語りだしちゃって!そうだよ、ただの食いしん坊だけで片付けられちゃぁ困るね!
 AMATY いやぁーほんと悪かったよぉ!でもほんと、どうりでNACKNが健康な訳だねぇ!
 NACKN ってなんだか嬉しいんだかからかわれてるんだか分からないなぁ。  ということで、今回は2年半前の流山市以来の久々の千葉県訪問なんです!
いやぁー千葉県民の皆さんごめんなさいm(__)m
都心からも近い距離にある、我孫子市を取り上げてみましょう!
我孫子という市町村名も本当に難読だけれど、この地域には他にも難読地名が多いんだとか…。
 NACKN おぉー、我孫子市かぁ。そういえば小さい頃に、「物語が生まれるまち」って聞いたことがあったんだけど、ほんとのところどうなんだろう?
新宿や池袋からだと、山手線で日暮里まで行ってそこから常磐線に乗れば、 一直線で中心駅の我孫子まで行かれるねぇ!
 AMATY 今回は結構アクセスもしやすいし、久々に近場って感じするねぇ!
2015年(平成27年)の3月からは上野東京ラインも開通したし、神奈川方面からのアクセスも格段に向上したねぇ。
 NACKN そうなんだよねぇ、湘南新宿ラインもいいけど、上野東京ラインも使い方を考えれば静岡方面からも1本で来られるってことも大いに考えられるもんねぇ。
おやおや、なんだか別荘地だったところが多いけど、これも物語と関係しているんだろうか?


 

我孫子市はどの辺りにあるんだろう?他にも難読地名も多いのかなぁ?


 我孫子市は千葉県の北西部に「東葛地域」というのがあるんだけど、そこに位置している市町村なんだよ!
都心からはおよそ30〜40キロメートルのところに位置していて、2015年(平成27年)に上野東京ラインが開通すると、
都心や元よりも神奈川や静岡からもこの市へアクセスできるようになり、都心まではおよそ40分という好立地から、住宅地も多く建設されたんだって。


 

千葉県にはかつて東葛飾郡という郡が2005年(平成17年)に存在していたんだけど、東葛地域というのは読んで字のごとく「東葛飾」を略したことばであって、
東葛飾郡に存在していた市町村の全てを指していたた名称なんだけど、この中心を担っていたのがこの市だと言っても過言ではないね!
千葉県の交通の要衝の一つともなっているこの市は、多くの著名な文化人がこの辺りに別荘や住居を構えたことから
「北の鎌倉」と呼ばれていて文学の町としての顔も持っているんだよね。


 

また、「我孫子」という地名もそうだけど、この市は難読地名が多い市町村の一つでもあり、
かつての日本国有鉄道の採用試験の問題として出題されることも多かったらしいよ!
いくつか例を挙げてみると、高野山と書いて「コウノヤマ」、岡発戸と書いて「オカボット」と読むのはまだ序の口の方で、
都部と書いて「イチブ」とか、日秀と書いて「ヒビリ」なんて文字からは想像もつかなそうな読み方も結構あるみたいよ!


 

ッヒャァー、「ヒビリ」とか「イチブ」なんて、実際に言葉で言われないと分からなそうだねぇ!ところで、文学の町ってことは分かったんだけど、「白樺派」ってのは何のことだろう?


 おぉー、早速来たねぇ変化球が…!でも、「白樺派」ってくらいだから当時はいろいろな派閥があったのかも知れないけど、
この「白樺派」ができるまでにはこんな理由があったんだって。
 この市は大正時代から昭和初期にかけて多くの著名な文化人がこの辺り一帯に居住していたという歴史があるけれども、
大正デモクラシーを初めとして、自由主義の背景に人道主義や理想主義を中心とした作品を制作していて、
1910年(明治43年)に刊行した雑誌であった「白樺」が契機となって、その活動は飛躍的に拡大していったんだって。


 1907年(明治40年)に、志賀直哉と武者小路実篤が神奈川県の藤沢町(現在の藤沢市)にあった東屋という旅館で、この雑誌の発刊を話し合っていたという記録が残っていて、
1947年(昭和22年)まで存在していた国立学校である「学習院」の学生たちもこの趣旨に賛同したことで結束し、
雑誌「白樺」を刊行するまでに様々な準備を整えていたことが、 「白樺派」の始まりであるとも言われているんだって。
学習院の出身の作家たちには幼いころからの知人も多く、これだけ一つの学院から同年代や同窓生が出現したのは、
後にも先にも「白樺」以外には出てこなかったんだそうだよね。


 

うわぁー、一つの学校の学生たちがまとまって活動し、「白樺」っていう文学雑誌の刊行を期に作風を共有し合っていたなんて、すごい強い結束力がなけりゃなかなか活動まで結び付けられなかったかもねぇ。ってことは、観光も文学に関するものが多いのかなぁ?


 ほんっとどの市町村でも、刊行ネタは尽きないよねぇ!でも、観光地にこそ市町村の魅力が詰まっているのも事実かも知れないねぇ。
この市は、上でも何度も触れているように別荘地として栄えた一面も持っているから、文化人の縁の地が市内各地に散在しているんだよね。
多くのところが「別荘跡」として残されているんだけれども、 旧村川堅固別荘だけは唯一そのままの状態で残されているそうだよ。
いくつか別荘跡を挙げてみよう。
志賀直哉別荘跡武者小路実篤邸跡柳宗悦旧居三樹荘跡などなど。


 

三つ挙げたけど、ほとんどが「白樺派」に属していた作家たちなんだそうだよ!すごいねぇ!
だから、当然と言われればそれまでなのかも知れないけど、旧志賀直哉邸跡の近くに「白樺文学館」という形で、
白樺派の作品を広く公開する目的で2001年(平成13年)に開館されたんだよ。
ここには、馴染みの文学が展示されているのはもちろんだけど、様々な企画展も行われていて特に文学好きな人たちには魅力的な場所かも知れないね。


 

でも、何も文学ばかりってわけじゃなくてね、この市を中心に白井市や印西市、柏市といった千葉県北部の市にまたがっている
利根川水系の湖沼である「手賀沼」(テガヌマ)というのがあるんだけど、この湖沼は関東でも有数の野鳥の飛来地にもなっていて、
鳥類に関する博物館や研究施設なんかも数多く存在しているんだぁ!
我孫子市鳥の博物館は、鳥類の中心施設と言っても過言ではないかもね。
手賀沼を初めとして自然が多く残っている地域はその昔多くの水源地として栄えた時期もあったこともあって、
親水広場や市立公園として整備されているところも多いから、 観光という側面だけでなく、これらの場所が市民の憩いの場としての役割も果たしているんだって☆


 水源地と豊かな自然に囲まれ、多くの文化人が愛し憧れを持ち続ける都市、我孫子市。
このコラムで大々的に取り上げてきた文芸思潮である「白樺派」だけれど、これをカレーにしてご当地グルメとして普及させようという動きもされているんだって!
同じ派閥にぞくしていた陶芸家だったバーナード・リーチがカレーを食べていたときに、「これに味噌を入れてみたら美味しいだろう」と言ったことで、
ルーに隠し味として味噌を加えて作ることを基本的な定義として、市内の飲食店で広く提供されているそうだよ!
味噌を加えたカレーなんて、体も温まりそうだし本当に美味しそうだねぇ。
私も一度は食べてみたいなぁ♪
我孫子市に関する詳しい内容は、我孫子市ホームページ へどうぞ。
分野別にはっきりと分かれているので、観光や生活情報など今知りたい情報が探しやすくなっているのが特徴的なページです!



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