今月の市町村


 

Trick or Treat!!って去年も確かこのあいさつで始めたような記憶があるけれども、日本でもすっかりハロウィーンの文化が根付いてきましたよね!
でも、去年はトラックを横転させてしまうなんて痛ましい事件が渋谷で起きてしまったけど、派手な仮装をして楽しむことはいいですが、
しっかり節度を守って痛ましい事故が起きないことを切に願うばかりですね!
それにしても、いったい誰が最初に言い出してここまでハロウィーンの文化を根付かせたんでしょうかねぇ。
デパートではおせち料理の予約が始まったり、コンビニやスーパーでは年賀状の受付が始まったりと、
早くも年末年始の機運をあちらこちらで感じることが増えてきましたよね!
まぁ、一時みたいにクリスマスソングの前倒しよりはいいですけどね、まだ12月にもなっていないのに気持ちばかりが焦りそうですよね!
年を重ねると1年があっという間に感じるとは本当によく言ったもので、このページを開設したときから比べたら 確かに早く感じてしまうことも増えたよなぁなんて、11月を迎えてしみじみとそう思いますね。


 

ってなんだか前書きがちょっと切なくなってしまったけど、11月といえばこのコラムも埼玉県に戻ってくるわけなんですが、
何と言っても14日には埼玉県民の日を控えているし、いつもにも増して気合いが漲ってきますね!
それこそ、令和になって最初の「埼玉県民の日」でもあるんですからね♪
 NACKN で、出たぁー!「令和最初の○○」ふぁ!でもそれ、結構久しぶりに耳にしたかも♪
 AMATY まぁねぇ!このページの解説日と同じ5月1日には何百回と聞いたフレーズで、「もういいよ、しっつこいなぁ」なんてげんなりしてたけど、
久しぶりにこれを使うのも悪くないなぁなんて思っちゃったよ!
 NACKN うんうん、分かるなぁその気持ち!でも、年の瀬を迎えたら紅白歌合戦とかゆく年くる年みたいな特別番組でも、またしつこいくらいこのフレーズ聞くかもよ!
 AMATY そ、そうかぁ!どっちも今年を振り返る番組だもんねぇ。また覚悟しとかなくっちゃなぁ!
 NACKN か、覚悟ってなにもそこまでしなくても…!
 ってな訳で、埼玉県に戻ってくるシリーズも大詰めではあるけれど、結構町や村ってまだ取り上げてないものが結構残ってるんですよね。
今回は、国の重要文化財や観光資源も豊富な川島町へ行ってみましょう!
 NACKN おぉー、川島町かぁ。確か川越の近くにある町だったよねぇ!川越に行った帰りに少し立ち寄ったような…。
池袋からだとJRの埼京線か東武東上線で川越駅まで行って、そこからこの町へアクセスできるバスが通っているんだよね。
この町は鉄道路線がないけれど、東武鉄道の川越駅、若葉駅、東松山駅、高崎線の鴻巣駅や桶川駅からも川島町を経由するバスが走っているんだよね。
 AMATY そうなんだよねぇ、この町にも鉄道路線がない代わりにいろいろな市町村と接してもいるらしいから、いい意味で周辺市町村の影響も受けてるかも知れないねぇ!
 NACKN うん、埼玉県の市町村って、この町も含めて結構そういう市町村多いかもね!
それにしても、この町では冷たいうどんがよく食べられているみたいで、町のあちらこちらにそれが食べられるお店も結構あるなぁ!


 

川島町ってどんな所なんだろう?名前のとおり河川に囲まれていたりして?


 うわぁーさすが鋭いなぁ!!そう、川島町は埼玉県の中部に位置している市町村で、比企郡というところに属しているんだよ!
その昔は川島村と呼ばれていた所で、1954年(昭和29年)に誕生したんだよ!
それまでは、伊草村、三保谷村、出丸村、小見野村、八ツ保村、そして中山村の六つの村に分かれていたそうだよ。
そして、1972年(昭和42年)に、川島村が町村制を施行して、「川島町」となって、現在に至っているよ。


 

それに、この町は町名が示すとおりに何と言っても荒川を初めとする荒川系河川の流域にもなっていて、
入間川を境にして南に川越市、都幾川・市野川を境に北に吉見町や東松山市、越辺川を境に西に坂戸市、
そして東には高崎線沿いの上尾市と桶川市に加えて鴻巣市にも荒川を境にして接しているから、
まさに東西南北を川に囲まれた島のようだということで、そのまま川島町になったってのが有力な説らしいよ!


 

ええぇぇぇぇぇー!ほ、本当にそういう由来だったんだぁ。「単純明快」って言ったら失礼だけど、読んで字のごとくの地形の市町村もあるんだなぁ!ところで、「すったて」って言葉をよく聞くんだけど、これって何のことだろう?


 うわぁー早速ストレート球がどかんと投げ込まれちゃったぞい (*_*)
でも本当に、言葉の響きだけだと何のことかイメージ付きにくいよね♪でもこれは、この町の郷土料理でもあるんだよ。
「すったて」というのは、胡麻や味噌や野菜をすり鉢ですって、それを冷たい井戸水とうどんを混ぜて食べていたところから付けられた名前なんだって!
「具材をすりたてで食べる」というところから転じて、「すったて」になったんだそうだよ♪


 

四方を川で囲まれているこの町は、その昔は見渡す限り水田地帯だったらしいね。
そのおかげで台風がくるとすぐに川の水が氾濫を起こしてしまうのでよく水害に見舞われることも多かったそうだけど、
この水をうまく利用することで稲作が盛んに行われてきたという経緯もあるよ。
さらに裏作として小麦の栽培も盛んだったことで、うどん文化をもたらした地域でもあるんだよ。
現在とは違い、当然のごとく手作業で農作業を行うことが基本だったから、特に夏場は暑さとの戦いな訳で、
炎天下の作業を耐え抜くために「すったて」が考案されたと言われていて、手軽に作れてしかも栄養豊富な料理ってことで、この街の農家の人たちに受け継がれてきたんだって。


 

主な作り方は、胡麻とミソをすり鉢でよく混ぜ合わせて、その中に夏野菜(茗荷とか胡瓜や茄など)をよーくすって、
冷たい水でつけ汁にしてうどんやご飯を食べるというのが一般的だそうだよ。
聞いてるだけでよだれが出てきそうだけど、夏の熱い中で農作業を乗り切るための昔からの知恵だったのかも知れないね!
埼玉県は、香川県・群馬県に次ぐうどんの盛んな県だとよく言われているけど、ここにもしっかりとうどん文化が寝ずいていて思わず安心しちゃったなぁ☆


 

うわぁー美味しそう!でも、夏を乗り切るための先人の知恵から生まれた料理だったなんて、ありがたみも感じるよねぇ。ところで、主な観光地って何かあるのかなぁ?さっき観光資源も豊富だとか言ってたけど?


 度ストレート球のオンパレードだけど、確かに観光資源も豊富だよ!だから、その狙いも間違ってないんだよ。
まずこの町には複数の国指定の重要文化財が点在していて、この町出身で日興証券の創業者である
遠山元一の邸宅や美術コレクションを公開している美術館に「遠山記念館」というのが代表的なところだよ。


 

1970年(昭和45年)に開館したところで、庭園と美術工芸コレクションと遠山家の邸宅は、国の重要文化財としてもとても貴重なんだって!
さらに、文化財で言えば真言宗豊山派の寺院に広徳寺というのがあるんだけど、大きな寺院のことを「大御堂」っていうんだけど、
この大御堂が国指定の重要文化財として登録されているんだよ!


 

また、未来の観光地として注目を集めそうなのが「金笛しょうゆパーク」といって、工場見学をリニューアルするだけでなく、醤油の蔵の中にレストランを併設して、
2019年(令和元年)11月16日にオープンする予定なんだって。
この町に1789年(寛政元年)に創業を迎えた老舗の醤油に「笛木醤油」という醤油の会社があるんだけど、
創業から230周年を迎える2019年(令和元年)に記念事業として「醤油パーク」としてリニューアルされるみたいだけど、どうなるのか本当に楽しみだね!
ぜんぜん関係ないけれど、創業もリニューアルも同じ「元年」繋がりだね!(笑)


 

この他にも、様々なタイプのカートレースが楽しめる「桶川スポーツランド」とか、荒川の河川敷にある軽飛行機専用の非公共用飛行場である「ホンダエアポート」の遊覧飛行も、この町ならではの観光資源と言ってもいいかも知れないね!


 

周囲を河川で囲まれた水源と観光資源の交錯する町、川島町。
ところで、市町村では最近PRのためにご当地のマスコットキャラクターを設定するところが増えてきているけど、
この町にも例外ではなく2010年(平成22年)に制定された「かわべぇ」と、その2年後の2012年(平成24年)にはもう一つ「かわみん」というマスコットキャラクターが制定されたんだって!
川島町の豊かな自然を愛し、町のことなら何でも知っているグルメなおじいさんと、自然と農作物が好きな孫娘の女の子という設定なんだそうだけど、
これだけでもなんだか愛嬌もあるし親しみ易そうなキャラクターだと思いませんか?
町の至る所で活躍している姿を見たいものです!
川島町に関する詳しい内容は、川島町ホームページ へどうぞ。
若干メニューのレイアウトが分かりにくいんですが、特に音声で閲覧されるときはいったん「サイトマップ」を開くとより楽しめる幅も広がりますよ!
それこそ、かわべぇとかわみんの活躍も見られるかも知れませんよ(^O^)



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