今月の市町村


 

毎年同じような出だしかも知れませんけど、9月に入ってもまだまだ蒸し暑い日が続いていますねぇ!
夜になるとあちらこちらで秋の虫の声もしてくるし、9月に開かれる大相撲も秋場所という名前であるなど、
季節の上では秋なのかも知れませんが、こう暑い日が日中でも続いていると、夏と秋がまるで同居しているみたいな雰囲気すら感じてきますよね!
ここのところ、8月の終わり頃から学校が始まるなんてところもあるみたいだけれど、9月になったら学校が始まるってイメージがまだまだ強く、
テレビやラジオのニュースでも、「夏休みももうあとわずかですねぇ」なんて言葉を聞くたびに、ため込んだ宿題に慌てて取り組むなんて子供たちも、きっと少なくないでしょうね!
私自身にも経験がありますが、8月も下旬に近づくとツクツクボウシの鳴き声が聞こえてくるととたんに焦りだし、
「うわぁーまだ○○の宿題やってなかったー!」となり、日記とか読書感想文みたいな面倒くさい宿題に取り掛かるという、何とも非効率なものでした!
日記はまだ日付さえ思い出すことができれば書ける部分も多いけれど、読書感想文に取り掛かろうとすると課題の本を読んだことすら忘れてしまうことはよくあることで、
パラパラと本をめくって概略部分をいかにもちゃんと読みました的に調子のいいことを自分の言葉で説明して、適当な感想を書いて提出して事なきを得たなんちゅうこともありました (*_*)
あっ、ここのページを詠んでくれている良い子の皆さんは、決してこんな真似しないでくださいね!(苦笑)


 

さて、6月から令和・平成と元号にちなんだ市町村特集を行ってきましたが、これもいよいよクライマックスです!
この元号を取り上げずして、この特集を締めることはできませんねぇ☆
昭和を冠した市町村もそうですが、もっとも長く続いた元号だからか、道路とか鉄道駅・学校や会社に至るまで昭和を冠したものは実に多いですね♪
 NACKN おぉー、ついに来ましたねぇ昭和が!!昭和を直接知らなかったからか、よく古い建物や学校なんかを目にしたとき、「昭和のにおいがするなぁ」なんて会話が聞こえてくる度に、
「えっ?それってどんなにおいなんだろう?」って大真面目に考えちゃったことがあるなぁ!
 AMATY アハハハ、確かにそう考えちゃう気持ちはすごく分かるなぁ!
でもね、文字で説明するのは難しいけど、昔の建物特有の独特なにおいとか、学校の体育館のちょっとかび臭いみたいなにおいが「昭和のにおい」として例えられることは結構多いよ!
 NACKN あぁーなるほどなるほどー、それなら何となく分かる記がするなぁ!
「昭和の○○」みたいに文言をつけるだけでも深見があるというかちょっと古臭いというか、懐かしさも感じてくるよねぇ!
 AMATY おいおい、古臭いだけ余計だぞい!
 NACKN あぁーごめんごめん!いつものごとく調子に乗りすぎましたぁm(__)m
ということで、今回は群馬県の名高い山々に囲まれた村である昭和村と、そこから100キロメートルほど行った福島県にも同じ昭和村があるので、二つの昭和村を同時に取り上げてみましょう!
 NACKN おぉー、二つ同時に取り上げるのもものすごく久しぶりかもなぁ!
群馬県の昭和村なら小さい頃野菜の収穫体験かないかで行ったことがあったけど、福島県にも昭和村があったのかぁ!
どちらの昭和村にも直接村には駅がないみたいだけど、群馬県の昭和村へは湘南新宿ラインで高崎駅まで行って、そこから上越線に乗り換えて沼田駅まで行くと、この村がすごく近いよ!
 AMATY うんうん、関越道にも昭和インターってのもあるから、車でも楽ちんだね!じゃぁ、福島県の昭和村は?
 NACKN んーー、これが鈍行で行こうとすると結構乗り換えが多くて、同じ上越線で水上まで行って、そこから水上線に乗り換えて小出ってところまで行き、
さらに只見線という電車に乗り換えれば会津川口駅まで行くんだよね。 そんでもってとどめに会津乗合自動車の路線バスに乗り換えて、昭和温泉というバス停で降りればようやく昭和村だよ!
 AMATY っひゃぁー!聞いてるだけで気が遠くなりそうなほど時間がかかるんだねぇ!
 NACKN そうなんだよぉー!でもまぁ、大概の人は新幹線で会津若松までノンストップで行ってから只見線に乗り換えるって経路を使うかも知れないね!


 

じゃぁ早速だけれど、二つの昭和村の位置関係と特徴を知りたいなぁ?


 群馬県に所在する昭和村は群馬県の北部に利根郡というのがあるんだけど、そこに位置していて赤城山麓に広がっているのがこの市町村だよ!
「日本で最も美しい村連合」というNPO法人も立ち上がっているんだけど、そこにもこの村は加盟しているんだって!
日本一のこんにゃく芋の産地であるのと同時に、日本有数の高原野菜の産地としての顔も持っているから、
昭和村は別名「首都圏の台所」なんて呼び名もあるくらい、高原野菜の宝庫としても有名なんだよ!


 

一方の福島県の昭和村は、福島県を代表する会津地方というところに大沼郡というのがあって、この地方の西南部に属しているのがこの村なんだよ!
イラクサ科の多年生の植物に「カラムシ」というものがあるんだけど、この村はこのカラム氏が群生したとも伝えられているところで、
伝統的な工芸品として「からむし織」が盛んで、「からむし織の里」という通称でも知られているんだって♪


 

どちらの昭和村も、時同じくして1889年(明治22年)4月1日に、群馬県は糸之瀬村(イトノセムラ)と久呂保村(クロホムラ)が、
福島県は、大芦村(オオアシムラ)と野尻村(ノヂリムラ)という、それぞれ二つの村だったんだけど、
1927年(昭和2年)に福島県の二つの村が、1958年(昭和33年)に群馬県の二つのがそれぞれ合併して、昭和村が発足したという経緯だよ!
群馬県の昭和村はだいぶ後になって合併したけど、福島県の方は昭和2年に合併をしているから、
昭和時代に入って誕生した村というのが、どちらにも共通する村名の由来らしいよ


 

へぇー、福島県の方は「カラムシ」が有名で、群馬県の方は高原野菜の宝庫だったんだね!それにしても、村名の由来は実に分かりやすいね!ところで、群馬県の昭和村は歴史的資源や観光資源も豊富だって聞いたんだけど?


 さすが前にも行ったことがあるだけあって、かなりの度ストレート球ですねぇ☆
そう、なんと言ってもNPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟されていることもあってからか、
意外と(なぁんて言ったら失礼だけど)観光客を多く訪れているところみたいよ!
赤城山の北西部に位置するこの村は、谷川連峰や榛名山に加えて2000m級の武尊といった、雄大な山々に囲まれているところなんだよ。
だから、特に赤城高原から見える周囲の山の眺望は圧巻だと言われていて、多くの観光客にも結構人気のあるスポットなんだって☆


 

さらに、この村も含めた群馬県は富岡製糸上を初めとした養蚕業がとても盛んなところだから、
養蚕民家もそれはそれは数多く存在していたそうだよ!
そしてこの村も御多分に漏れずたくさんの養蚕民家が存在しているんだけど、
板葺を基調とした大型の養蚕民家と茅葺きの養蚕民家が混在していたり、土蔵も数多く作られていたところから「歴史を残す家並み」として、
現在は貴重な歴史的資源として残されているそうだよ☆


 

雄大な山々からの眺めはほんと圧巻だろうねぇ!養蚕民家や昔ながらの家並みが多いのもうなずけるなぁ。方や福島県の昭和村には、最大の湿原があるそうなんだけど、詳細が知りたいなぁ?


 今回は同一名称の二つの村を取り上げているわけだけど、そんな中での変化球はかなりきっついなぁ (*_*)
でもまぁ、確かにこの村の観光スポットの一つにもなっているから、あながち間違いじゃないよね☆
そもそも、湿原というのは淡水という塩分の低い水によって湿らせた草原のことで、この村には国の天然記念物の指定も受けている「駒止湿原」という高層湿原は、代表的な観光スポットと言ってもいいよね!
群馬県の昭和村と同じように、この村も博士山を初めとした1000メートル級の山々が点在していて、
この湿原も1100メートルの標高に位置しているところで、大谷地・水無谷地・白樺谷地という3湿原を中心として
大小様々な湿原があり、 ニッコウキスゲやミズバショウ、タテヤマリンドウ、ショウジョウバカマやカキランといったように、実に多くの植物を見ることができることから、
1年を通して多くの観光客が訪れるスポットなんだよ!


 

また、温泉地としての顔を持つこの村は、温泉でまちおこしをするといった計画も立ち上がろうとしているらしいね!
日本海側の鉱山でよく見られる鉱石である「黒鉱」探索の際に、円筒形の穴を広げる技術である「ボーリング」という作業中に、
偶然に発見されたのが「昭和温泉」だと言われていて、 1972年(昭和47年)に開業したまだまだ新しい温泉と言っても過言ではないね!
温泉地というと何百年も前からの長い歴史を持つところも本当に多いけど、こんな風に偶然に発見された温泉というのも結構多いらしいよ!


 

すごいなぁ!高いところでも自然豊かな湿原が複数存在していたことも、偶然に発見された温泉が観光地となっていることも、どちらも初耳だったなぁ!ところで、何で群馬県と福島県の昭和村は姉妹提携してないんだろう?


 た、確かに!同じ市町村名が縁で姉妹都市や友好都市提携を結ぶところもあるけれど、理由は探り当てられなかったけど、
福島県と群馬県の昭和村は姉妹提携がないんだよね。
福島県に至っては埼玉県の草加市と姉妹提携をしているけど、群馬県に至っては姉妹提携事態が無かったんだよ!
まぁ、本当かどうかは定かじゃないけど、所在地が100キロメートル未満であると提携が酌み交わされない場合もあるって聞いたことがあるけど、
お互いの特色を共有して新たなまちづくりを目指すきっかけに姉妹提携してもいいのになぁと、私自身はそう思うなぁ☆


 

首都圏の台所という通称通り、高原野菜の産地と古代の歴史の宝庫、群馬県昭和村。
そして、からむしの里に誘われて高層湿原と未来へ向かって進む温泉街を有する観光都地、福島県昭和村。
いつも同じ名前の市町村特集をやっていて思うことだけど、名前が同じでもその地方独特の風習やそれぞれに全く違った特色を知ることができるので、
まるで1杯で二度楽しむといったお得感も得ることができるので、私は大好きです!
今回のこの旅もものすごく充実感があったんだけれど、100キロ未満とは言ってもまだまだ書き切れないほどの違った特色に出会えたのは、正直びっくりでしたね!
群馬県・福島県の両昭和村に関する詳しい内容は、群馬県昭和村ホームページ
福島県昭和村ホームページ
へそれぞれどうぞ。
どちらのページも、観光案内がとても充実していて、これだけでバーチャル観光ができそうな感覚ですよ!


 

さて、令和・平成・そして昭和と3世代を追うように取り上げてきた元号にまつわる市町村特集も、今月で終了です。
まぁ、令和の場合は直接的に令和を冠した市町村ではなかったけれど、
昭和と同じように令和も多くの地名に冠してもらいたいという思いとともに、この特集を締めたいと思います。
ありがとうございましたm(__)m




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