今月の市町村


 1月20日前後に設定される二十四節気「大寒」を迎えたとたんに大学入試センター試験が控えているので、
特に受験生にとってはこの時期は正念場になるかも知れませんよね☆
と他人事のように書いている自分も、入試センター試験はなかったものの大学受験は2月だったので、
この時期はいつもにも増して体調維持にはかなり気を使いましたよ!
そして、決まって受験当日はカツ丼とイヨカンを食べて、験担ぎも万全な状態で臨みました!(笑)
これが私流の験担ぎで、カツドンはいたってストレートな理由で「受験に勝つ」、そしてイヨカンというのは駄洒落なんですが「いい予感がする」という意味で、受験が近づくと必ずこのメニューで乗り切っていました。
現在巷ではものすごくたくさんの受験生を応援する験担ぎグッズが次々と登場していますが、こういう験担ぎグッズって好きなんですよね☆
たとえば、タブレットタイプのお菓子に「ミンティア」というのがありますが、ミンティアであなく「ウィンティア」(英語で勝利を意味するWINから取ったもの)と題したメッセージ付きのお菓子や、
チョコレート菓子のスニッカーズが「スニッ勝」(スニッカツ)というお菓子を販売していたりと、
駄洒落であっても受験生を勇気づけてくれそうな名前のものがさらに多くなってきたという印象ですね!
でも、私がいちばん印象に残っている験担ぎグッズとして、30年ぐらい前に東北地方に台風が襲来したときに、
台風でも落ちなかった林檎ということで「落ちない林檎」というのが実際販売されていたことがありましたが、
ネーミングも結構凝っていて狙いもぴたりとはまる感じがすごく好きでした!
受験生の皆さんにとって、1日も早く春が来ますように!!


 

そろそろ卒業旅行なんて話もあちらこちらから聞かれてくる時期にも入りつつある今日この頃ですが、
このコラムが少しでもそんな皆さんのお役に立つことができたなら嬉しいところですが、皆さんの住んでいる市町村はもう紹介されていますか。
 NACKN そういえば去年1年間の間に訪れた市町村を整理していたら、何と埼玉県に迫る勢いで
6月・9月・12月と3回も栃木県を訪れていたなんてちょっとびっくりだったよ!
 AMATY そうかぁ!それほど意識はしていなかったけれど、12月に訪れたときは過去に存在していた町を取り上げるという、コラム市場初の試みだったもんね!
 NACKN うんうん、集中訪問とか特集を組んでっていうことじゃなくてたまたまのことだったから、私も改めて見てびっくりした次第だよ!!
今回も北関東だったりして!
 AMATY ありゃー、思いっきり言い当てられてしまったわい(*_*)
確かに去年もこの時期にこの県に行ってたかもなぁ!
ということで、NACKNに先を越されましたけど、花と湯の町としても首都圏に特に知られている群馬県の中之条町を取り上げてみましょう☆
それでなくとも、群馬県にはたくさんの温泉地があるけれども、ここの温泉も全国的に人気みたいだね☆
 NACKN ほんと毎日寒いから、温泉でほっとしたいよねぇ☆
中之条町の中心駅は吾妻線の中之条駅だから、池袋から湘南新宿ライン直通の高崎線で高崎まで行くことができれば、そこから1回乗り換えるだけでこの駅に到達できるよ!!
 AMATY ほんといろいろな路線を直通する電車ってすごく便利だよねぇ!
湘南新宿ライン様様っていったところだねぇ♪
 NACKN ほんとだねぇ!乗り換えなしあるいは乗り換え回数が少なく目的地に行かれるって、すごくいいよね☆
おぉー、このお客さんたちは温泉街に行く人たちかなぁ?


 

中之条町ってどの辺りにあるんだろう?そして、何が有名だろうか?


 

中之条町は群馬県の北西部に位置していて、長野県や新潟県と県境を接している町なんだよ!
森林が町の面積の8割を占める自然の宝庫で、珍しい高山植物も多く見られるところが大きな特色で、
河岸段丘や丘陵地に加えて盆地といったように様々な変化に富んだ景観を楽しむことができる町とも言えるでしょう☆


 

都心からおよそ150キロメートルのところにあるこの町は、吾妻郡の文化や政治や経済それに交通の中心地としての顔も持つ一方で、
沢渡温泉・四万温泉・尻焼温泉に代表される温泉地を初めとした観光業が盛んなところとしても、全国的にも有名だね☆
それだけじゃなくて、冨沢家住宅や日向見薬師堂などの貴重な観光資源に加えて、赤岩地区という重要伝統的建造物群の保存地区が存在しているなど、
先人達が残した貴重な遺産が息づく地域といったように、多種多様な特徴が集積している町でもあるんだよ☆

 

すごいなぁー!温泉の町だけだと思っていたら、そんなにたくさんの特色を持った待ちだったなんてびっくりだよ (@@) ところで、この辺りにも昔から合併の変遷があったんでしょ?


 

今回もいつもと変わらずストレート勝負できましたねぇ!その前に、中之条という名前の町としては1872年(明治5年)、
埼玉県が産声を上げた翌年に群馬県が誕生しているんだけど、この時点ですでにこの町が存在していたんだよ!
そこから17年後に当たる1889年(明治22年)に、この町も含めた周辺の五つの町と村であった市城村、西中之条村、青山村と伊勢町が合併して、現在の町域ができたんだって!


 

そんでもって本題の合併の変遷なんだけど、事の始まりというのが1953年(昭和28年)に町村合併促進法という法律が施行されたことに伴って、
群馬県でも合併計画試案を書く市町村に通達したらしいよ。
当時は伊参村、名久田村、沢田村、高山村との五つの町村での合併案だったところ高山村が離脱したことで、
周辺の三つの村が合併して新しい中之条町として誕生したんだよ☆
さらに、この合併について地元の商工会が太田村と東村を加えた7町村合併や、岩島村と坂上村に原町を加えた10町村での大合併の構想もあったそうなんだけど、
動き出すタイミングが遅かったとか意見の集約が間に合わなかったといった理由で残念ながら実現には至らなかったんだって。


 

合併一つとっても、いろんな思惑や周辺の市町村との合意みたいにいろいろな問題が絡んでくるから難しいよね。それはそうと、さっき聞いた三つの温泉について軽く知りたいなぁ?


 

あらまぁ、だんだんと変化球も加わってきちゃいましたねぇ(*_*) この町のキャッチフレーズとして「花と湯の町」ということを全面に掲げているように、
温泉街の集積地としても首都圏はもとより全国的にも有名なんだよ!
群馬県というと言わずと知れた草津温泉が有名だけど、中之条町の温泉街もとても多くの観光客でにぎわっているそうだよ!


 

この町を代表する温泉街といえば、四万もの病に効くという言い伝えがそのまま名前の由来になっている「四万温泉」は外せないね。
「世のちり洗う四万温泉」と郷土かるたである上毛かるたでも詠われていて、四万川を沿うようにして温泉街が広がっているんだよ!
温泉法に基づいて環境大臣が指定し、温泉の利用促進を狙った温泉地のことを「国民保養温泉地」っていうんだけど、
ここの温泉街はこの温泉地の第1号として定められたところでもあるんだって(@@)


 

肌に対する効能が高く、温泉に併設する沢渡病院では温泉の効能を利用したリハビリテーションを行っていると言われる、「沢渡温泉」もあるよ!
少なくとも1週間以上温泉地に滞在して疾病に対する温泉療養を行うことを「湯治」っていうんだけど、
この湯治によって肌が荒れてしまうこともあるそうで、その肌を直す「草津温泉の仕上げ湯」としても知られている温泉街だよ!


 

さらには、川の底から湧出している温泉で温められた石で痔を直したという言い伝えがある「尻焼温泉」というのも結構にぎわっているらしいね!
ここの温泉街の目玉といえば川を堰き止めて作った巨大露天風呂で、川の底から温泉が沸きだしている地点というのは極めて珍しく、
名前もずばり「川の湯」という何ともストレートな名前で、これを目当てに来るお客さんも少なくないんだとか。
確かに、川の底から温泉が沸きだしているなんてすごく珍しいし、私自身も見たことがないなぁ☆


 

高山植物と先人たちの遺産の宝庫であり、様々な特色の温泉地で人々を魅了してきた町、中之条町。
観光資源として温泉外を中心に紹介したけれども、他にも明治時代は小学校として建設された建物が、
現在では博物館として利用されているところもあるんだよ。
それが、中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」っていうところなんだよ。
洋風の学校建築物として群馬県の指定する重要文化財となっているこの建物の特性を生かして、
昔の道具展とか昭和を思わせるような数々の企画展示なども積極的に取り入れていて、いつ行っても飽きさせないような工夫がなされているみたいだよ!
体験コーナーも充実しているそうだし、こちらも魅力的な観光スポットの一つだね☆
中之条町に関する詳しい内容は、中之条町ホームページ へどうぞ。
各コンテンツの中身の内容がとても濃く、読んでいるだけでも観光を疑似体験している間隔が味わえますよ!



他の市町村へも行ってみよう!

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