今月の市町村


 

いよいよ夏真っただ中とも言える8月に突入しましたけど、今年はとにかく6月中に梅雨が明けてしまい、
そこから連日35度を超える酷暑に加えてものすごい湿気の襲撃によって、連日のニュースでも「命を守ることを最優先してください」なんて文言が流れるほど、
ただならぬ暑さが続いていますよね!(汗汗)
一昔前は、8月に入ると今のように極端な暑さまではいかないにしてもとたんに暑さが増し、「あぁ、夏本番なんだなぁ」なんて実感していたけれど、
今は8月になると暑さは幾分クールダウンしたかと思ったら、夜になると秋の虫の声があちらこちらから聞こえることも増えてくるわけで、
明らかに季節が前倒しされているのかなぁと嫌でも思わずにはいられないですよね☆
学生の皆さんは、8月はほとんどが夏休み期間という何とも恵まれたありがたすぎるほどの長期休みがあるけれど、
社会人になってからは休みがあったとしても4日から1週間が当たり前で、今でも同じ気持ちを持ってますが
社会人1年生のときは学生の頃の休みのありがたさをこれでもかってほどかみしめてましたからねぇ☆
それに加えて、2016年に「山の日」っていう祝日ができるまでは、お盆休みでもなかったら祝日が1日もなかったわけだから、
8月じゃなくても祝日が来るたびに今でもいちいちありがたさを感じているのであります、はい!


 

夏休みの宿題の中に自由研究なるものもありますけど、それこそ知らない地域のことをとことん調べてみるってのも立派な自由研究なんじゃないかって、
様々な地域の話題に興味を抱いていた小学生の頃から、ふとそんなことを考えたりしていたものでした!
 NACKN いやぁーほんと、夏休みみたいに長期間続く休みは楽しいこともたくさんあるけど、その分だけ山ほどの宿題に追われるのも夏休みの宿命だよねぇ!
 AMATY そうそう!特に最初なんて、あまりの宿題の多さに「はてさて、何処から手をつけていいのやら」って状態になって、
結局げんなりしたまま何もしないで1日が過ぎていくなんてこともあったねぇ☆
 NACKN あったあったぁ!苦しみの数日間をお盆前に片付けるか下旬になってから追い込みで片づけるかで迷ったりとかね☆
とにかく、宿題を片付ける私たちも大変だけど、先生方もよくもまぁこんな暑いなか生徒にあれこれやらせようって考えるもんだよねぇまったく!
 AMATY あ、あれぇ?最後は愚痴ですかい?
ということで、夏休みの合間の小旅行に、自由研究の参考にもなるかも知れないこのコラムですが、
今回は約1年ぶりの訪問となる長野県から、木曽郡に属する上松町を取り上げてみましょう!
上松町といえば、今年の大相撲名古屋場所で中野県勢として初優勝を遂げた、御岳海関の出身地でもありますね☆
 NACKN あぁーそうそう、この町だけじゃなくて長野県全体でも喜びにあふれているよねぇ!
私も、相撲中継でこの町の名前を知ったようなもんだったからねぇ。
新宿駅からだと、まずは中央線の特急あずさで塩尻駅まで行ってから、名古屋方面の中央本線に乗り換えていけば中心駅でもある上松駅に行かれるね☆
 AMATY そうかそうかぁ、てっきり松本駅まで行かなければいけないと思っていたら、塩尻で乗り換えができるんだよね!
 NACKN そうなんだよねぇ!この辺りの中央本線の分岐が私自身もたまに分からなくなったりするよ!
あれれれ、あまり利用客が居ないのか、駅前はなんだか閑散としているねぇ♪


 

上松町はどんな所だろう?概略と特徴が知りたいなぁ?


 上松町は長野県の南西部に位置していて、木曽郡に属している町なんだよ!
長野県と岐阜県にまたがって一直線に連なっているなだらかな「阿寺山地」(アデラサンチ)が町の西部に広がって、
木曽山脈という切り立った山々や木曽駒ヶ岳がそびえたっている山岳地帯を形成しているんだよ!
そして、木曽川が中央を縦断しているように流れていて、大自然に満ち溢れたという言葉が合いそうな、そんな町だと言ってもいいよね!


 

江戸時代は、この辺りは中山道の宿場町として栄えていた所だけど、昔から木材産業や農林業が盛んな町として知られていて、
良質な木曽ひのきを産出しているところから「ひのきの里」という愛称で呼ばれることも多いんだって!
さらに、国内森林浴発祥の地と言われる「赤沢自然休養林」というのがあって、林業の花形として活躍した森林鉄道もここに保存されていて、
春から秋まで実際に乗車体験をすることもできるらしいよ!


そんな体験も相まってか、赤沢の森林浴が医学の面からもリラックスできるとして、「森林セラピー基地」としての認定も受けたみたいだよ(@@)


 

すごーい!国内森林浴の発祥の地としても有名だったんだね!「森林セラピー基地」何て言葉、初めて聞いたよ。そうそう、なんだか変わった名前の景勝地がこの町にあるとか聞いたんだけど?


 今回は、なんだか変化球とも違うなんだか煮え切らない感じのあやふやで不思議な質問ですなぁ♪
それでも、確かにこの町には「木曽八景」といって、木曽の自然や風景を楽しむことのできる八つのスポットがあって、
そのうちの一つがこれから紹介する「寝覚の床」(メザメノトコ)という所だよ♪


 

国の名勝にも指定されている景勝地のことで、花崗岩の侵食によってできた自然の地形なんだよ!
多くの歌人にも唄に読まれることもしばしばあるだけじゃなくて、
川沿いを縫うようにして走っている中央本線の車窓からも、ここを一望することができるんだって!


 

浦島太郎に関する伝説もいくつか残されていて、竜宮城から帰ってきた後はこの地で暮らしたとされる伝説が特に有名で、
木曽川を湛えた美しい里にたどり着いた浦島が、竜宮の話を里人にしているうちに玉手箱を開けてしまって老人とかし、この力姿を消したとされるみたいだよ!
そんな伝説から転じて、今までのことがあたかも夢であったかのような錯覚から目が覚めたという結びつきが生まれ、
この辺りが「目覚めの里」と呼ばれるようになり、まるで岩が床のようだったというところから「目覚めの床」という名前が付いたという説が、どうやら有力みたいだね!


 

長野県は結構景勝地が多い印象があったけれど、この町にもそんな景勝地があったなんて初耳だよ!それに、よく知っている浦島太郎の話にもそんな伝説があったなんてねぇ!ところで、この町を舞台にした作品って何かあるのかなぁ?


 うわぁー!これこそが明らかなる変化球ってやつですねぇ!(苦笑)
東映の製作・配給による作品に「トラック野郎シリーズ」という名高い作品がつくられているけれど、
この第9弾となる「トラック野郎・熱風5000キロ」は、この町を舞台に繰り広げられる作品なんだよ!
この町は、東映系の映画が製作されることが多いみたいで、東映ということでいえば安土城として
様々な苦難や難問を乗り越えながら完成させるまでを描いた小節と、それを元にした映画「火天の城」というのもあるね!
城を築く際に主要柱を調達する様子が描かれている部分が、この町が舞台になっているそうだよ☆


 

これだけ大自然や景勝地がたくさん残されているんだし、もっと多くの映画やドラマや小説作品も作られているのかと思っていたら、
今のところこの二つの作品しか有名どころが見つからなかったんだよ!(TT)


 

数々の景勝地が点在し、上質なひのきを産出し森林浴発祥の地となった町、上松町。
2018年(平成30年)の大相撲名古屋場所で長野県出身力士としては初めての優勝を遂げた御岳海関も、この町の出身なんだよね!
御岳海関も学生相撲を経て相撲界に入ってきたんだけど、どの場所においてもとても人気のある力士で、
特に名古屋場所は地元の長野県からも近いとあって連日ものすごい数の応援団が駆けつけていたって言うし、
その中での初優勝ってのはとても格別なものだったに違いないよね!
そんなこともあったからか、町を挙げて長野県全体にも御岳海フィーバーが起きているとかいないとか!!
上松町に関する詳しい内容は、上松町ホームページ へどうぞ。
ページ事態は少々分かりづらい作りになっているんだけれども、ページを開いて最初に「ボタン」と読むところをクリックすれば、
あらましや観光協会のページにもリンクをたどって行くことができて、それこそ夢の中の一時を体験しているかのような感覚も味わえますよ!



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