今月の市町村


 

桜の開花宣言が東京で出されたとたん、突然春どころか初夏の陽気さえ感じさせるほど気温が20度超えの日が連日続く中で、2018年度の幕開けに突入しました!
新年よりも全身がぴんと引き締まり、明確な目標を立てやすくどことなくフレッシュ感があちらこちらに漂っているこの雰囲気、好きなんですよねぇ(^O^)
もちろん、新年にも「こんな年にしたい」という風にとりあえず豊富を立ててみても、新年度ほどなんだかしっくりこないのが正直なところでもあるんですけどね☆
それに、いったいいつ何処で誰が最初に言いだしてここまで広まったかは今でも不明だけれども、
毎年4月1日に嘘をついてもいいという風習である「エイプリルフール」は、世界中でも新聞や報道番組までもを巻き込んで、
いかにも本当にありそうな嘘とかジョークのニュースが広く伝えられるもんだから、どれが本当でどれが嘘なんだか気づくとごっちゃになっているなんて状況もあちらこちらで見られますよね!
いかにも平和そうなこのページでも、実は2003年の開設から2年後の2005年に、ちゃっかりエイプリルフールをやってしまったことがあるんですよ(@@)
それも、「今日でホームページを閉鎖することになった」という内容に、ご丁寧にもっともらしい理由をつけて掲示板に書き込んだもんだから、
「閉鎖しないでほしい」とか「急になにがあったの?」みたいな書き込みの嵐に襲われ、
日付が変わる直前にさっきの書き込みがエイプリルフールだったことを明かしたという珍事件に発展してしまいましたとさ (*_*)
いやはや、いくら嘘をついてもいいとは言っても、いかにも本当のような嘘や度が過ぎるものは調子に乗って書くもんじゃないなということに改めて気づかされた一コマでした!


 

春の選抜高校野球と夏の高校野球では、各都道府県からそれぞれの意気込みとともに1校ないし2校登場してくるけど、
学校紹介の際に簡単な市町村や土地柄の紹介まで必ず付いてくるので、 「んっ!これは使える!」なんて思ってはこのコラムの材料になることも、決して少なく ないんですよ!
 NACKN そうそう、春と夏の高校野球、私も好きで毎年はまって見ちゃうけど、勝敗も気になるけれどやっぱり学校紹介はいちばんはまって見ちゃうなぁ!
 AMATY ふーん、NACKNもいろんなスポーツに興味があるんだねぇ! 確か、駅伝とか相撲も見てたよねぇ?
 NACKN うん、スポーツ中継って本当にわくわくドキドキで、これに加えて今年は冬季オリンピックもあったから、追っていくのがなかなか大変だったよ!
 AMATY いやぁー、長年共に過ごしてきたのにそこまでのスポーツ好きだったなんて今更ながら初めて知ったかも!
 NACKN えぇーそんなぁー!前からスポーツの話題もちょくちょく出してたのにぃー(TT)
 AMATY あぁーごめんごめんm(__)mそうそう、確かレポーターとしてこの名前が付いたのもこの時期だったよね!改めて、おめでとう!
 NACKN あらまぁ、ちゃんと覚えていてくれたのね!どうもありがとうm(__)m
 てなわけで、その高校野球でも結構強豪校が出てくることでも有名な茨城県へ、約1年ぶりの訪問で、有数の観光スポットも多数存在する常総市を取り上げてみましょうか!
この辺りも、なんだか複雑な合併事情もあるみたいだね!
 NACKN おっ!!常総学院っていう強豪校の名前はよく聞くけど、そこと関係があるのかなぁ?
とにかく、まずは常磐線で取手駅まで行ってから、そこで関東鉄道常総線に乗り換えれば、この市の中心駅でもある水海道まで行かれるね!
 AMATY んー、残念ながらその常総学院はこの市にはなくて、土浦市にあるんだよ!
それにしても、かなり遠くまで来た感じだねぇ!
 NACKN うん。なんてったって、県庁のある水戸から70キロぐらい離れているって言うからねぇ☆
それはそうと、今まで通ってきた駅にも常総って文字は一つも観られなくて、水海道とやたら多く出てくるのも疑問だし、ずっと前は水海道市という市町村もがなかったかなぁ?


 

常総市の特徴は何だろう?そもそもどの辺りに位置しているんだろうか?


 常総市は茨城県の南西部に位置している市町村で、よく茨城県は五つの区分に分けられることが多いんだけど、その中でも県西地区の中心になっているところでもあるんだよ!
都心からは凡そ50キロメートルという立地の良さから、車でも鉄道でも1時間弱で行かれることもあってか都内に通勤する人たちも多いらしいよ!
市の中心部を鬼怒川が流れ、その東側に小貝川が流れていて比較的水源に恵まれた地域で、江戸時代には鬼怒川の水運で中核都市に発展した経緯が残っているそうだよ。


 

ところが、周囲の地域に繁栄とうるおいをもたらしてきた鬼怒川が、2015年(平成27年)に起きた関東・東北豪雨で反乱し、
堤防が決壊してしまうという惨事にまで発展してしまい、現在は防災と復興という大きな課題を残す結果につながってしまったことは、まだ記憶に新しいね!
この水害で、約50前後の商工業の廃業を余儀なくされ、年間で市の人口が800人近く減少しちゃったんだって
それでも、2018年現在はだいぶ復興の方も進んできたみたいで、交通の便もすごくいいところだから、映画とかドラマのロケ地としてしばしば使われることも多いのも、この市の特徴だよ!
水源だけじゃなくて、国指定の重要文化財を初めとした歴史的建造物も数多く残っていること、豊かな緑地も多数存在するところからも、
ロケで使用される理由がよく分かるね♪


 

あぁー、あの豪雨は都内でも警報が出るほどたくさん雨が降ったけど、鬼怒川堤防決壊のニュースは衝撃的だったね。それにしても、ドラマや映画のロケ地としての役割も担ってたなんてびっくりだよ!それで、この市はその昔水海道市だったとか?


 いやいや、感想にまでストレートさをぶつけるようになってきたねぇ (@@)
確かに、私も小さい頃は水海道市という市があることを習ったけど、常総市という名前がいつのまにか使われていたから、
水海道市との関係も結構あやふやだったりしているんだよね。


 

埼玉県が産声を上げたのは1871年(明治4年)であることは、このページのあちらこちらで見ることができるけど、
時を同じくしてこの辺りは豊田郡という郡に水海道村が属していたんだって!
この村が水海道駅と改称されたのが、埼玉県の誕生と同時期ってのがなんだか運命的な縁さえ感じるね!
やがて、町村制の施行で水海道町となったこの地域は、この頃は結構郡の分離や統合が結構行われていたときで、
結城郡を初めとしていろいろな郡に属していたこともあったらしい!  この町が、周辺の村々を編入するとともに市制施行で水海道市となったのが1954年(昭和29年)のことで、
平成の大合併が起きる前から村や町の編入が頻繁に行われていたのも、この市を特徴づけるものの一つかも知れないね。
ちなみに、水海道市という名前の由来は、坂上田村麻呂(サカノウエノタムラマロ)という平安時代の武将が、
馬に水を飲ませたことを水飼戸(ミツカヘト)と称したことが転じて付けられたという説が、かなり有力らしいね。


 

こうして周辺の町や村を巻き込みながら平成の大合併に突入していくわけだけど、
そのときに筑波郡に所属していた谷和原村と伊奈町との合併を目指して新しい市町村名まで決まっていたものの、
「合併すると両方の町村の議員の方が増えてしまい、水海道の立場が下がってしまう」という理由で、半ば一方的に合併を破談にしてしまったんだよ (-_-;
一方、同じように破断を経験した隣町の石下町を編入した際に、新市名として決まっていた「常総市」に改称したという、ものすごく複雑な経緯が入り組んでいるよ (^^ゞ (・o・)
この出来事は2006年(平成18年)なんだけど、編入合併にも関わらず市町村名まで改称する例は、結構珍しいケースみたいだね。


 

ッヒャァァ、本当にすごく複雑な事情がいろんな部分で絡んでいたんだね!合併合併って簡単に言うけど、周囲との理解や合意が得られないとなかなか難しいよね。そうそう、この市はロケの街としても結構有名だとか?


 そうだよ!紹介のところでもロケの街としての役割があることを取り上げたけど、歴史的な建造物とか市街地や自然も数多く残っていることに加えて、
エキストラの収集に力を入れているプロダクションまであるところが、ロケの街の機運も高めているよね!
東京近郊の民放テレビはもちろん、NHKの大河ドラマに至るまで高視聴率を獲得したドラマや、映画などの撮影も今なを多数行われているっていうんだからすごいよね!


 

また、この市の代表的な観光スポットの一つでもあり国の重要文化財としての指定を受けているスポットが、「水海道風土博物館坂野家住宅」で、ここもたくさんの映画やドラマの撮影場所としてしばしば選ばれるんだって。
ここは、江戸時代に新田開発によって豪農として栄えた大型住宅で、昔懐かしい雑木林や多くの庭園に加えて、
たくさんの小屋や恒久的な蔵の数々等といった歴史的な風景と懐かしの里山風景に出会える空間なんだよ。
大自然を味わいながら豪農の姿や歴史をたどることもできるからか、観光スポットとしての地位も気づきつつも多くの撮影会社がロケのスポットにこの場所を選ぶのも納得だね!
日本全国には、歴史的な古民家を開放している施設はたくさんあるけれど、大自然と歴史的な住宅地を一度に体感できる施設は、なかなかないかも知れないね♪



 

鬼怒川の水運とともに栄え、ロケ地としての地位を不動のものとして全国へ発信する都市、常総市。
農業もとても盛んなこの市ですが、1人でも多くの方々に農業に触れてもらおうと、稲刈りや田植え・それに芋ほりなどの体験がいつでもできる、
水海道あすなろの里」という施設があるんです。
農業体験だけじゃなく、多目的広場や野鳥観察に陶芸やうどん・そばうちといった多種多様な体験もできる様々な棟も備えられていて、
このような多目的の体験ができる施設が年々減少傾向にあるって聞いたこともあるけど、どんな年代でもこういった施設には多くの楽しみが詰まっていると思えてなりません。
常総市に関する詳しい内容は、常総市ホームページ へどうぞ。
市の概略といった基本情報は少ないものの、観光情報の発信とロケ地としてのPRはぴか一です!



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