今月の市町村


 

1月20日前後に必ず設定され、1年でもっとも寒い時を表す二十四節気に「大寒」というものがありますね☆
言葉の響きだけでも思わず寒気がしてきそうですが、この言葉を追いかけるように関東地方を襲った大雪に加えて、
何十年に一度とない大寒波が居座ってしまいました(*_*)
その証拠に、九日続けて首都圏では最低気温が氷点下を記録したり、都心ですら氷点下5度や6度は当たり前と言わんばかりに毎日のように記録を更新し続けたせいで、
布団から出るのも気合いだけではできず起床時間ぎりぎりまでうだうだしていたなんてこともありました!(汗汗)
まだあちらこちらに雪が残っているだけでなく、道路が凍結している箇所も何か所もあり、「やれやれ!やっと雪道から抜けられたぞ!」と軽はずみに歩いていると、
突然つるんと滑ってしまって転倒してしまう事故も後を絶たないと聞きます。
私の勝手な見解ですが、2月が1年の中でもっとも寒いというイメージを持っていたら、今年に入った途端に冬の底力をまじまじと見せつけられた感覚ですね(^^; (・o・)
寒さにはめっぽう強いじぶんですら寒いと感じる日もあるんだから、今年の寒さは半端ではなさそうです!
この寒さのせいか、例年以上に風邪やインフルエンザも猛威をふるってようで、体調維持にはいつもにも増して気を使いたいものですね☆


 

気候が寒かろうが暑かろうが、どんな状態であってものんびりとした旅を続けているのが、このコーナーです!
皆さんが住んでいる市町村は、もう紹介されましたか?
他の地方や話題のあるところへ出かけていたからか、ここ3年にわたって訪れていなかった都道府県があったんです!
 NACKN そういえば、首都圏が中心だとか何とか言っていたのが、首都圏どころか特集まで組んだりして遠くへ出かけることも一段と増えたもんねぇ!
 AMATY 本当だねぇ!北陸地方特集とか、同名市町村の特集とかね!
中でも、北陸地方特集は4ヶ月に一度埼玉県の市町村を特集するという鉄則を、みごとに破ったもんねぇ(@@)
 NACKN いやぁーあれは本当にびっくりしたなぁ!鉄則までをも動かしてしまったんだもんねぇ。
ところで、3年近く訪れてなかった都道府県ってどこなのか、私も気になるよぉー!
 AMATY そうだねぇ、関東地方でも特に雪が降ってねぇ、スキー場もたくさんあって、あとは温泉も多いねぇ!
 NACKN んーー、栃木か群馬辺りかなぁ。でも確か、栃木県は去年訪れていたと思ったけど……。
ということで、レポーターのNACKNがいい線まで近づいたところで、2015年の10月に訪れて以来、実は群馬県に訪れていなかったことが発覚!(苦笑)
そんな訳で、今回は群馬県でも市制施行60周年を迎えた市町村である、安中市を取り上げてみましょう!
 NACKN おぉー、やっぱり群馬県だったかぁ!そういえば、直近で群馬県を訪れた記憶が途切れていたと思ったら、そういうことだったかぁ。
でもまぁ、安中市だったらひとまず池袋から湘南新宿ライン直通の高崎線で高崎まで行けば、信越線に乗り換えられるよね!
それで、その電車で中心駅の安中まで行かれるね☆
 AMATY あらまぁ、今日は在来線で一直線を選んだんだね!久しぶりに高速バスかなぁとか思っていたんだけど!
 NACKN まぁ、中距離列車ののんびり旅もたまにはいいかなぁと思ってさ!
おやぁー、やっぱり中心駅だけあって結構乗降客も多いねぇ☆


 

安中市ってどの辺りにあるの?そして、概略も知りたいねぇ?


 安中市は群馬県の南西部に位置している市町村で、江戸時代には坂本や松井田に代表される宿場町として栄えていたところなんだよ!
西側と中心市街地とでは全く異なった地形なのがこの市の特徴で、人為的に作られた湖やダムが多く存在している山間部が広がっているのに対して、
中心市街地は関東平野の末端に存在しているところから、低地が広がっているよ☆


 

時は遡ること明治時代の1889年(明治22年)に、安中宿を中心とした碓氷郡に属していた村や町の合併によって、安中町が誕生したんだけれど、
1958年(昭和33年)に市制施行されて安中市となったわけで、2018年(平成30年)でちょうど市制施行60周年に当たるんだよね!

さらに、2006年(平成18年)には碓氷郡にあった松井田町との合併によって、新たな安中市としてスタートを切ったよ!


 

山間部である西武には妙義山に代表される山々も数多く存在しているけれど、中でも唯一隣接している長野県の軽井沢町との境に位置している碓氷峠は、
昔から交通の難所として広く知られているところなんだよ☆
1997年(平成9年)に、信越本線の横川〜軽井沢間が廃止されたけれど、現在では「碓氷峠鉄道文化むら」という体験型鉄道テーマパークが整備され、
他にも非常に人気が高かった駅弁でもある「峠の釜めし」もすごく有名だね♪


 

うわぁー懐かしい!峠の釜めしなんて、名前を聞いただけでよだれが出てきそうだよ♪そういえば、温泉マークの発祥の地だって聞いたんだけど?


 おぉーなんと目ざとい!!しかも、温泉マークという記号まで知っていたとはねぇ!
そもそも、温泉マークというのは別名温泉記号ともいうんだけど、鉱泉や温泉の位置を示している地図記号のことで、
さらにこれが拡張されて公衆浴場の位置を示すときにも用いられているんだって♪
この市に「磯部温泉」という所があるんだけど、ここが温泉記号発祥の地として現在でも知られているんだけれども、それにはこんな説があるらしい!


 

明治時代よりもさらに遡って1961年のこと、農民同士の土地争いに決着をつけることを目的に、
江戸幕府から評決文が出された際の添付されていた図に、磯部温泉と記されている記号が二つ書かれていたらしいよ!
この記号こそが日本最古の温泉記号とされていて、最古の温泉記号が書かれた記念碑が赤城神社にたてられているんだよ!


 

今ではあまり使われなくなってしまった温泉マークだけれども、この説よりも前に使われた例が残っていないことから、
全国的にも「温泉記号発祥の地」として知られているみたいよ!
温泉自体は磯部駅前が温泉街になっていて、日帰り入浴施設や足湯もあり、
ここの特産として温泉からくみ上げられる鉱泉を減量として作られる素朴なお煎餅である、「磯部せんべい」というものまで存在し、
特に温泉街の名物特産ともなっているらしいね!
味も、ミソや生姜やゴマ等多種多様で、洋風のお煎餅だから老若男女楽しめるお煎餅かも知れないね。


 

ヘェーそうなんだぁ!評決分に書かれていた記号が温泉を示すものだったなんて、ほんと何が幸いするか分からないよね!磯部せんべいも美味しそう!ところで、さっきも出ていた峠の釜めしについての詳細が知りたいなぁ?


 おやまぁー!!今回はがんがんストレート勝負できますねぇ(@@)
現在でも、横川のドライブインや高崎駅の売店などで購入ができる峠の釜めしは、横川駅の構内に本店を置いていた「荻野屋」というところが販売していたんだよ!
それに何と、この釜めしのヒットを受けてテレビドラマまで制作されるほど、駅弁の中でも大ヒット商品と言えるエピソードがあるみたい!


 

戦後、この地にも旅行者の数は年を重ねるごとに増えていったものの、どれも似たようなマンネリ化してしまった駅弁にはかなり飽きられていたらしいんだよ。
信越本線の横川〜軽井沢間に碓氷峠があって、ここを越えるためにはあまりにも急勾配であるために補助の電気機関車等の連結をするので、
この横川駅にはほぼすべての列車が長時間停車していたんだって。 それにも関わらず業績が低迷しかかっていたときに、荻野屋の社長が直接電車に乗りこんで旅行客に駅弁に対する意見を聞いて回ったこともあったみたいで、
当時弁当と一緒に販売していた緑茶の土瓶からヒントを得て、1人用の釜を作ってそこに様々な具を炊き込んだ
醤油ベースの炊き込みご飯を詰めて販売することに成功したんだって(@@)
保温性も抜群な釜に入った釜めしは、駅弁の常識をいい意味で打ち破り、1958年(昭和33年)から販売が開始された画期的な駅弁が、
言わずと知れた峠の釜めしなんだよ☆


 

それにもとどまらず、荻野屋の社長をモデルにしたテレビドラマ「釜めし夫婦」がフジテレビ系列で放映されたこともあって、
峠の釜めしと荻野屋の存在は一気に全国へと知名度を拡大させていくこととなったんだよ!
現在でも、横川ドライブインや直営店舗で購入することもできるけれど、年に何回か開かれる「全国駅弁大会」のようなイベントには、
必ずと言っていいほどこの釜めしは出品されるほど、絶大な人気を誇った随一の駅弁と言えるよね。
市内にはこの形跡をしることのできる資料館も整備されていて、来客者も多いみたいよ!


 

峠の釜めしと温泉マークの発祥地、観光資源とやすらぎのまちと評される都市、安中市。
あまり知られていないけれど、横川〜軽井沢間の廃止に変わって、北陸新幹線が長野新幹線として先行的に開業したときに作られた駅に、安中榛名駅というのがあるんだよ!
長野〜金沢間が開業した2015年3月14日から、はくたかの中に当駅を停車するものもあったものの、2016年のダイヤ改正で停車する本数は減ってしまったんだよ!
駅周辺は閑散としていて更地が広がっているからか、新幹線の駅としては「秘境の駅」なんて呼ばれることもあるみたいだけど、
それでも上記で挙げた峠の釜めしを買い求めるお客さんは、今でも根強くいるみたいよ。
安中市に関する詳しい内容は、安中市ホームページ へどうぞ。
暮らしの便利帳と観光案内が、とてもコンパクトにまとめられているページですよ♪



他の市町村へも行ってみよう!

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