今月の市町村


 

2017年も先月から終盤戦に入り、カレンダーの10の位にやっと別の数字が入る秋真っただ中の10月に突入しました☆
1年のうちで、実に様々な「○○の秋」の言葉が表しているように、外で体を動かすには本当に絶好の季節で、
冬物への衣替えをするのも今月のことだそうですけど、「ちょう」が何十個も付いてしまうほどの極度の暑がりの自分にとっては、10月の衣替えなんてぜんぜんぴんときません(*_*)
それどころか、高校生くらいまでは何月まで半袖で耐えることができるのか極限まで挑戦してみたことがありましたが、
現在は周囲の目を気にしつつ渋々ながら長袖を着るといった具合でしょうか!(笑)
ちなみに、12月の中旬ぐらいまで半袖でいたのが、最高記録だと思いますが…☆
そんな風だから、衣替えは11月の行事だと今でもそう頑なに思い込んでいるのは、おそらく私だけでしょう!(汗)


 

運動会に学園祭、そして秋は美味しいものが目白押しで心からうきうきしてきそうですが、
紅葉狩りや行楽にももってこいだし、地図を片手にぶらり散歩なんていうのも、粋な秋の楽しみかも知れませんよね!
このコラムでも、3ヶ月間にわたって「三郷」と名のつく市町村特集を組んできましたけど、
同名の市町村を取り上げることはあっても、読み方の全く違う市町村特集で3ヶ月間続けたのは史上初のことかも知れないね。
NACKN うんうん、三郷特集本当に面白かったなぁ!おかげで、関東地方に戻ってくるのを忘れそうになったぐらいだよ!
 AMATY えぇー、そこまで行っちゃったんですか!?
私も、三郷といえば埼玉県の三郷市くらいしか知らなかったしね!奈良県では、「サンゴウ」って読むのも初耳だったし☆
 NACKN うん、美味しそうな名産品にもたくさん出会うことができたし。私はなんたって食欲の秋、これに尽きるでしょう!
 AMATY わぁー出たよ!NACKNの食い意地!(笑)それにしても、「尽きるでしょう」とまで言い切りましたね!
本当にNACKNという人は、花より団子だねぇ。
でもまぁ、食欲の秋に目移りしちゃう気持ちは分かるよ!
 NACKN そうそう、それに食べ過ぎたと思ったら目いっぱい運動すればいいんだし、これでプラマイゼロだね☆
 AMATY なんだか今回は、やけにテンションも高いねぇ!
 NACKN そりゃぁそうだよぉ!食欲にも目がないけど、観光地にも食欲と同じくらい目がないんだよなぁ!今回訪れるところもそんな感じなんでしょ?
 AMATY うぎゃぁー鋭い!!何でそこまで見抜けるかねぇ!
ということで、もう先に半分答えが出てしまったような感覚ですが、今回は神奈川県の自然景観の美しい観光地でもある真鶴町を取り上げてみましょう!
なんでも、隣接はしていないけど静岡県にも近いせいか、静岡県の市町村だと思い込んでいる人も少なくないんだとか…!
 NACKN おぉー、真鶴町かぁ!小さいときに一度だけ旅行で行ったことがあったけど、夏だったから海水浴で目いっぱい楽しんでたっけぇ!
以前は東京まで中央線か山手線で品川まで行ってから、そこから東海道線に乗り換えなければ真鶴駅まで行かれなかったけど、
今は湘南新宿ラインや上野東京ラインといった便利な直通路線が増えたおかげで、池袋からも乗り換えなしで行かれるようになったね☆
 AMATY うんうん、ほんと直通路線ってすごく便利だし、何よりも乗り換えなしで目的地まで行かれるところが魅力的だよね!
 NACKN そうなんだよ!でもまぁ、その路線のどこかで事故なんぞ起きてしまうと、接続路線にも影響が及んでしまうというデメリットもあるけど、それでも手軽に行かれることには変わりないよね☆
あれー?中心駅なのに、なんだかものすごく寂しい感じだぞ!こりゃいったい……?


 

真鶴町ってどんな所だろう?そして、何でこんな名前が付いたんだろうか?


 真鶴町は、神奈川県の南西部にある足柄下郡に属する市町村で、北に接する小田原市と南に接する湯河原町に挟まれた地域なんだよ!
神奈川県と静岡県にまたがり、富士箱根伊豆国立公園に指定されている「箱根火山」というのがあるんだけど、
そこから見て南東に位置しているところだから、静岡県の市町村と混同してしまう人たちも少なくないみたいよ!


 

JR東海道線を境として北側と南側でそれぞれ異なった特色を持っているのもこの町の特徴で、
真鶴駅を中心とした北側は駅近くの徒歩圏内に住宅地の整備が進み、奥地に進むと森林に覆われた自然環境保全地域が広がっていることから、
これに魅力を感じてこの町に移り住んでくる人たちが大勢いるんだって☆
それに対して、南側にはかつて存在していた岩地区と真鶴地区という二つの地域が共存していて、
南東に傾斜した勾配地を中心に蒼い海が広がる港町になっているよ☆


 

そして、この町の名前の由来なんだけれども、それはいたって簡単なことで地図の上での形が地に這う細長く伸びるツルの形に似ているところから、この名前が付けられたそうだよ!
実際の地形自体も、北西から南東にかけて細長く伸びた形をしているんだけど、かつてはこの町の名前を「マナヅル」と読む場合と
「マナツル」と読む場合の二通りの読み方があったためにしばしば混乱も起きたそうだけれども、
現在ではほとんど「マナヅル」で統一されているらしいよ♪
それにしても、ツルに形が似ているからって由来なのに、漢字で書くと「真鶴」と鳥の方の字を書くのは、本当に不思議だね(・o・)


 

あぁー、ツルって鳥のほうの「鶴」が飛来したとか鶴に関係することだと思い込んでいたけど、これで長岐の謎が解けたねぇ!山も海もあるなんてすごい理想的な景観だけど、何だか過疎地域に指定されちゃったんだって?


 すっすごいっ!!!タイムリーな話題にまで直球勝負を仕掛けてきますねぇ!
これまで唯一神奈川県には過疎地域なんてもちろん存在していなくて、人口も900万代まで増加し1000万人も間近なだけあってそんな話はないと誰もが思っていたことでしょう!
全国から見ても、過疎地域の市町村を持たないただ一つの都道府県としても自慢できることだったそうだよ!
市町村の基準として、人口が3万を超えると「市」という位置づけになり、1万を越えると「町」とすることができるとされているんだけど、
そこへいくと真鶴町の人口は2015年(平成27年)の時点ですでに1万人を切って7333人にまで減少してしまったんだ(*_*)


 

この町は、美しい景観と観光資源にあふれているので、全国にもその名は知られていて街づくり手法として自然景観を保護する規制を制定したことは非常に注目された部分だったものの、
起伏の激しい地形ゆえに、海岸に沿って急な坂道も多く残されているという特性からか、居住率がどんどん現象してしまい
それが人口減少の引き金となってしまったことで、神奈川県にもやむなく過疎地域の指定を受けざるを得なくなってしまったというのが現状なんだって。


 

過疎地域問題って本当にすごく深刻なことで、市町村レベルで解決できるような問題じゃなくて、
県全体で取り組むべき課題なんじゃないかっていつもそう思うよ!
確かに、観光地としては全国的にも名高いところだから観光客でにぎわうことはすごく素晴らしいことだけど、
それと居住者の問題はまた別の話で、いち早く神奈川県が何かしらの対策を本腰を入れて考えていって欲しいなぁというところだよね。


 

そうかぁ、思っていた以上にとても深刻な問題だったんだね!私もその意見には同感だよ!それでも、観光地は自然景観あふれるものが多いんでしょ?


 そうだよ!観光資源は豊富で、美しい海が見たいという目的だけでこの町に来るという人々も、数多くいるってほど、
この町の名前とともに魅力もたくさんあるところだよ!
中でも、真鶴岬の先端に「三ツ石」という景勝地があって、そこは初日の出の名所ともなっていて新しい年を迎えるといちばん初めににぎわう場所と言ってもいいよね☆
そこは、神奈川県立真鶴半島自然公園の一部にもなっていて、様々なタイプの遊歩道も整備されているそうだよ!
クスノキやクロマツを初めとした多くの植物が生い茂っていて、自然観察や森林浴を野鳥の囀りとともに年間を通して楽しむこともでき、
魚を育てる森として代々守られてきたところでもあり、神奈川県の天然記念物にも指定されているんだって!


 

また、何と言っても真鶴町は漁業もとっても盛んなところで、相模湾の西側に位置する真鶴半島で取れる魚は味も絶品で、
特に築地市場では「真鶴から来る魚は間違いない」と太鼓判を押されるほどらしいよ☆
町内の旅館や民宿でも魚を中心とした昼食を提供しているところも多くあるだけじゃなくて、魚料理店も数多くあるので、
どのお店もその日のうちにいちばん美味しい魚を提供することに並々ならぬこだわりを持っているそうで、いつでも新鮮な魚をたくさん味わうことができるのも、この町の観光の醍醐味だよね(^O^)


 

私も小さい頃に実際に行ったことがあったけれど、本当に魚はどれもすごく美味しくて、こんなところに住んでみたいなぁと本気で魅了されたほどでした!
原生林で自然観察を楽しんだ後に新鮮な魚に舌鼓を打つなんて粋なこともできそうで、最高の心の洗濯ができそうだよね\(^o^)/


 

山と海に魅了される、観光と歴史文化に生える町、真鶴町。
真鶴は数少ない石材業の盛んなところでもあり、町の特産品でもある「本小松石」(ほんこまついし)は、箱根火山から噴出される熔岩なんだよ!
建築用の石やモニュメントとしても使われているこの石は、茨城県の「稲田石」、香川県の「庵治石」とともに、日本三大名石の一つなんだって!
小さな港街ながら近くに採石場があったことから、容易に船を利用して至る所に搬出することができたから、石材業が発展したとも言われていて、
この石が高級品であることはもちろん、この町を語るうえでは忘れてはならない部分だと思うのは、私だけではないでしょう。
こういった魅力を再発見したうえで、定住者が増えて行って欲しいものだね☆
真鶴町に関する詳しい内容は、真鶴町ホームページ へどうぞ。
特に町の紹介のページにおいて、一つ一つの項目が独立しているので、すぐに見たいところを探すことができ、
コンパクトにまとめられているところが特徴的なページですよ!



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