今月の市町村


 

Trick or Treat!!
ここ最近になって、あちらこちらからこんな言葉が飛び交うようになって、仮装パレードで盛り上がっていたり
かぼちゃのお化けやら魔女の帽子といった装飾品も見かけるようになる、そう、ここ何年かで急激にハロウィーンが広まりましたよね(@@)
ハロウィーンって、元々は秋の収穫を祝い悪霊を追い出すといった宗教的な祭りだと聞いたことがあるけれど、
そこから転じて様々な仮装をして楽しむという意味合いが加えられて、日本でもここ何年かの間にすっかり定着しましたよね☆
10月31日なんて、数年前までは本当に何の変哲もない日だったのが、何処からともなく火がついて盛り上がりを見せる日になったと言っても過言ではないでしょう!
今年の秋は、夏みたいに暑かったり冬のように寒くなったり気温の差が激しかったから、仮装してもくれぐれも風邪だけは引かないように注意してくださいね。
本当に個人的なことですが、10月31日は関東地方のほとんどの地域で聴取可能なFMラジオ局、NACK5の開局日で一人盛り上がっていたりしますが…!


 

11月14日は埼玉県民の日であることから、この月を皮切りにして3月と7月とこの月に埼玉県の市町村を取り上げる企画を、ずいぶん前から実施してきました。
いよいよ、この企画も大詰めに差し掛かってきました。今回は、どの市町村が登場してくるのでしょうか?
 NACKN そうそう、この埼玉県の市町村を取り上げる企画、このコーナーで最も好きなものなんだよね!
このページの読者に着けてもらった私の名前は、NACK5が由来になってるからすごくお気に入りなんだ!
 AMATY そうだったよねぇ!だから、私以上に10月31日を誕生日みたいに大切にしている日だろうねぇ。
埼玉県の市町村は、それぞれに強烈なキャラクターがあるというイメージもあるよ!
 NACKN うん、こんな特徴という感じで出せば、かなりの確率でその市町村に行きつくみたいなね!
BQグルメだって、全国でも埼玉県が突出しているらしいからね!
 AMATY 出たぁー!食べ物ネタには目がないNACKNが(*_*) (^^;;
ということで、冒頭でも告知したように、11月に埼玉県に戻ってきた今回は、高崎線沿いの都市の一つでもある上尾市を訪れてみましょう!
旧中山道沿いということもあって、たくさんの宿場宿が置かれていた地域の一つでもあるんです!
 NACKN 上尾市かぁ!旧大宮市の隣という基本も基本の部分しか分からないなぁ!
知識はそれほどないけれど、鉄道では非常に簡単に行かれるよね☆
東京・上のからの高崎線に加えて、池袋からものすごく利便性の高い湘南新宿ラインで高崎線に直通している電車に乗れば、
北上尾駅と中心地である上尾駅に出られるよ!
 AMATY そう考えると、比較的首都圏からも行きやすい市町村って言ってもいいよね?
 NACKN もちろん、高崎線も利便性が高いから、沿線の市町村も同じことが言えるかも知れないねぇ!
中心の上尾駅に降りてみたけど、大宮や浦和並みに人が途絶えることがないよぉ!!


 

上尾市ってどんなところ?


 上尾市は埼玉県の中東部に位置していて、凡そ22万人の人口を抱える市町村だよ☆
江戸時代に、旧中山道に沿うように多くの宿場が設置されて、この市もまた「上尾宿」(アゲオヤド)を起源とした宿場町だったんだって!
農業・工業ともに盛んな都市だけれど、かつての主産業は農業だったみたいよ。
とは言っても、農地は減少傾向ではあるものの、それでもキウイや梨などの果物を初めとしてトマトやほうれんそうといった、たくさんの野菜が現在でも絶えず生産されているそうだよ☆


 

高崎線の前身だった、日本鉄道の上尾駅が明治時代に開業したのを初め、昭和に入ると国道17号が開通したことに伴って市街地が拡大し、
尾山台団地・西上尾第一団地・原市団地・西上尾第二団地が、住宅難に対応して建設された4団地と呼ばれていて、
東京へのアクセスも良好なところから、東京のベッドタウンの一つでもあるんだよ!


 

高崎線沿線って宿場町がほんと多いねぇ!それに、農業が主産だったとは(@@) ところで、この市には安易な名前のイメージマークが存在するとか?


 まぁ、イメージマークがあることは確かなんだけど、かなり手厳しく突っ込んできましたねぇ(TOT)
2011(平成23)年に、上尾市のイメージマークとして制定されたんだけど、愛称は「アッピー」って言うんだって♪
アッピーだなんて本当に安易な感じの愛称だけど、探ってみると結構深い意味が込められているみたいだよ。


 

工場とか上昇を表す英単語の「up」、これに誰もが幸せになれるようにという願いを込めて、英語の「happy」を組み合わせて、
さらにここに 上尾の「あ」が加えられて「アッピー」という愛称が生まれたんだって!
こう考えると、上尾という字は上昇の「上」という字も含まれてるし、自動車部品を中心として多くの製造工場もあるから、
愛称の響きは安易でも意味としてはものすごく深いものを感じるよね!


 

現在では上尾市のユルキャラにもなっていて、携帯ストラップやトートバッグといったアッピーグッズも市役所や文化センターなどでも広く販売されているから、認知度は結構高いのかも知れないね。
それに、市内で開かれるイベントやお祭りにも登場しているとかしてないとか!


 

わぁー、それだけ深い意味があったなんて何も知らずに安易だなんて言って申し訳なかったなぁ!ところで、1970年代に上尾駅を中心に暴動があったって聞いたんだけど?


 あれま!謝罪したと思ったらずいぶんとシビアなテーマを取り上げてきましたねぇ。
この事件の詳細を説明していると別ページができてしまうほど長くなってしまうんだけど、概要だけでも紹介してみるとしましょうか。


 

業務上の規則や法令にのっとって、ときとしてこれらを頑なに貫き通すことで業務の能率を低下させることの一つに「順法闘争」というのがあるんだけど、
1973(昭和48)年、この頃の国鉄(現在のJR)はこれを再三行っていたことで半端ではないダイヤの乱れが発生していたんだ。
朝夕のラッシュアワーのときでも構わず順法闘争を続けたものだから、乗客の不満が一気に爆発して上尾駅を中心に高崎線沿線の多くの駅で勃発した暴動が、 「上尾事件」と言われているものなんだよ!


 

このときは、列車の運転室のガラスを割るとか、駅長室や運転設備が次々と破壊されるほどの暴動にまで発展し、一時駅周辺がパニック状態に陥ったそうだよ。
信号機も含めた機器類も破壊されて発車不能にまでなってしまったと言うから、この時の暴動が想像を絶する凄まじさだったことがうかがえるね。


 

今でこそ、ほぼすべての電車が時間通りに運転されているのが当たり前になったけれど、明らかにダイヤを乱れさせるような行為が長く続いたら不満がたまらないわけないし、対策を講じる手立てはいくらでもあっただろうにと思えてならないですね。


 

聞いてるだけでもぞっとする事件が起きてたんだね。ほんとに怖いです。じゃぁ、気を取り直して最後に市内で開かれている祭事って何かあるの?


 そうだねぇ、特徴的なイベントと言えば平方(ひらかた)という地域で行われるイベントに「平方のどろいんきょ」というユニークな名前のお祭りがあるね。
「いんきょみこし」という御輿に水をかけて、それを縦横無尽にころがして悪疫を退散させ、万年豊作を祈るという意味が込められたお祭りだよ!


 

それに、10月から1月くらいにかけて各地で大小それぞれのマラソン大会が開かれるけど、この市でも「上尾シティマラソン」が毎年11月に開かれているんだよ!
11月に開かれるイベントと言えば、あげおイルミネーションとかあげお産業祭なんかも有名だね。
このあげお産業祭は、農業・商業・工業が合同で開催するお祭りとあって、毎年すごく盛り上がるらしいよ☆♪


 

宿場町として栄え、農業・工業・商業が調和し活気づく都市、上尾市。
春日部市が舞台となっている、臼井儀人の原作漫画「クレヨンしんちゃん」に出てくる登場人物の中に、上尾ますみという幼稚園の先生がいるんですよ。
全員とは言いませんが、登場人物の名前には埼玉県の市町村名がついたものが非常に多く、朝霞 リエとか草加 ユミといった具合です。
幼稚園の先生では、唯一市町村名がつけられているのがこの上尾先生なんでした。
私も、埼玉が舞台となっていることもあってついつい毎週見てしまいますが…。
上尾市に関する詳しい内容は、上尾市ホームページ へどうぞ。
ページを開くと、マスコットキャラクターの「アッピー」が出迎えてくれます。
市の概要を紹介したページは、本当に分かりやすい作りになっていますよ!



他の市町村へも行ってみよう!

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