今月の市町村


 

やっと梅雨も明けて、夏まっしぐらと言わんばかりに滑り込むようにして、8月に入りましたね☆
梅雨真っただ中という時期に、山開きだのプール開きといった行事があちらこちらで行われているけれども、
どんよりとした日が続くといまいち夏という実感を感じにくくなってしまうのは、私だけかも知れません(*_*)
年によっては、夏なのに冷房いらずなほど涼しいときがあったかと思えば、それとは両極端なほどの酷暑になったりと、
まぁー最近の夏はめまぐるしいほど変化に富んでますよね♪
そして、今年からは新しい祝日である「山の日」が加わって、曜日の並びもいいことから
金曜日に有休を取って、お盆休みを謳歌するなんて人たちもきっと多いでしょうねぇ☆
関東地方では、梅雨の時期に雨が降ったとは言えども水不足が心配されてきつつあるんですが、
湿気というおまけはご勘弁ですが今年も熱い夏を期待していたりしますo(^^o)(o^^)o


 

このコーナーを始めた当初は、首都圏が中心だとかかなり限定した文言を掲げていたんですが、
いつしか地方への遠征もここ数年でぐっと増えてきました。
特に、お正月やGWそしてこのお盆休みなどにも、少しでもこのコラムがお役に立てていただければ幸いですね☆
 NACKN 地方遠征って何が楽しいかって言ったら、もちろんその土地独特の習慣や郷土料理もあるけど、
鉄道やバスといった乗り物にも結構興味が沸くんだよね。
 AMATY あら、「また花より団子発言かい?」って思ってたけど、コラム内での経路解説にはものすごい勢いで納得させられるもんなぁ!
 NACKN 私だって、やるときはやるんだよ、たぶん!
 AMATY ん?なんだぁその最後の革新に欠けるような言葉は……!
ということで、今回は全国的には「学期と音楽産業の街」として知られている、静岡県は浜松市を訪れてみましょう。
びっくりするほど、楽器メーカーもひしめき合ってるんだよね。
 NACKN おぉー、ついに来たねぇこの市町村!いつごろ行くのかなぁって心待ちにしていたよ!
普通だったら東海道新幹線で一直線という経路が真っ先に思いつくけど、この区間を鈍行で行くっていうのも新たな発見や気づきなんかがあるよね☆
それに、東京からも高速バスでも行かれるから、経路の幅も広がるね!
 AMATY うーん、私も新幹線で行くってことしか頭になかったけど、こんな風にいろいろな経路のバリエーションがあると、楽しみもその分広がるね☆
 NACKN そうなんだよね!「今回はどんな経路で行こうかなぁ?」なんて、旅行の計画を立てるときなんかはこれも一つの楽しみかも知れないね!
うっひょぉー、どうでもいいけど駅のコンコースに楽器のオブジェなどの展示がされているぞ(@@)


 

浜松市ってどんな特徴を持ったところ?


 浜松市は、静岡県の西武に位置している、物づくりが盛んな市町村の一つなんだよ!
この辺りはかつては遠州地方と呼ばれていた地域なんだけど、戦国時代には浜松城の城下町として、
江戸時代に入ると東海道の宿場町として栄えていったところだよ。
浜松市としてのスタートを切ったのは、1911(明治44)年7月のことで、平成の大合併のときも2005(平成17)年に12市町村という最多の数の合併を経て、
その2年後の2007(平成19)年には県内では静岡市に次ぐ2番目の政令指定都市へと移行するという、めまぐるしい動きがたくさんあった市町村とも言えるよね!


 

楽器と音楽のまちということでも全国的に知られているけれど、1931(昭和6)年に開かれた全国産業博覧会が、産業都市としての始まりとなったんだって。
太平洋戦争の翌年に、ホンダの創業者でもある本田宗一郎が無線用発電機のエンジンを改良して自転車に取り付けた、いわゆる「オートバイ」が誕生したことで、
オートバイのふるさと」とも呼ばれるようになっていったみたいだよ♪
現在では、宇都宮に並んで餃子の消費額でトップを争っているところから、「浜松餃子」ブランドを広めようという動きがあったり、
あとは何と言っても日本で最初のうなぎの養殖を始めた地域がこの市であることを、忘れてはいけないね☆


 

うんうん、浜名湖産のウナギは全国的にも有名だけど、餃子文化まであった他にもオートバイのふるさと何て呼ばれていたとはねぇ。ところで、何を切っ掛けに「学期と音楽のまち」なんて呼ばれるようになったんだろう?


 今回も、予告なしの変化球を投げてきましたね!(@@)
まぁそれはともかく、電子楽器が特に強いローランド、ピアノを初めとする様々な楽器を製造しているカワイやヤマハに代表されるように、
世界に名立たる楽器メーカーが集積している地であることから、1981(昭和56)年からこれらを生かした事業ということで、
「音楽のまち」づくりに取り組んできたって訳なんだよ♪♪
本当に音楽に対する多種多様な事業で、浜松のPRだけでなく音楽をいろいろなスタンスで楽しんだり生かしていける場の増設に、特に力を注いでいたみたい♪
それらの事業の一部を、実際に探訪していくこととしようか☆


 

まちかどに音楽のあふれる環境づくりから「音楽のまち」づくりは始まって、最初のコンサートとして1984(昭和59)年に、
吹奏楽を主体とした「プロムナードコンサート」というのが、市民によるまちなかコンサートとして開催されたんだって。
さらには、「ガーデンコンサート」と称して平成元年(1989年)に、ロックやポピュラーを主体としたコンサートがいずれも開かれていたんだ♪
これに続くようにして、アンサンブルや合唱・ジャズなどの愛好家が中心となって、手作りのコンサートが相次いで開催されるようになり、
多様なジャンルの音楽に親しんだり気軽に楽しむことのできる機会が生まれていったんだよね。


 

手作りのコンサートもあれば、行政が主体になって始めた取組もいくつかあるよ!
平成元年(1989年)に、吹奏楽の甲子園としても知られる「全日本高等学校選抜吹奏楽大会」が開始するとともに「音楽のまち」としての全国へ向けた発信が始まり、 世界の音楽文化が薫る都市づくりと音楽文化都市構想が掲げられた1991(平成3)年に、
「浜松世界青少年合唱祭」や、若手ピアニストの登竜門とも言われている「浜松国際ピアノコンクール」が3年ごとに開かれているんだって!
受け身だけでなく、音楽イベントの運営や企画のノウハウなどを実践を通して学ぶことのできる「主催者養成セミナー」も、定期的に開かれているそうだよ(@@)


 

ここに挙げたのはほんの一部にすぎないんだけど、まだまだ魅力たっぷりの施行を凝らしたミュージックフェスティバルもたくさん開催されていて、
行政と市民の日本柱で「音楽のまち」がすっかり定着しているね。


 

ウヒャァー、すっすごい!!!今聞いたのでもほんの一部だなんて、「音楽のまち」づくり恐るべし!ところで、この市は祭事も多いって聞いたんだけど?


 確かに、音楽関係で挙げた事業も一部にすぎなかっがけど、この祭事に関しても全部を紹介していると日が暮れそうなほど時間がかかってしまうので(・o・)、
ここでも代表的なものを取り上げて紹介していくことにしようかな☆
GW(ゴールデンウィーク)には、全国各地で様々な工夫にあふれた個性的なお祭りが開かれるケースが多いんだけど、
この市も例外に漏れず5月3日から5日までの3日間にわたって、昔から続けられている練りや凧揚げ合戦、それに御殿屋台引き回しを執り行うことで著名な「浜松祭り」というのが最も代表的だね。


 

1875(明治8)年から開催されていて、静岡県内でも古い歴史を持っている退会「鹿島の花火」も、毎年8月の第1土曜日にたくさんの観覧客で盛り上がっているんだよ!
それに、ウナギの養殖が盛んとくれば、「ウナギ祭り」も絶対にはずせないよね。


 

芸術の分野からも、「いなさ人形劇まつり」、「素人歌舞伎」や「浜松アートフェスティバル」もあるし、
宇都宮市とともに餃子で街をPRしているとくりゃ、それをお祭りにしてもっと親しみを持ってもらおうという計画も持ち上がるもので、
「浜松餃子まつり」というのも最近ではメジャーになってきつつあるお祭りになってきたね☆
浜松の餃子ってまだ食べたことがないから、一度はどんなものなのか味わってみたいもんだねぇ!


 

お祭りが開かれている地域って、それだけで活気あふれてるって感じするよねぇ!?それじゃぁ、他の産業ってどんなのがあるんだろう?


 うわぁーダブルで変化球かい?(苦笑)冒頭でもこの市はオートバイのふるさとということにも触れたけれど、
ホンダやスズキに代表される自動車産業にも明るいところなんだよ。
それに、江戸時代は綿織物の産地として栄えてきたところで、現在でも数多くの繊維工場が存在していて、
特に浴衣の生産も盛んなので、全国でも有数の生産地域になってきているんだって♪


 

それに、2005(平成17)年に12市町村が編入合併したことで、チンゲンサイやミカンや植木といった農作物も多く作られている地域も浜松市の特徴として継承されてきたっていうから、
工業都市でもある一方で農業都市でもあるって言えるよね!


 

多くの産業が継承され、今なお物づくりに力を注いでいる都市、浜松市。
浜松市と言えば、2016(平成28)年度前期のNHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」の、初期の舞台にもなっていたところなんだよね☆
何でも、ドラマの設定が夏だったのですが撮影が真冬だったそうで、出演者のほとんどが寒さに震えながら演じていたとか。
ここでも、繊維工場が多く取り上げられていたのも印象的でした。
それにしても、浜松駅のコンコースに実際に楽器の展示がされていることもあるって言うんだから、びっくりだよね(@@)
浜松市に関する詳しい内容は、浜松市ホームページ へどうぞ。
概要・観光・生活情報といったように、はっきりとカテゴリ別に分かれているところが、非常に見やすいページ構成です。
さらに、「音楽のまち」への取り組みに関して詳しく解説されているサイトを見つけたので、こちらもリンクを貼っておきますね☆
浜松市ホームページ



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