今月の市町村


 

梅雨シーズンも大洲目に差し掛かる頃、1年の折り返し地点を迎え2016年もいよいよ後半戦といったところですね!
そこへいくと、特に九州地方では豪雨のごとく毎日のように降り続く雨で、あちらこちらで土砂崩れや浸水などが起きてしまっているというニュースが連日飛び込んできます。
4月に発生した「熊本地震」もさることながら、二十被害が起きないようにと祈らずにはいられません!
改めて、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。


 

以前よりは、テレビもラジオもあまり上半期を意識しなくなったような感覚があるものの、ラジオは番組内のコーナーでそういう特集を組むことが、稀にありますよね!
私は、どちらかと言えばラジオ派なので特にそう感じてしまうのかも知れませんが、上半期・下半期特集よりも、
2ヶ月に1回行われる聴取率調査週刊(いわゆるスペシャルウィークってやつ)で組まれる企画のほうが、魅力的なものが多いなぁって思っているのは、たぶん私だけじゃないと信じたいです。


 

2016年も本日から下半期ですが、最近では広域に広がってきつつある小旅行をする感覚で、お楽しみいただけたらなぁといつもそう思っています!
そして、大詰めに差し掛かってきたとは言え、しっかり埼玉県へ戻ってくるこ企画もまだまだ健在ですぞ!
 NACKN そうかぁ、このページが開設されたときから続いているコーナーの一つだもんねぇ。
 AMATY そうだよ!埼玉県の「市」の部分はほとんどのところを取り上げてきているけれど、
特に「町」に当たる部分がまだかなり残っているし、まだまだ魅力的な町や村はあるんだよ!
 NACKN うんうん、市町村名を聞いたことがあっても、まだ行ったことのないところもあるしね!
それはそうと、最近特産品ネタがちょっと少ないと思うのは私だけ?
 AMATY アリャァー、やっぱりNACKNは花より団子だったんだよなぁ(^^ゞ
 という訳で、今回取り上げるのは川の名前がそのまま町の名前になっているという、ときがわ町が主人公です!
ここには、われらがNACK5の送信所があることでも有名だね。
 NACKN おぉぉぉー!!!そうだった。NACK5の電波はここから発信していたんだよねぇ♪
高崎まで湘南新宿ラインで出てから、八高線で戻るという経路もあるけれど、新宿から中央線で八王子まで出て、そこから八高線でのんびりとした列車旅を楽しむなんて方法もあるよ!
昔は高崎まで八王子から乗り換えなしで行かれたんだけど、今は高麗川までは電化されているもののそこから先は電化されてないので、なんだかレトロ感たっぷりだよ☆
 AMATY なるほどぉ、今日はいつになくものすごく詳細な経路案内だったねぇ。
このジーゼルエンジンが何とも言えないねぇ♪
 NACKN そうなんだよねぇ!……って、あららら、周りの景色に見とれていたら降りる予定の明覚(みょうかく)駅を通り越してしまうところだったよ(-_-;
ふぅー、危ない危ない!!それにしても、結構閑静な駅だねぇ。


 

ときがわ町ってどんな所かなぁ?


 

ときがわ町は、埼玉県の中部に位置し都心から凡そ60キロメートルのところにある、人口が凡そ1万1千人の市町村なんだよ。
埼玉県の西側に当たる部分に秩父盆地と呼ばれる地形が広がっており、そこに奥秩父山地、上武山地、外秩父山地という三つの山地があって、
この町の大部分がこの「外秩父山地」に属しているんだって。
それに、埼玉県に広がる丘陵地帯に「岩殿丘陵」というのがあるけれど、町の南西部はこの丘陵地帯にも属する自然豊かな町でもあるよ。
同じ比企郡にあった、都幾川村と玉川村が合併して誕生した市町村で、2006(平成18)年のことというから、
ちょうど2016年で10周年ということになるね。


 

埼玉県を中心に、首都圏をカバーしているラジオ局「FMNACK5」の放送送信所が飯盛峠に設置されているよ!
元々はNHK埼玉局と共用で平野原送信所からの電波だったのが、難聴取対策でこの町に移転したからか、受信範囲も格段に広がったという声も多いらしいよ!


 

へぇー、NACK5の電波って、ときがわ町から送信していたのかぁ☆ところで、どうしてこの町の名前がひらがななんだろうか?


 確かに、最近はあえてひらがなやカタカナで書く市町村名って多いよね!
それこそ、2001(平成13)年に大宮・浦和・与野が合併してさいたま市となったとき、このひらがな標記を巡ってかなり物議がかまされたよね☆
それでも、この町名がひらがななのにもちゃんと意味があるらしいよ!


 

そもそも、この町には雀川と町名の由来にもなっている都幾川という二つの河川が中心部を流れているんだよ。
しかし、合併前に存在していた都幾川村という名前の漢字が、難読地名ほどではないものの読み方が難しいという意見が多数寄せられたらしい。
それで、村から町に昇格(?)するのを期に、読みやすいようにという配慮からひらがなにしたそうだよ♪


 

たとえ市町村名の由来が山や川の名前であっても、地名の詠み方が難しければ市町村にもなじみにくいってことが起こらないとも限らないもんね。
市町村名に親しみを持ってもらうには、とにもかくにも読みやすさゆえの配慮ってのも大いに関わってくるもんね。


 

それすごくよく分かるなぁ!地名が良くても読み方が難しいんじゃ、気持ちまで離れて行ってしまいそうだしね。でも、特に資源の有効活用に力を入れているとか聞いたけど?


 

そうなんだよ☆最近じゃ、市町村の資源をリサイクルや観光などに生かすケースが本当に驚異的に増えてきているんだけど、
ときがわ町でも資源の有効活用ということでは負けちゃいない部分はたくさんあるよ。
まず、この町の面積が56キロヘーホーメートルあるんだけれど、このうちの70%が山林というのが大きな特徴でもあるよ!


 

この特徴を生かして、町内の公共施設なんかで積極的に木材利用を推進していくために、森林資源を有効的に活用しているんだって。
たとえば、施設が老朽化すると建て替えをするという考えが真っ先に思い浮かぶかも知れないけれど、
耐震改修や内装リフォームを施すだけでもコストもすごく安く抑えられるし、環境問題を解決していくうえでも大きな糧にもなっている感じがするよね!


 

町の施設のほとんどが、内装を木質化しているというから、何だか温かみさえも感じるし、ほっと心まで和ませてくれそうだよね!


 

森林の有効活用って、いろいろなものに応用できそうだしリサイクル方法の中で、最も効率的だと思っているよ。ところで、この町の特産ってなんだろう?


 なんだかんだ言っても、花より団子じゃなくても特産品って気になるもんね!(笑い)
主に東京と埼玉を中心に古くから栽培されてきた野菜に「のらぼう菜」というのがあるんだけど、
江戸時代から作付けされてきた、元祖とも言える「ちりめんのらぼう菜」がこの町を代表する特産物だよ。
それも、町内にある大野特産物販売所での限定販売らしいから、貴重な一品だね☆


 

他には、ときがわ町の山から切り出された原木を使用して栽培している「原木きのこ」、
埼玉県が誕生した明治時代に導入されたと言われる「埼玉青なす」、
町内の山で春に取れるゼンマイやわらびといった山菜も、食卓には欠かせないと言われているんだよ。


 

さらに、この町には「アピオス」という不思議な食材もあって、香りはクリみたいなのに味はナッツで食感はサツマイモなんていう、何とも想像しがたい食材もこの町の特産なんだよ!
それに、さっきから木材の再利用ということに触れてきているけど、ときがわの木工製品や建具には1300年の歴史があるというんだから、すごいことだよね☆
それにしても、アピオスという不思議ないもの存在は全く知らなかったんだけど、全く想像もつかないくらいミステリアスな食材だし、機会があれば私も一度食してみたいものです!!


 外秩父山地を従え、資源の有効活用が光る町、ときがわ町。
昔からよくNACK5は聞いていることが多かったんですが、ときがわに送信所が移転するまでは確かに受信状態があまりよくなくて、
お気に入りの曲が流れていてもなかなかいい状態でカセットテープに録音できなくて苦労したこともあったけど、
周りに遮るものがない飯森峠に送信所が移転してからは、すごくクリアな音で受信できるようになったので、それだけで嬉しかったことは今でも鮮明に覚えています。
木材の再利用ということでは、木のむらキャンプ場という観光施設があるんだけど、施設の耐震だけじゃなくて特産物や観光にと本当に万能に生かされていることにほっとしてしまいます。
ときがわ町に関する詳しい内容は、ときがわ町ホームページ へどうぞ。
見出しごとに飛ぶことができない仕様になってしまっている欠点はあるものの、町長のメッセージにはこの町を全身全霊で愛する気持ちが込められています!



他の市町村へも行ってみよう!

トップページへ戻る