今月の市町村


 

2015年もいよいよ12月に滑り込み、カレンダーのページが残りあと1枚となってしまいましたね!
その前にも、「年賀状印刷始めました」とか「年末ジャンボ宝籤発売」なんてニュースがちらほら飛び込んでくるだけでも、今年ももう年の瀬が近づいているのかとしみじみ感じることもよくあります♪
教師が走ると書いて「師走」と読みますが、大掃除をしなくちゃとか年賀状ならぬ念がメール書きもエンジンをかけてやらなければなんて考えると、
教師どころか世の中自体が焦りを隠せない状態を感じずにはいられないと思うのは、私だけでしょうか?(苦笑)
レコード大賞に紅白歌合戦、今年の世相を漢字一文字で表す大賞や流行語大賞などなど、年の瀬ならではの楽しみもたくさんあるので、それらをじっくり楽しむためにもぐぐんとエンジン全開でやりとげて、
清々しい気持ちをもって新年を迎えたいですね☆


 

昨年ごろからは、このコラムでも積極的にいろいろな地方へ飛出し、それぞれ独自の市町村の持つ特色などに、たくさん出会うことができました。
北陸新幹線開業に合わせた北陸地方特集に始まり、そこからは関東地方をぐるっと一回りするように数々の市町村を巡りましたね☆
 NACKN 本当に、年を重ねるごとに1年の感じ方が少しずつ変わってきた感があるなぁ!
年々、あっという間に思うようになってきたもんなぁ!
 AMATY ちょっとちょっとぉ、わだ若いのになんちゅう老けたような発言してるんですかいな?!
 NACKN あぁーごめんごめんm(__)m でも逆に考えると、それだけ充実感があったってことだもんね♪
それに何と言っても、今年はこのページにも干支1周という大きな節目を迎えたじゃないぃ☆
 AMATY そうだよそうだよ!「新たな気持ちで盛り上げたい!」って5月に意気込んで書いていたのに、なかなか実行に移せてなかったぁ!
普段の生活に、もっと余裕を持たせなきゃいけませんねぇ!
ということで、今年最後のコラムでは何年かぶりに山梨県へ行ってみようと思います。 今まで出てきそうでなかなか出てこなかった、山梨県の甲州市を取り上げてみましょう!
昨年の、前期のNHKの朝ドラ「花子とアン」でも、甲州弁が広く取り上げられましたね♪
 NACKN うわぁーもう去年のドラマなんだねぇ!私も毎回見ていたよ! 電車で行くのもかなり簡単で、新宿駅から中央線の特急に乗れば、この市の中心駅という塩山駅まで一直線だよ☆
 AMATY おぉーNACKNたら太っ腹だねぇ!最近は、通常の車両でも大槻まで行くタイプも増えたから、気軽に行かれる域に達したよね!
 NACKN そうそう、一昔前までは高尾駅から先は中距離列車でしか行かれないってイメージが大きかったのに、本当に時代とともに便利になったよなぁ!
甲州市といえば、甲州ブドウぐらいしか思い当たらないけれど、……、おぉー、でもこの辺りの雰囲気なんだか見覚えがあるぞぉ☆♪



 

甲州市ってどんな所?


 甲州市は山梨県の北東部に位置している市町村で、2005(平成17)年に誕生したまだ新しい市町村なんだよ!
誕生したのが11月一日というから、2015年でちょうど10周年を迎えたことになるねぇ☆
甲府盆地の東部とか東南部に聳える山岳地帯から複数の川が流れ出してできた部分を「複合扇状地」って言うんだけど、 この市もそんな複合扇状地からなる所なんだけれど、中でも有名なのが「勝沼扇状地」なんだって!


 

さらに、市町村名を介した特産物が多いのもこの市ならではの特徴でもあり、甲州葡萄を初め甲州ワインや甲州鞍馬石、甲州百目柿なんかが代表的だね☆
地域名の入る特産物は全国各地にもたくさんあるけれど、ここまで徹底している例も数少ないかも知れないよね♪


 

んー!ここまでたくさんある例は私も初めてみたよ!この市ができる前は、元はどんな市町村が存在してたんだろう?


 うわぁー、変化球を投げてきたと思ったら直球を投げ込んできたりと忙しいねぇ(・o・)
新しい市町村ができてまだそれほど経っていない時って、それでもやっぱり気になるもんなんだよね☆
交通アクセスを紹介したときに「塩山」って地名が出てきたと思うけど、この辺りは塩山市に加えて
東山梨郡に位置していた勝沼町と大和村との合併でできたのが、この甲州市ってわけなんだよ!


 

新たな市町村の誕生ってことで、それぞれの旧市町村名を介さないということを条件に公募した結果この名前に落ち着いたけれど、
元々山梨県のことを昔は「甲斐国」(かいのくに)と呼んでいて、甲州というのは甲斐国の別称として親しまれていた名称だったんだって♪
それになんと、平成の大合併のときに現在の山梨市域を含めた東山梨合併の動きがあったものの、
当時の山梨市長が土壇場になって反対表明をしたためにお流れになってしまったみたいよ!
そこで残った3市町村の合併で甲州市が誕生したそうだから、合併の裏には結構波乱も満ちていたんだね(*_*)


 

中でも、旧勝沼町は勝沼ワインの産地であると同時に、日本でワイン醸造が最初に始まった地といわれていて、
戦後に主だった養蚕業から転換し果樹の栽培を中心とした農業が現在に至るまで主要産業としてのカギを握ってきたんだよ☆
そうそう、だいぶ後になって名称変更したけれど、中央本線の駅名に「勝沼葡萄郷」というユニークな名前の駅もあるくらいだから、
いかにこの辺り一帯が果樹栽培が盛んかが観てとれるよねぇ!☆


 

すごぉーい!甲州葡萄って昔からよく聞く名前だったけど、そこまで盛んだったとはねぇ!ところで、姉妹都市や友好都市ってどんな感じなんだろうか?


 あれ?この流れだったら観光スポットはとか聞いてくると思ったら、ものすごい勢いで角度をがらりと変えましたね!(苦笑)
国内の姉妹都市を調べてみると、これが結構関東地方の市町村と提携している例が多いみたいだよ!
ただ、甲州市がというよりも旧塩山市が提携していたのを引き継いだってケースがほとんどなんだけどね!


 その証拠に、神奈川県の大和市と千葉県富津市、それに東京都の文京区とかなり密集している印象を受けるね。
特に、大和市は塩山市に隣接する大和村っていうのがあったから、同市町村名であるという理由が大きいかも知れないね!


 

一方、海外に目を向けてみると旧勝沼町が提携していた例を引き継ぎ、フランスはボーヌ市と中国のトルファン市と姉妹都市提携を結んでいるけれど、
こちらはどのような理由かってのがはっきりは分からなかったなぁ!
姉妹都市提携の背景には実に大小様々な理由があるから、何が縁で提携を結んでいるかってのも結構注目ポイントかも知れないね☆


 

おぉー、文京区も大和市も富津市もどれも身近な市町村でびっくりしたよ!観光スポットというよりも、道の駅が多そうだけれども?


 ほぉーらやっときた!でも、やや控えめに道の駅なんですかぁ!(笑い)
いちばん有名なところでいえば、「道の駅甲斐大和」(かいやまと)かなぁ!
ここには農産物加工体験施設というのがあって、この地はもとより山梨県を代表する料理であるほうとう作りの体験ができるらしいよ☆
ほうとうは体もよく温まるし、だんだん寒くなるこの時期には特にうってつけかもね♪


 

この施設の他にも、市内には市民農園も数多くあるそうで、観光農園として開放しているところも多いそうだから、
学校などの校外学習とか社会科見学で多くの生徒たちも訪れているって話もよく聞くよ♪


 甲斐国の名称を現代に引き継ぎ、文化と果樹栽培の盛んな都市、甲州市。
この市を中心に使われている方言で甲州弁っていうのがあるけれど、2014年度前期のNHKの朝の連ドラ「花子とアン」で、
再び甲州弁の魅力が見直されたと言えるでしょう!
方言はあっても最近あまり使われていなかったなんて話も聞いたことあったけれど、やはり方言にはその土地独特の言い回しや風習までも伝わってくるから、
いつまでも方言の温かみを大切にしていきたいって、私は常々そう思っています!
甲州市に関する詳しい内容は、甲州市ホームページ へどうぞ。
分野別にコンパクトにまとまっていて、見たい情報にすぐアクセスできる仕様になっていますよ☆



他の市町村へも行ってみよう!

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