今月の市町村


 

新しい年を迎えるときよりも、何をするにも相応しいこの季節に新年度へ切り替わる時の方が、 自然と背筋もぴんと伸びて適度な緊張感を感じることができるので、1年でいちばん好きな時期かも知れませんね!
2015年度の幕開け、皆さんは、どんな「新年度」を迎えましたか?


テレビやラジオの大きな番組改変、そして市制施行や大きな制度などが切り替わることもこの時期ならではのことですが、
今年は鉄道の歴史において二つの新たな大きな1ページが刻まれる出来事がありました。
提案から約50年もの時を経て、1998年に先に開業していた長野新幹線を延伸する形で、「北陸新幹線」として金沢まで開業されたこと!!
東京と金沢が最速のタイプで凡そ2時間半、各停タイプでも3時間弱というから、まさに「夢の超特急」という言葉がぴたりと当てはまりますね♪
私も開業の5日後に早速乗車してきましたが、それはまた別のところでじっくり触れようと思います。
そして、もう一つはこれまで上野執着だった宇都宮線・高崎線・常磐線が東京まで乗り入れ、
湘南新宿ラインと直通する「上野・東京ライン」の開業も、とても便利になったと思います。
特に、上の駅で電車によって何番線に来るのかが分かりにくかったのが、ホームを選ばなくてもいいということだけでも精神的にもだいぶ楽ですね☆


 

さて、このコラムでも今年に入ってから3ヶ月間は、北陸新幹線開業にあやかった「北陸地方特集」でずっと北陸地方を旅していましたが、
約4か月ぶりに関東地方へ戻ってきました!それにしても、このページの伝統をも鎮まらせてしまうほどの北陸地方の魅力たるや、本当に恐ろしいです!!!
 NACKN んー、そうだよねぇ!開設当初は変動があったものの、3月・7月・11月には必ず埼玉県へ戻ってくるというのがお約束だったのに、
それを鎮めてしまうなんてよっぽどのことだよなぁとちょっと危機感を覚えました!
 AMATY えぇー、そんな危機感だなんて、でも鉄道のダイヤ改正や新たな路線の開業って、必ず3月の中旬なんだよね!
あれって、何で3月中旬なのかっていつも疑問に思ってるんだけどね。
 NACKN あぁー、確かに!!年度が替わる4月でもいいのにって、私もよく思ってしまうなぁ!
誰か知ってる人が居たら教えてくれって感じだね☆
 AMATY そういえば私も何でだか知らないかも!


 

ということで、久々に関東地方へ戻った最初の出発地は、千葉県です。 千葉県はもとより、全国的にもその名が知られている九十九里町を今回は取り上げてみましょう!
 NACKN ん?…?あぁーそうだそうだ、九十九里は千葉県だったねぇ!
 AMATY ちょ、ちょいと!まさか時差ボケならぬまだ北陸ボケしてるんじゃないのかい?
 NACKN いやいやいや、そんなことはないんだけれどちょっとぼぉっとしちゃってましたm(__)m
この町には、何と鉄道が走っていないんだよ!昔は九十九里鉄道というのがあったそうなんだけど、廃止されてしまったらしいです!
ということで、今回は東京駅から高速バスで「サンライズ九十九里」という所まで行ってみよう!
 AMATY おぉー、うまいことつなげましたねぇ!それにしても、すごく賑やかなレジャー施設だなぁ!



 

九十九里町はどの辺りにあるの?


 九十九里町は千葉県東部に広がっている太平洋の岸に面している町で、都心からは凡そ60キロメートルのところにあるんだよ!
町の中心に「片貝地区」という珍しい地名の地域があるんだけど、これは現在の和歌山市に位置する「紀州加太浦」の漁師によって開かれたことが、由来になっているんだって!
全国的にもイワシ漁の中心地として知られていて、2015(平成27)年時点で市制施行60周年にも当たっているね!
自動車を中心とした交通網の整理で、この町は都心との日帰り圏にもなっているんだけど、1970年代頃の観光といえば海水浴が主流だったそうだよ!


 

それに、この町はお隣の東金市に多く隣接しているところから、東金へ通勤・通学する人が多いところも特徴かもね☆


 

自動車と交通網の整備で日帰り圏に変貌したなんて、これも歴史的瞬間って言ってもいいよね!じゃあ、姉妹都市とか友好都市は何処かと提携してるのかなぁ?


 いっ、いきなりそこへきましたかぁ!(@@) 市町村によっては、国内だけじゃなく気候が似てるとか風習などに感銘を受けて海外とも提携しているところもあるけれど、
この町では富山県東部の山寄りの地に位置する町である「上市町」と姉妹都市提携にあるんだって!


 

上市町は立山連峰や北アルプスの山々が連なる山岳地帯なんだけれど、1960年代に姉妹提携を結んだという情報しか得られなかったよ!(汗)
私が思うに、たぶん九十九里町と上市町で海と山のレジャーなどを共有しているからかも知れないね!
だって、上市町は冬はものすごい雪が降る豪雪地帯の一つだっていうしね☆


 

なるほどぉ、それぞれの特性を共有しているという例かもしれないね!ところで、最近国民宿舎が減少傾向にある中で、ここには最大級の宿舎があるって聞いたんだけど?


 そうなんだよねぇ!ちょっと前までは、手軽な料金で泊まれる国民宿舎は数多くあったんだけれども、
維持が難しいとか建物の老朽化でやむを得ず無くなってしまう例が多いって聞くよ。
そんな中でも、勢いを増している施設がここ「サンライズ九十九里」なんだよ!


 

一般的な国民宿舎ではありながらも、海水浴・釣り・ゴルフやテニスやフィールドアスレチックといった楽しい遊びも満載で、
家族で1日中様々に楽しめる場所としてすごく人気なんだって!
名前が示すように、全室がオーシャンビューなだけでなく、大浴場から眺めることができる日の出を特に自慢なポイントとしているんだよ!
だから、浴場が日の出の30分前からオープンしているってのも大きな魅力だよね♪☆


 

それだけじゃなくて、春から秋にかけては近くの蓮沼海浜公園で地曳網を体験できたり、宿舎の目の前に広がる真亀海水浴場で海水浴を楽しめたり、
サイクリングやハーブガーデンでのハーブ関連の手造り体験ができたりと、たくさんのレジャーもつまった施設だって言えるよね!!


 

それに、海産物を中心とした料理も人気で、特産のイワシやハマグリを使った一品料理も味わうこともできるので、一杯で三度美味しいといったところだね☆
思いっきり全身を動かした後は地元の料理に舌鼓、そして様々な事柄が体験できるとあれば、そりゃぁにぎわいを見せるよねぇ!
減少傾向にある国民宿舎の活性化につながっていくことは、まず間違いないだろうねぇ☆


 

うわぁー、むっちゃくちゃ行ってみたーい!!もちろん、他の観光スポットもあるんでしょ?


 ありゃぁー、ここで終わろうと思ってたのに、まだ突っ込んできますかぁ!(笑い)
この街の観光の大部分を占めているのはやはり海水浴や海釣りといった海のレジャーが中心ではあるけれど、
もう一つ忘れちゃいけないのが測量家でもある「伊能忠敬」のの銅像や生家跡などがある「伊能忠敬記念公園」も、この町の代表的なスポットだよ!


 

測量というのは、地図の作成のためにそれぞれの土地の緯度などを調査する作業のことをいうんだけど、
この町で生まれ育った伊能忠敬はこの測量の先駆者的存在でもあったんだよ!
この公園一帯は、伊能忠敬出生地として千葉県の史跡の指定を受けているところでもあるんだよ!
確か、4月の19日が地図の記念日じゃなかったかな?



 

測量の歴史とともに歩んできた海のレジャーを基盤とした観光都市、九十九里町。
特に九十九里をモチーフとしたわけじゃないけれど、Mi-Ke(ミケ)という女性3人組ユニットが1990年に「想い出の九十九里浜」という曲を大ヒットさせたことで、
それが全国にその名が知れ渡るきっかけともなったんだって!
その余波を受けて、翌年には「しじみとさざえ」という女性ユニットによって「ものまね 想い出の九十九里浜」としてこの曲をカバーし、
町の知名度を向上させたことで観光協会から表彰まで受けたみたいだよ!
きっかけを作るって、本当にすごいことなんだなぁって、改めて思いましたね。
九十九里町に関する詳しい内容は、九十九里町ホームページ へどうぞ。
海のレジャーが盛んとだけあって、特に海水浴や海釣りカレンダーがちょくちょく更新されていて、見どころですよ!♪



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