今月の市町村


 

立冬を迎えた頃の天気予報で、「今年の冬は暖冬になるでしょう!」と言っていたような気がしたのですが、
3月に入って少しずつ気温の高い日も出てきたものの、総合してみると
「嘘つけぇー!いったいどこが暖冬なんじゃい!!?」と叫びたくなるほど、凍てつくような寒さでした。
3月になるといつもにも増して意識するのが、東日本大震災から間もなく4年になろうとしていること。
最近では、アンテナショップを初めとする東北地方の名産品を購入できるお店もこちらでは増えていて、
そこで購入した金額の何パーセントとか所によっては全額義捐金として寄付されるシステムも、増えてきているそうです。
これまで私たちができることと言ったら、被災地の皆様が1日も早く通常の生活に戻れるようにと願うことぐらいしかできませんでしたがが、
東北の名産品を購入して応援するということはすぐにでもできる方法ですよね
私も以前、修学旅行で行った東北で出会って美味しかった南部煎餅を購入したことがありました
名産品を味わえて被災地にも協力できるって、一石二鳥ですね☆


 

さて、本来の3月だったら決まって埼玉県に戻ってくるところなんですが、今回は北陸地方が燃えに燃えています!!(^^)
待ちに待った北陸新幹線が、長野新幹線を延伸する形で東京〜金沢間が、いよいよ開業します!
さすがにいつもの習慣も、このニュースにはこんまけでしょう!!(笑い)
その波に乗り、私も奇跡的に切符が取れて開業5日目にして、北陸新幹線を味わってくるんです!
 NACKN えぇー、うっそぉー!いいなぁ☆でも、信じられないよね、東京から金沢が
一番早い「かがやき」というタイプで2時間半を切るなんてさ!
 AMATY 本当だよねぇ☆各駅に止まる「はくたか」というタイプでも3時間弱だしね☆
でも、これまで東京〜金沢間をつなぐ大切な役目を果たしていた越後湯沢駅の行方が心配なところではあるけどね!
 NACKN そうかぁ!便利になるところあれば、不便になってしまうところもどうしたって出てきちゃうもんね!
そうそう、北陸新幹線開業とともに発売される駅弁があるんだとか!うーん、どんなものなのかなぁ?
 AMATY ってぇ!結局最後はそっちの方面に行くんですかい!
 ということで、1月から突如始まった北陸特集も、いよいよ最終回です。
その最終回を飾る、朝市や伝統工芸品で名の知れた石川県は輪島市を取り上げてみましょう!
石川県を訪れるのは、約3年ぶりぐらいでしょうかね☆
 NACKN おぉー、輪島市、一度行ってみたかったんだよねぇ!
でもでも、今は残念ながら市内には鉄道の駅がなくて、金沢駅からバスでも行けるし七尾線を使って穴水駅まで行けば、輪島市は近いね!
 AMATY そうなんだよねぇ!2001年までは輪島にも駅があったんだけれども、能登鉄道が区間廃線になってしまったんだよね!
 NACKN うん、利用者が少なかったのかもしれないけど、ちょっとさびしい話だよね。でもでも、輪島駅自体は保存されているみたいよ☆♪



 

輪島市はどこら辺にあるんだろう?


 輪島市は、石川県の北部・能登半島の北西部に位置している観光都市であり、豊かな自然と海に囲まれている本当に素晴らしいところなんだよ!
朝市や輪島塗を中心とする豊富な観光資源に恵まれていることから、県内外を問わず1年を通してたくさんの観光客がこの市を訪れているんだって☆
また、漁業も大変盛んなところで暖流と寒流が交わる天然礁の好漁場なので、魚介類の水揚げに1年を通じて恵まれているのも、大きな特徴だよね☆
主に海藻や貝類等の採集を職業とする女性のことを海女(読み方は「あま」)っていうんだけど、
10代から70代までの凡そ200人あまりの海女が現役で働いていて、市内の海女の数としては世界一らしいよ(@@)
新鮮な魚介が手軽に購入できる「輪島の朝市」は、全国的にも有名だよね☆


 

すごぉーい、海とともに生きる街って感じだね☆輪島塗もすごく有名だけれど、どんな歴史があるんだろう?


 そうだねぇ!言わずと知れた輪島塗だけれども、そういえばちゃんとした歴史って触れたことないよね☆
そもそも、同じ能登半島の七尾市にある「三引遺跡」というところからは、6800年前の漆製品が発見されているというし、
輪島市でも平安時代の漆製品が発掘されているというから、古くから漆器が仕様されてきたことがうかがえるよね?!
室町時代から輪島塗が始まったとされていて、現存する最古のものとしては市内にある重蔵神社旧本殿の朱塗扉だそうだよ☆


 

特徴としては、厚手の木地に「布着せ」といって生漆と米糊を混ぜたものを塗りつけした麻などで補強した後、
研ぎをすることを何度も繰り返すことで何層にも厚く施し、丈夫さに重きが置かれて作られているところだね☆
伝統的な技法や技術がたくさん詰まっている漆器ではあるけれども、最近では普段の生活にも漆器を取り入れようという取組がされていて、
「手軽さ」や「普段使い」というのも新しい売りにしているみたいよ☆


 

代表的なものにはおぼんやお椀を中心とした器類が挙げられるんだけれど、何層にも厚く塗りつけているから痛みにくく、
長年に渡って使用できるという特色もあるんだって☆
10年や20年なんてものじゃなくて、半世紀ほど使用し続けているところもあると聞くし、一つのものを大切にする心も生きているって言ってもいいよね☆♪


 

いやぁー恐れ入りました!伝統工芸品に指定されるのも分かるなぁ!ところで、3つの里構想という取組があるとか?


 さすが目ざといなぁ!!さっき紹介した輪島塗も含めて、輪島市では漆の里・禅の里・
平家の郷という「3つの里構想」を全面に打ち出して、輪島の魅力を発信しているそうだよ!


 

社会科か歴史の授業で習ったという人も多いかも知れないけれど、平時忠という平家の武将が壇ノ浦の戦いの後に、この地に移り住んだと伝えられている
本家・上時国家」と「能登安徳合祀時国家」という邸宅があって、 ここもたくさんの観光客が訪れる場所の一つなんだよ!
この辺り一帯が、「平家の郷」と呼ばれているんだって。


 

それに、鎌倉時代の半ばに開かれたとされる曹洞宗本山の「總持寺」があるんだけど、
明治の大火災で寺院が喪失したものの、現在は大本山の面影が感じられる總持寺祖院として再興されて、
ここも多くの観光客が訪れるスポットの一つだよ☆
毎年の大晦日の夜、開運餅まきとか山門前での御陣乗太鼓の実演などの「ゆく年くる年」イベントも開催されて、
この辺りは「<B>禅の里」と親しまれている一帯だよ!


 

この市は漆器業が類を抜いて盛んだと思っていたら、それぞれの特色を生かした「郷」も点在しているし、
いろんな角度から魅力が発信されているのって活気があっていいよねぇ☆!


 

ヘェー、これほどまでにいろいろな魅力を持った都市だったとはねぇ!圧巻だね☆じゃぁ、輪島塗や魚介類以外の代表的な名産品ってなんだろう?


 突然変化球を投げてくるねぇ!(笑い)
名産品を紹介する前に、この市は名水百選とか日本の棚田百選といったように様々な百選を持っているというのも、代表すべき特徴だよ!


 海藻ともち米の粉を使った料理の「すいぜん」とか、北陸地方は魚の保存方法の一つとして
「発酵王国」と言われるくらい発酵食品が多く作られてきた地方だから、塩辛やイワシとかサバの糠漬けもすごく有名だよ☆!
魚介類以外と言っていたけど、やはり北陸地方は新鮮な魚介類は外せないよね!


 

それに、「両箇の月」という総持寺せんべいも、「禅の郷」として発信し始めてから人気が出てきた名産品らしいよ!
さらに、ゆべしや水羊羹といった和菓子類も盛んだから、結構さっぱりとしたものが多い印象が感じられるね☆



 

海と自然に囲まれた能登半島の中心地、新たな取り組みが交差する都市、輪島市。
北陸新幹線の駅には、上越妙高や黒部宇奈月温泉とか新高岡といったように、それぞれのカラーが生かされた観光地に立地しているから、
これまでちょっと足を延ばしにくかったところにもスムーズに行かれるようにもなるから、開業には本当に大きな期待を抱いています。
まだ少々先にはなるものの、福井県の駿河まで全面開業されると、長野・新潟も含めて北陸3県の魅力が程よく分散されて
観光で行かれる範囲もぐっと広がりそうだよね☆
そして、この輪島市は2015年度前半のNHKの朝の連ドラの舞台にもなるし、ますます輪島も活気が出てきそうですね☆


輪島市に関する詳しい内容は、輪島市ホームページ へどうぞ。
観光情報がたっぷり詰まっているのはもちろんですが、調べたいことがコンパクトに見つかる特徴を持った素晴らしいページです!



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