今月の市町村


 

国の内外が大きく揺れ動いた2014年も、ついこの間年が明けたと思ったらもうカレンダーのページが1枚となる12月に、滑り込むように突入してしまいました!
この時期になると、あちらこちらから「今年も早いなぁ!」「もう年の瀬かぁ!」といったような、 井戸端会議で出てくるみたいなフレーズが飛び交っていますよね!
大掃除や年賀状ならぬ念がメール書きも、「よっしゃ!絶対この日にやるぞ!」と意気込むまでは毎年やるんだけれども、
そこからまだ日があるからとなかなかエンジンのかかりが悪いのには自分で自分が嫌になっちゃいますね!(汗)
でも、流行語大賞や今年の世相を漢字一文字で表すもの(大賞名を忘れましたが)や、レコード大賞に紅白歌合戦など、
年末ならではの楽しみもたくさんあるし、今年の汚れは今年中に洗い流して晴れやかな気持ちで新年を迎えたいものです!☆


 当初首都圏が基本だとか言っていたこのコラムも、ここ数年で積極的にいろいろな地方に飛び出しつつも、
年に3回は必ず埼玉へ戻ってくることも欠かしません!(笑い)
北関東を中心に回り、5月には新潟県妙高市を訪ねて8月には2年半ぶりに北陸地方の富山県南砺市にも訪れました!
 NACKN いやぁー懐かしいねぇ!私は、9月に行った逗子市や先月に行った東秩父村も印象的だったけど、
8月の南砺市はここで紹介したすぐ後に本当に訪れたりして、実際の集落にも触れたりして今でも余韻が残っているぐらいだよ!
 AMATY 本当だねぇ!17年前に富山へ初めて行ったものの、そのときは残念ながら観光までできなかったから、
観光して新鮮な感動もうまれて、「外山もいいよなぁ!」っと純粋に思ったな!
 NACKN んー、海の幸も山の幸も豊富で、特に冬はお魚がおいしいんだよなぁ!
 AMATY アァーン、ったくもう、どこまで花より団子なんだか…!(苦笑)
 そんなわけで、12月は2年連続で栃木県を訪ねましたが、今回は同じ北関東の茨城県から古河市を取り上げてみましょう!
 NACKN おぉー、今年2回目の訪問だね☆
でも、今回はかなり分かりやすいルートですよ!池袋から出ている湘南新宿ラインからきている宇都宮線に乗って、
途中駅である古河駅で降りれば中心街に出られるよ!
 AMATY 本当に、湘南新宿ラインからの直通電車が増えて、北関東へのアクセスも便利になったもんだよね!
 NACKN そうそう、今までは上野までいったん行く必要があったからね☆
あれ?ここって、この路線では茨城県唯一の駅らしいよ!



 

古河市ってどの辺りにあるんだろう?


 古河市は茨城県の西端部・関東地方ではほぼ中央部に位置している市町村で、
万葉集でも当時の情景が詠まれているところなんだよ! 日本の実業家であった古河市兵衛が操業した「古川財閥」が全国的に有名からか、地元以外では「フルカワ」と誤読されやすい側面も持っているんだって♪
関東平野を中心に、全体的に平坦な地形ではあるけれど、市の北部の方がやや標高が高いみたいよ。


 

行政区分は茨城県なんだけれども、宇都宮線沿線であることとか日光街道が走っているのもあって、
埼玉県や栃木県ともつながりが深く、かつては東京大都市圏にも所属していたこともあったんだよ!(@@)


 

へぇー、大都市圏にも所属してた時代があったんだね!ところで、どんな歴史をだどってきたんかねぇ?


 最近は方言のような言い回しも飛び出し、ますます味が出てきた感覚ですな!(笑い)
市の紹介のところで万葉集に拝啓が詠まれたと書いたけれど、渡良瀬川の渡し場として奈良時代から賑わっていたらしいよ♪
さらに、平安時代には東日本では最大級の製鉄所があったところで、主に8世紀から10世紀にかけて製鉄や窯業の生産拠点としても有名だったんだよ!


 

江戸時代に入ると、当時渡良瀬川付近に置かれていた城である古河城の城下町として、また日光街道の宿場町として栄えて行ったんだよ☆
この辺りの地域は、下総国・下野国・武蔵国の三つにまたがっていたところで、室町時代から戦国時代までは「古河公方」の本拠地でもあったとされてるんだって!
さらに、明治期には製糸産業が急激に発達したことで人口が急増して、宇都宮線が1938(昭和33)年に上野まで凡そ1時間で行き来できるようになってからというものは、
東京のベッドタウンとしての役割も果たすようになったんだ!


 

交通網でも、特に鉄道に至っては宇都宮線は古川駅の両隣は栃木県の野木駅と埼玉県の久喜駅だし、
 東武日光線に新古河駅というのがあるけれど、新古川と言いながら所在地は埼玉県の加須市という具合なもんだから、
古河市が埼玉県や栃木県の市町村だと思い込んでいる人も居ると聞くね!


 

ほんといろんな歴史が残ってるところだなと思ったけど、実は栃木の市町村じゃないかってずっと思い込んでたよ!ところで、最近特殊な宣言をこの市でしたとか?


 そうなんだよ。まあ、特殊というよりも地理的な条件から宣言したと言った方が正しいかも知れないね!
今では大分落ち着いているけれど、平成の大合併がブームのごとく行われていた2005(平成17)年に、
これまでの古河市に総和町と三和町が合併して新しい古河市として再出発したよ。
そこから5年の節目を迎えた2010(平成22)年に、中核都市として発展するようにという願いを込めて「関東ド・マンナカ都市宣言」ってのをしたんだって☆
関東地方のほぼ中央部にあることに加えて、埼玉・群馬・栃木・千葉の4県に接した真ん中に位置していることも、
「ド・マンナカ都市宣言」の一因にもなったと言われているそうだよ!


 

これを記念して、毎年10月の第2土曜・日曜に最大級の規模で行われる「関東ド・マンナカ祭り」も開かれているよ!
埼玉県で言えば、「川越祭り」に匹敵する規模かも知れないね☆
さらには、総和町と三和町の新設合併を記念して、毎年8月に渡良瀬川の河川敷にある「古河ゴルフリンクス」というゴルフ場で開催される、
約25000発の打ち上げ数を誇り、30万人強の動員数を記録する「古川花火大会」も大きなイベントだね。


 

今後も、「ド・マンナカ都市宣言」を発信し続けていくことはもちろんだけれど、PRイベントも数多く開かれていくだろうね!
こういった宣言って、親しみもあってすごく分かりやすいなぁと思っているけれど、皆さんはどうだろうか?


 

「ド・マンナカ都市宣言」を掲げ、他県との関係をはぐくむ都市、こがし。
この市はスポーツ関係の施設の多いところとしても知られていて、花火大会会場にもなっている「古川ゴルフリンクス」は、
かつて石川遼選手がここで練習していたところでもあるんだって☆
そういえば、過去にラジオ局なんかでも「茨城県フルカワ市」なんて誤読の名前で紹介されていたことが多かったからか、
茨城県の市町村であることは分かっていたもののずっとフルカワ市と読む名前だと思っていました!(苦笑)
古河市に関する詳しい内容は、古河市ホームページ へどうぞ。
各分野ごとのページが少々分かりにくいですが、サイトマップから行くと非常に分かりやすく「見どころ」のページがお勧めです♪



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