今月の市町村


 

9月に入ると、日中はまだまだ猛暑の日が続いていても朝晩の風が何処と無く爽やかで涼しくて、
日に日に秋に近づいていることを全身で感じています☆
よく、ニュースを見ていると「夏と秋が共存した季節」とか「夏と秋のせめぎあい」みたいな表現を耳にすることがありますが、
全くそのとおりだなぁなんて思ったりしているのは自分だけでしょうか?
これも何度か書いていることかも知れませんが、今月から年末まで祝日ラッシュと言わんばかりに最低でも月に一度は祝日がありますが、
そのせいか9月からの4ヶ月間は上半期と比べても飛ぶように過ぎていくような感覚さえ感じています☆
多くの学生の皆さんは新学期だと思いますが、宿題をためたまま新学期を迎えてしまったなんて人は居ませんか?
と呼びかけている私も、小学生の頃はやり残していた宿題を大慌てで片付けて新学期に間に合わせたなんてことも、よくありましたとさ!(苦笑)


 

今年の夏は、大きな喜ばしいニュースがありました。それは、富士山が世界文化遺産に登録されたこと!!
山梨県・静岡県の両県のみならず、日本国内が突如訪れた富士山ブームに沸きましたね☆
ということで、このコラムも少しだけ遅れはしたもののこのブームに参戦してみることにしましょうか☆
 NACKN 富士山の世界遺産への登録は、ずっと前から言われていたことだもんねぇ☆あ、文化遺産だった!!
 AMATY あらぁ、そんなとこでこけちゃダメでしょう!(苦笑)私は、富士山は五合目まですら行ったことが無いけれど、
富士登山をしたことのある友人が「頂上に着いた時の空気は格別なものだった」って言っていたことがあって、
それを聞いたら私も行きたくなってしまったよ!
 NACKN ほんとほんと。頂上からの眺めは最高だろうねぇ☆でも、山の天気は実に変わりやすいから、
ちゃんとウェザーニュースを初めとした気象サイトで、気象情報を念入りにチェックしてから臨まないとね!
 AMATY って、あなたはウェザーニュースの回し者かね!!(爆笑)
ということで、冒頭でもちらっと触れたように、今回はそんな富士山にいちばん近い市町村として知られている、静岡県の富士市を取り上げてみましょう!
そのものずばりの名前の市町村ですね♪
 NACKN おぉー、このコラムも10年の節目についに富士市が登場してきたね!!
在来線で行ってもいいけれど、今回はちょっと奮発して東海道新幹線で新富士駅まで一っ飛びしましょうかね!
 AMATY おやまぁー、ずいぶん思い切った経路を選択したね♪でも、これだと間違いなく富士市にたどり着けるから無難な方法かもね☆
 NACKN そうだよ。車窓から見る富士山もまた格別だよ。ほら、だんだん富士山が大きく見えてきたよ! 富士山がだんだん大きく見えてくると、新富士駅だからしっかりとした目安にもなるね☆



 

      富士市ってどんな所だろう?


 富士市は静岡県の東部に位置している市町村で、その名のとおり富士山を望む代表的な地域の1つなんだよ。
駿河湾に面していて、市の西部を日本三大急流の一つに数えられる富士川が流れ、これを境に
同一市町村でありながら電力の周波数が市の東部は東京電力の50Hz、 西部は中部電力の60Hzと異なっている数少ない市町村でもあるよ☆
また、市内でも高低差は非常に激しいことも特徴の一つで、富士山九合目近辺の3421メートルが最も高いところで、
反対にいちばん低いところはこの市から沼津市に跨る浮島沼付近の0.7メートルというから、これだけでも気象条件が180度変わってきそうだね☆


 

      うわぁー本当だ!天気も変わりそうだけれど市内でそんなに高低差があったなんて☆富士山が見えるのはもちろんだけれど、紙作りが盛んな街だとも聞いたんだけれど?


 年を増すごとに、どんどん鋭くつっこむようになってきましたね☆(笑い)
でも、確かにこの市は日本でも屈指の製紙工場が多く立ち並び、豊富な地下水を利用した製紙業が非常に盛んなことから、
紙の街」としても全国的に知られているんだよ☆
富士市は富士のやぶ北茶に代表されるお茶やイチゴ・梨といった農業特産物もすごく豊富なんだけれど、
同時に工業も盛んな街という顔も持っていてそれに代表されるのが製紙業なんだよ。


 

明治時代に入ると、用紙の製造技術が伝えられて近代的製紙工場といわれる王子製紙工場が開設されたのを筆頭に、
市内を代表する地域の一つの吉原地区は水源が本当に豊富なところとしても知られていて、様々な製紙会社が相次いで設立されていったんだって☆
多くの紙製品がここから生まれているけれども、中でもトイレットペーパーの生産量は日本一を誇っているらしいよ!!


 

しかし、時代の流れとともに海外からの紙の輸入増加の影響を受けて製紙工場は現象してしまったけれど、
それでも70近くの製紙工場が存在していて、現在もその数は日本一なんだよ!
それでかどうかは定かじゃないけれど、特にこの市では古紙回収には力を入れていてそこから再生紙を作る事業も展開されているみたいだよ☆


 

へぇー、王子製紙ってのは聞いたことあったけど、本当に昔から紙作りが盛んだったんだね☆そういえば、かぐや姫伝説もあるみたいなんだけどどうなんだろう?


 いやぁー、ほんとよく勉強してますな!(苦笑)みんなも、中学の国語の時間におそらく習ったことがあるでしょう。
「今は昔、竹取の翁という者ありけり」という有名なフレーズで始まる、日本最古の物語と言われる「竹取物語」は、実はこの市が発祥だと伝えられているんだよ☆
「竹取翁の物語」、「かぐや姫の物語」といったようにいくつもの通称で呼ばれることの多い物語で、
富士市はこれにちなんで町おこしの一環としてこれをセールスポイントにしているんだって!


 

たとえば、上で紹介した一般的な竹取物語とは少し違った富士市に伝わる「かぐや姫伝説」とか、
宝永山という山の西側に、雪形として浮き出るとされるかぐや姫といって、
雪が降り積もった富士山が見える日に、その姿を見ることができるということから、雪姫とも呼ばれているそうだよ!


 

さらに、これだけにとどまらず「かぐや姫コンテスト」なんていうイベントまで行われているほど、
いわゆる「かぐや姫フィーバー」に沸いている街と行っても過言ではないでしょう!!
もちろん、私も中学生の頃に竹取物語は習いましたが、その頃は特に何処が発祥かなんてそんなこと考えもつきませんでしたが、
運命的な出会いじゃないですが調べていくと意外な事実にたどり着くことが本当に多いなぁーと!


 

すごぉーい!かぐや姫って富士市が発祥だったのかぁ!これは私も知らなかった。なんだか、ブランドイメージを目指しているものもちらほらあるとか?


そうなんだよ、さっきも触れたけれど静岡といえば真っ先にお茶や新鮮な魚なんかが浮かぶけれど、
この市でももちろん農業特産物の代表としてお茶の生産量もそれはそれは高くて、特にやぶ北煎茶が盛んなところから
富士のやぶ北茶」のブランドイメージの普及にも努めているんだって☆


 

また、同時にヒノキの生産も盛んで富士ヒノキの銘柄化も目指しているというから、
この両方が実現したらさらに富士市の新たなる魅力と共に普及するかもね☆


 

富士山と共に歩んできた工業・農業の調和する都市、富士市。
これはよく聞く話ですが、冒頭でもレポーターのNACKNが行っていたように富士山がだんだん大きく見えるようになってくると新富士駅なんですが、
うっかり寝てしまい気づいたらさっきまで見えていた富士山が突然見えなくなっていて名古屋まで連れて行かれてしまうなんて事例は、よくあることなんだそうですよ!
特に静岡県の人たちは、それほどまでに富士山を基準にして生活していることが多いと言ってもいいでしょう☆!
富士市に関する詳しい内容は、富士市ホームページ へどうぞ。
かぐや姫と富士山の情報を初めとした魅力的な項目が、たくさん詰まっていますよ!



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