今月の市町村


 

今年の梅雨は長引きそうと言われていたものの、どうしたことか7月に入ったとたんあっけなく退散してしまいました!
その代わりでは無いと思いますが、「いよいよ夏本番だぁ!!」と意気込んだまでは良かったんですが、
何の前触れも無く雨雲やら雷雲やらが鬱憤を晴らすかのように突然空で大暴れをして悪さをするので(苦笑)、
私たちはもちろんですがこれを予測する気象予報士さんたちは特に頭を悩ませていると思います。
夏の一番の風物詩と言える花火大会、特に隅田川の花火大会も途中で中止になったっていうし、
このHPでも何回か書いていますが雨が降るのはいいですけれど、水がめを潤すような恵みの雨であって欲しいと説に願うばかりです。
8月になれば大気も安定してくるっていうし、夏本番のこの時期を行楽に旅行にと大いに楽しみたいものです。


 

そういえば、今年は大々的に節電の呼びかけとか電力予報といったことをあまり聞いたことがありませんが、
電力の方は大丈夫なのかとちょっぴり心配になりますが、このコラムは暑い夏でも寒い冬でも1年中ホットな気持ちでいろいろな市町村を訪ねていますよ☆
 NACKN そういえば、テレビでもラジオでもほとんど出てこないよね、節電の呼びかけ!
 AMATY 去年までは極力節電してくださいって呼びかけていたけれど、それで過度の節電をしすぎて熱中症にかかってしまう人が続出したから、
今年から節電の呼びかけを縮小したのかもよ!
 NACKN 確かに、節電は大事だけれど熱中症にかかって具合が悪くなってしまったら、そっちの方が問題だよね☆
 AMATY 実際、自分も今の場所に引っ越してきた15年ほど前、冷房を我慢しすぎて貧血を起こしかけた経験があるから、
ほんと気をつけなきゃいけないなあと本気で思ったよ。
 NACKN えぇー、そんなことがあったのかぁ!燃え滾るエネルギーで簡単に乗り切れるイメージだったけど。
 AMATY そりゃどういう意味じゃい?
ということで、今回は1年と3ヶ月ぶりに群馬県を訪れてみましょうか。埼玉県の深谷市と並ぶねぎの生産地である、
群馬県の下仁田町を取り上げてみましょう☆どんな発見があるでしょうか?
 NACKN おっ、下仁田ねぎっていうのも関東じゃすごく有名だもんね☆ここも小旅行になりそうで、まず湘南新宿ラインで高崎駅まで行って、
そこから上信線に乗り換えれば終点の下仁田まで行けるね☆
 AMATY 高崎線を使わずに湘南新宿ラインってとこがすごいね。確かに池袋や新宿からならば乗り換え無しで行けるから、楽だもんね!
 NACKN そうだよ。その分景色も眺められるしね。あれ、山がたくさんあるぞ!おまけに涼しいし……。



 

下仁田町ってどんなところだろう?


 下仁田町は群馬県の南西部に位置している市町村で、町の面積のうち山林が凡そ84%を占めている山岳地帯でもある所だよ☆
妙義山や荒船山を初めとした数多くの峠を有する国定公園「妙義荒船佐久高原国定公園」が町内に広がっているんだよ!
また、隣接している長野県側には日本最初の洋式牧場として開設された「神津牧場」も広がっていて、
国際的レベルの資源が多く存在しているというところから、2011(平成23)年9月に「日本ジオパーク」にも認定されたんだって!


 

ジオパークってのは聞いたことあったけど、日本ジオパークというのもあるんだね!それじゃ、この町の歴史を聞いてみたいな?


 今回はずいぶんストレートに来たね!(笑い)といってもそんなに難しいところは無いんだけれど、
簡単に年表形式でこの町がどんな町だったかを追っていってみよう♪
時は遡ること1871(明治4)年、このコーナーでも何度となく登場する年号ですが、言わずと知れた廃藩置県が行われた年でした。
この頃は、下仁田を初めとした20数もの村は岩鼻県という県の区域に所属していたんだけれど、
程なくして当時の群馬県所属へと変更されたんだ。
2年後の1873(明治6)年に今度は当時の熊谷県へと再び所属が変更されたものの、その3年後には現在の群馬県に落ち着くことになったんだ。
また、この頃は合併だけじゃなく分村も再三行われていて下仁田もその影響を大きく受けていたから、
そのたびに住所が変わっていた訳で大変だったろうねぇ。


 

下仁田町として誕生したのは、1955(昭和30)年のことで、町の紹介のところでも触れた
「妙義荒船佐久高原国定公園」が指定され、山を隔てて長野県のいくつかの市町村とも隣接しているから、
長野県とも結構交流があるみたいよ☆


 

こんなに合併やら分村ばかりしていたら、自分の地域が分からなくなってしまいそうだよね!(苦笑)ところで、タレントの井森美幸がこの町出身だって聞いたけど?


 なんだぁー、今回はいきなり名前が出てきましたね☆でも、有名出身者としては、本当にこの人しか居ないんだよね。
タレントであり女優でもある井森美幸が、下仁田町の出身なんだよ。
よくバラエティ番組の司会や料理コーナー等で目にすることが多いけれど、自身は競馬好きでもあるみたいで
最近では競馬のMCを担当することもあるんだって。


 

2008年に、同じく群馬県出身の中山秀征とともに県の魅力などを宣伝する「ぐんま大使」として任命されたよ!
現在は東京のTBSラジオという所で、群馬県の魅力を余すところなく伝えている「ぐぐっとぐんま」という番組を担当していて、
何故か自分の出身地の下仁田町の話題を取り上げる時はテンションがものすごく高くて、下仁田町のことも愛してるんだなぁってなんとなくほのぼのした気分になれるよ☆


 

あぁー、よく料理番組に出ているのを見たけれど、やはり下仁田出身だったんだね♪それじゃあ最後に、下仁田ねぎも含めた特産品を聞いてみようかな?


 あはは、下仁田ねぎは、本当に誰もが知っているというくらいこの町を代表する特産品だもんね☆
このねぎの別名を「殿様ねぎ」と呼ばれていて、都会では高級料亭等でしか味わえない上質の高いねぎなんだよ。
埼玉県の深谷ねぎと並んで、「関東の二台ねぎ」なんて呼ばれることもあるくらい、どちらも上位の生産量を誇っているよ。


 

下仁田の日本一を誇っている特産物と言ったら、他に蒟蒻も忘れちゃぁいけないね☆
繊維質がたっぷりの蒟蒻(こんにゃく)は健康食品としても抜群で、手作り体験ができる場所も数多くあるよ☆
現在ではゼリー等にも加工されるほどの万能食品で、5月29日の蒟蒻の日を特にこの町では大切にしているらしいよ☆


 

先月取り上げた加須市にも「加須うどん」という町おこしを目的としたメニューがあるけれど、
この町にも醤油たれで煮込んだカツを乗せた「下仁田カツ丼」っていう町おこしメニューも最近人気を伸ばしてきているみたいよ♪


 

山岳地帯に囲まれた貴重な資源を残す町、下仁田町。
予断ですが、今から15年ほど前の話。何某テレビの首都圏ローカル番組で、それこそこんな感じで市町村をコンパクトに紹介するコーナーをやっていました。
「関東のねぎは下仁田かそれとも深谷か?」みたいな企画で下仁田町を取り上げた際、その番組のレポーターが
下仁田町のことをこともあろうに下ネタ町と言い間違えてしまうハプニングが起きてしまいました!(苦笑)
もちろんレポーターにとっては冷や汗ものだったでしょうが、これを見ていた私たちも一瞬耳を疑ってしまいました!!
下仁田町に関する詳しい内容は、下仁田町ホームページ へどうぞ。
ねぎを初めとした特産物のコーナーが、特に分かりやすい構成です。



他の市町村へも行ってみよう!

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