今月の市町村


 

1月20日前後が毎年大寒に当たりますが、今年は大寒が来る前からこれでもかと言わんばかりに寒いですよね!
なんでも、十数年に一度の寒い冬なんだとか。でも、冬なのに暖かかったらそれはそれで気持ち悪いし、
温暖化も問題になっている中でこんな状態が続いたらそれこそ地球的規模の大問題になってしまいますが、
それでもやはり朝は布団から出るのに根性と気合を要する時期はまだまだ続きそうです。
それに、何と言っても15年ぶりに成人の日に予想外の大雪が関東でも降って、交通機関にも大きな影響を齎してしまいました。
って、雪国の方々が聞いたら笑われてしまいそうですが!(苦笑)
そして、受験生にとってはこれからが勝負どころだと思います。私にも経験がありますが
、どんなに勉強しても当日まですごく不安な気持ちがあるもんなんですよね。
落ちないリンゴなどの受験のげんかつぎグッズもこの時期ならではですが、あまり無理をしすぎないで
落ち着いて受験に臨んで欲しいと影ながら応援しています。


 

最近のこのコラムでも、3年くらい前から関東以外の市町村にも積極的に訪れてまるで毎回が小旅行のようになっていますけれど、
それでも本当に発見の連続も多く自分たちも本当に旅行しているような感覚になることも。皆さんにも、そういう気分で楽しんでいただければと思っています。
 NACKN このHPが開設された頃からも時々は地方に出ることもあったけれど、ここ数年で本当にそういうことが増えたよね。
 Amaty そうなんだよ。もちろん、近隣の市町村でも知らないことはたくさんあるけれど、地方に出るとそれがなおさらなんだよね。
 NACKN 確か、最北端の北海道はだいぶ前に訪れたことがあったけれど、最南端の沖縄ってまだそういえば行ったこと無かったかな?
 AMATY あぁー、そうだった。いつかは行きたいねぇなんて言っていたのにまだ実現できていなかったね。いつか近いうちに実現させなくちゃね!
 ということで、いつになく真面目なやり取りになりましたが(笑い)、今回もまたしても小旅行のようになりますが、
茨城の第2の中心地とも言えるであろう取手市を取り上げて見ましょう!
 NACKN 取手市かぁ。ずいぶん前に行ったことがあるけれど、なかなか住みやすそうな所だったね。
上野から常磐線に乗ってもいいけれど、ここは乗り換えがしやすい日暮里駅から常磐線に乗れば、そのまま取手まで行けるね☆
 AMATY そっか、日暮里の方が確かに乗り換えは楽だし快速だったら40分くらいで着いちゃうんだから、結構距離的にも近いんだね。
 NACKN そうなんだよ、快速と言っても結構飛ばすしね。あれ、なんだか以前に行った時と結構様変わりしてるぞ!
それに、何か新しい取り組みが行われているみたいだけれど…。


 

取手市って何処にあるんだろう?


 取手市は、茨城県の南部に位置していて都心から凡そ40キロメートルのところにある市町村なんだよ。
県庁所在地の水戸までは60キロメートルのところにあって、利根川の水運と南北に水戸街道が貫いているところから、
かつては宿場町だったんだって。1970年代から80年代にかけて東京都心のベッドタウンとして急ピッチで開発が進められて
1995年までに人口が増加したところでもあるんだ!
また、2005(平成17)年には北相馬郡藤代町との合併によって人口が10万人を突破して、
茨城県の街づくり特例市にも認定された都市でもあるんだよ!


 

へぇー、取手の方が東京都心には近かったんだね☆そのせいかどうかは分からないけれど、この市には茨城都民という人たちが居るとか聞いたけど?


 あれま、今日は今までに無い質問のタイプですね!!でも、「○○都民」という言葉はこの市以外にもたくさん存在していて、
他に神奈川都民・千葉都民・そしてもちろん埼玉都民なんてのも存在しているんだよ!(笑い)
取手市から常磐線で東京方面に一本で出ることができて水戸に出るよりも近いので、東京方面に通勤・通学する人たちがとにかく多いんだよ。
この路線は茨城だけでなくて千葉県も通っているから、必然的に「千葉都民」っていうのも当然ながら存在する結果にあるらしいね!


 

それに、この市とは直接的には関係していないけれど、2005年のつくばエクスプレスの開業で、
つくばみらい市を初めとした茨城県の他の市町村でも茨城都民を増加させているみたいだよ!
そういうことから、朝夕と日中の人口の差が激しいという少し深刻な特徴が見られるのも、この市なんだよね!(苦笑)


 

そうか、今までちょっと冷やかしのように言っちゃってたところがあったけど、市町村にしてみればちょっと深刻だよね!ってことで、この市の歴史はどんなだろう?


 なんだこの180度転換した開き直りのような質問は!(笑い)まあでも、これはおそらく誰もが知りたいところでしょう。
時はぐぐぅんと明治時代へタイムスリップ!!茨城県の辺りはこの頃は常陸国と呼ばれていた地域で、
1971(明治4)年に廃藩置県が行われて新治県と、千葉県境の印旛県という二つの地域に分かれていたよ。
そして、1889(明治22)年に市制町村制が施行されて、取手町という町が誕生して 、それから特に村を中心とした幾たびの編入や合併を経てきたんだ。
取手町が取手市として新たなスタートを切ったのは1970(昭和45)年のことだというから、
茨城県の市町村の中では比較的新しい市町村に属するみたいだよ!


 

ちなみに、この取手という由来については正確な由来は判明していないものの、戦国時代に
大鹿太郎左衛門の砦(大鹿城)があったところから名づけられたんじゃないかという説もあれば、
平安時代の豪族であった平将門が城堡(トリデ)を築いたところに由来するんじゃないかという説も残されているらしいよ。


 

取手ってなんだか不思議な響きの名前だから、こうやっていろいろな説が伝えられているのかもね。そして、なんとこの市には渡し舟が存在しているとか?


 そうなんだよ!今では渡し舟って結構少なくなってしまったけれども、この市には唯一の渡し舟として
小堀の渡し」(おおほりの渡し)というユニークな名前の船があるんだよ!
これは取手市の利根川の両岸を結んでいる市営の渡し船のことで、明治の末期に河川改修が行われて
右岸に分断された取手市の一部の小堀地区と市街地を結んでいるんだよ。
分断地区の不便を解消する目的で運航を開始したんだって。小堀地区の住民は、現在でも無料で乗船できるんだって!
その昔は、観光目的ではなくて小堀地区の住民の足として運航されていたんだけれど、
現在では取手市の観光資源として運航されているから、これを目的に取手に来るという人も増えているみたいなんだよ!
自分も渡し舟って乗ったことが無いんだけれど、どんなんだろうね?


 

都心のベッドタウンの側面を持つ歴史優先都市、取手市。
この市には、東京芸術大学の取手キャンパスがあることから、「アートの街取手」と題した街づくりも転回されているんだよ!
取手アートプロジェクト(TAP)といって、市民と東京藝術大学と取手市民の間で、1999年から進行しているプロジェクトもあって、新たな魅力を発信しているんだって。
これからこの市がどんな芸術で彩られていくか、目が離せないですね☆
取手市に関する詳しい内容は、取手市ホームページ へどうぞ。
市のプロフィールが決め細やかなページですよ!



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