今月の市町村



 

2012年も、残すはあと1ヶ月。とうとう最後の月である12月に突入してしまいました。
12月は「師走」という言葉の示す通り、1年でもっともせこせこ忙しくて慌しさに焦ってしまう
月でもあるかも知れないと思っているのは、おそらく自分だけではないと思いたいですが…。
去年辺りから、季節の前倒し傾向が落ち着いてきて、年末商戦が白熱する中ようやくクリスマスソングもちらほら聞こえてくるようになりましたね!
この時期になると、自然と今年1年を振り返ってみたりしてしまいますが、今年は何と言っても就職が決まって
新しい仕事を始めたことが今年最大の喜びであり、大げさではなくて本当に自分にとっての大きな転機を迎えた瞬間でもありました。
皆さんは、今年1年どんな年でしたか?来る2013年も明るいニュースであふれる年でありますように!


 

さて、今年のマイタウンコラムはといえば、とにかく遠出や小旅行をたくさんしましたよね。昨年から2年越しで金沢から始まって軽井沢を訪れたり、
同名の市町村ということで広島県府中市も行ったしね。
 NACKN 関東地方でも茨城の坂東市とか千葉の館山市、それから群馬県では太田市にも行ったよね!
 AMATY そして、10月には2月の軽井沢以来再び長野県を訪れる機会に恵まれて、野沢温泉にも行ったね!
 NACKN うん、そうそう、ほんづけの野沢菜の味と言ったら、とても言葉には言い表せないくらい格別なものだったなぁ!
 AMATY あちゃぁー、最後の最後に食い意地で占めるんですかい?!
 NACKN いやいや、そんなつもりは無かったんけど、でも舌で味わう地域の味覚っていうのも大切な感覚の一つじゃないかなあとは思っているんだけど。
 AMATY そうだよね、なるほど。なんだか今日は切り込みが深いなぁ!


 

ってことで、1年の最後を飾る今回は栃木県のほぼ中央にあるという田園都市、高根沢町を訪ねてみましょう☆
 NACKN おぉー、これも小旅行になりそうだね!そういえば、今年は金沢・軽井沢・野沢温泉・そしてこの高根沢町と、
実に「沢」という字の付く市町村をたくさん巡ってきたね!
 AMATY あぁー、そうか。無意識にランダムに選んでいたんだけど、確かに「沢」が付く所が多いね!よく気づいたねぇNACKN。
 NACKN いやいや、なんか共通点でもあるかと思ってね。今回は、池袋から宇都宮線直通の湘南新宿ラインに乗れば、
この町の中心駅でもある宝積寺(ほうしゃくじ)駅まで行けるよ!
 AMATY 湘南新宿ラインってほんと便利な路線だよねぇ。東海道線にも直通しているしね!
 NACKN そうなんだよ!おぉー、なんかここは標高がちょっと高いのか、なんだか寒いねぇ!


 

高根沢町ってどの辺りにあるんだろう?


 高根沢町は、栃木県の中央東部に位置していて首都東京から凡そ100キロメートルのところにある、県内でも有数の田園都市なんだよ!
リサイクルの習慣がもっとも根付いている町の一つとしても有名で、有機肥料を作るというコンセプトから
1999(平成11)年に建設された「土づくりセンター」を中心として、そこで作られる「たんたんくん」という
非常にユニークな名前の土を使った安全な作物作りの取り組みも盛んだよ!
栃木県を代表する河川の一つである鬼怒川の近くには、大自然にあふれた「キヌグリーンパーク」が整備され、
多くの観光客のみならずお花見スポットとしても名高いところなんだって!
70.9KMの総面積のうち約60パーセントを農地が占めていて、農業も盛んであることが伺えるよね!


 

リサイクルが盛んだなんて、エコを推進している町ってことかぁ!ところで、この高根沢という名前にはどんな由来があるんだろう?


 お、久々に名前の由来をストレートに尋ねてきましたね!これも時々書いているけれど、地名の由来ってものすごく奥深い意味があるものが多いね!
この高根沢という地名にも二つの説があって、この地域一体に広がる高原山のすそ野にかつて沢地があったところからそれをそのまま「高根沢」と呼ぶ説と、
14世紀後半に高根沢新右衛門藤原兼吉という人が上高根沢の権現山地域周辺を治めていたことが確認されていて、
その名残が地名になっているという説があるんだよ。
どちらも有力な説だけれど、自分は前者の説の方が分かりやすくてどちらかといえば有力なのは前者かなあと勝手に思っていたりするんだけれどもね!


 

また、この町を特徴付けているものの一つに独自の交通システムの「デマンド交通」の路線バスが町内全域に整備されていて、
上でも紹介した有機肥料から作られているたんたんくんという土の名前に因んで「たんたん号」という名前で、
送迎バスとしても様々な用途で広く使用されていて、町民の足的存在なんだよ☆
主に、通院やスーパーへのお買い物、駅から自宅までの迎えなどなど、なんでもござれといったところですね☆♪
こんなバスがあったら、誰でも安心して利用できそうだよね♪!


 

山のすそ野に沢地があったっていうのはそのものずばりで分かりやすいね!しかも、そんな便利な交通システムがあったこともびっくり!そうそう、この町にはかなり変わった観光地があるとか?


 うぅん、変わった所というよりも上で挙げた「たんたんくん」みたいにユニークな名前の観光地ってことなんだけどね!
高根沢温泉を中心とした大自然を貴重とした「元気あっぷむら」というリフレッシュ施設が、高根沢の新しい観光地として
また見所の一つとして広く親しまれているよ☆
忙しい現実をしばし離れて、大自然に囲まれて心身ともにリフレッシュしてもらおうという狙いが、この施設の目的らしいよ!
温泉施設を備えたリフレッシュビレッジゾーンの本館と自然食レストランを備えた別館、そして宿泊施設のコテージの三つからなる
本当に一つの村のような雰囲気の作りになっているんだって。
「元気あっぷむら」だなんてまるで力がみなぎってくるみたいなネーミングだけど、これだけリフレッシュ施設が揃っていれば
本当に心身までリラックスできて何倍もパワーアップできそうだよね!


 

そして、なんとこの町には「御料牧場」という宮内庁直轄の牧場があるんだよ。
宮内庁といえば皇室関係の国家事務や儀式を取りまとめている所だけれど、その期間の一部となる所がこの町にあるようなものだから、
高根沢には実はこんなすごい場所が存在していたんだということにびっくりしたね!!


 

すごぉい、ネーミングだけでも元気が出そうだね!しかも、宮内庁の機関の一部まであったとは。ここには、環境についてじっくりと学習できる場所もあるとか?


 なんだか、今回はかなり深いところまで調べてますね!!そう、高根沢といえばリサイクルの推進を思い浮かべるなんて人も少なくないと聞くくらい、
環境学習にはものすごく力を入れている所でもあるんだ!
その中心となる施設が、太陽光発電などの自然エネルギーや環境にやさしい材料で作られている「エコ・ハウスたかねざわ」という所だよ。
ここは、エコライフに関する資料やリサイクル品などが展示されていて、中には販売されているものもあるみたいだよ!
また、リサイクル作業の実践や体験などができる日もあって、ここにくれば環境やリサイクルについて全身で学ぶことができて、
楽しみながら自然と環境保全とかリサイクルに興味が沸きそうだよね!


 

それこそ上で取り上げた「元気あっぷむら」で一泊して、次の日は1日環境学習をするなんてプランもすごく有意義かも知れませんよね?!
でも、実際ありそうなプランだと思いませんか?
自分だったら、もしもこんなプランがあったら実際に体験してみたいなぁ☆


 

大自然と調和したリサイクル推進都市、高根沢町。
ところで、各自治体でお昼ないし夕方に流れている「防災行政無線」のチャイムは、どうして同じ時間に毎日流れているのかご存知ですか?
これは、いざというときにちゃんと作動するかどうかのテストも兼ねているからなんだそうですよ!
ちなみに、この高根沢では17時は定番中の定番「ゆうやけこやけ」が流れますが、お昼の12時には
この町の歌である「高根沢の歌」というのが流れているそうですよ☆♪
高根沢町に関する詳しい内容は、高根沢町ホームページ へどうぞ。
観光協会とリンクしていて、町の特色が顕著に現れている作りになっています。
また、先ほど紹介した「高根沢の歌」の防災無線のチャイムバージョンのユーチューブを見つけたので、
これもおまけとして貼り付けておきますね☆
防災行政無線「高根沢の歌」



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