さて、8月と9月は「同盟の市町村」を特集してきましたが、探してみると結構こういうケースの市町村はあるみたいですよね!
今回の例でいえば、東京の府中市は自分が関東圏なので非常に馴染みがありましたが、広島県の府中市とはこのコラムで初めて出会い、
ちょっとした感動を覚えました。同盟の市町村が姉妹都市ならば、もっと交流が深まるのになあと勝手に思っていますが。
NACKN 本当、埼玉の東松山とか愛媛の松山みたいに、同名ではあるものの語頭や語尾に言葉が付くものは結構見たことがあったよ!
AMATY そうなんだよ、あとは岩手の陸前高田市と広島だか鹿児島だかちょっとうる覚えなんだけど、
豊後高田市っていうのもその例に当てはまるね!
NACKN あれ珍しい!AMATYも迷うことがあるのかぁ!
AMATY あのねぇ、私だって人間なんだから迷うことだってあるんじゃい!物珍しそうに言わないように!
NACKN うぅー、ごめんなさぁいm(__)m どうもすぐに口が滑っていけないな☆でも、他にもいろいろありそうだからまた特集を組んでみるのも面白そうだね!
AMATY うん、またやってみたいね☆それには、皆さんからの生の情報もほしいところだけどね!
ということで、今回もちょっとばかし遠くへ小旅行ですよ。そして、今年二度目の訪問となる、長野県は野沢温泉村が今回の目的地です!
先月、初めてほんづけの野沢菜を食して以来その味に感動し、それならということで野沢菜の産地であるこの村を取り上げてみようじゃないかという思考です。
NACKN おぉー、長野県だぁ!それに野沢菜漬けは私も大好きだよ☆
今回は村名に温泉と付いているのでこんな経路はいかがでしょう?まずは長野新幹線で長野まで行き、
そこから「のざわ菜号」という長電急行バスで行けば野沢温泉にたどり着きます!のざわ菜号だなんて、そのものずばりのネーミングですね☆
AMATY うわぁー、ストレートに温泉街へ行ってしまいますか!でも、そういう行き方もあるんだねぇ♪
NACKN そうだよ。この村の大部分を形成していると言えるしね☆わぁー、この大きな桶はいったいなんだ?野沢菜を漬けるための桶かなあ?
この地域には温泉だけでなくこの近くにある日本有数の規模のスキー場と言われる「野沢温泉スキー場」も共に有名で、
特に冬場は温泉とスキーを楽しむ観光客で非常ににぎわい、民宿街が広く開放されているんだよ。
ちなみに、野沢温泉スキー場は長野オリンピックではバイアスロン会場でも使用され、
また、オーストリアチロル州のサンクト・アントンとの姉妹都市関係にあることから、スキーの歴史について解説したスキー場内に併設する大変に珍しい博物館、
「日本スキー博物館」でも、オーストリアやサンクト・アントンの点じ資料を見ることができるんだって!
元々は、この温泉街の北側に位置する曹洞宗健命寺というお寺の住職が京都へ遊学した際に、
大阪の四天王寺から持ち帰った蕪の種をこの地で栽培したことから、それを野沢菜と呼ぶという有力な説があるんだよ!
この村でも、収穫期の10月・11月頃には各家庭が輪番で共同浴場に併設されている洗濯湯で野沢菜をお菜洗いをする光景も見られるんだ!
周辺の居酒屋さんやゲレンデの食堂・果ては旅館などでも必ずと言えるくらい主食に野沢菜が出てくるらしいよ!
それも、スーパーで市販されている緑色の浅漬けではなくて、乳酸発行でアメ色に変色した本漬の野沢菜が常識で、
スキーヤーや観光客はこの本漬の野沢菜を食べて野沢温泉に来たことをものすごい勢いで実感するって言うしね(@@)
地域名を介した野菜は他に深谷ねぎなんかもあるけれど、この野沢菜も誰もが知っている蕪科の野菜だよね。
一般的には野沢菜という名前が知られているものの、長野県ではこれを「信州菜」と呼ぶこともあるんだよ!
お土産でも、漬物にする前の状態をお饅頭のきじに詰めた「野沢菜おやき」も名物と言えるよね!
チャーハンに入れても良し、納豆などに入れて食べても良しの万能食材だと自分は思うけれど、みんなはどうだろう?
毛無山に彩られた温泉街とウィンタースポーツのメッカ、野沢温泉村。
この村は、文部省唱歌としても知られる「おぼろ月夜」の作詞者で歴史に残る国文学者の高野辰之が、
教師をしていた時代に隣の飯山市で見た菜の花畑の美しさに感化されて作った曲がおぼろ月夜だと言われていて
、その風景を好んでこの地にすみ続けていたことも、よく知られたエピソードだと聞きます。
そんな彼の功績を称えて、この村に「おぼろ月夜の館」という博物館がオープンし、新たな観光スポットとして話題を呼んでいるようですよ!
そうか、あの曲の冒頭の「菜の花畑」ってのは、飯山市や野沢温泉村が深く関係していたのかぁ♪!
野沢温泉村に関する詳しい内容は、野沢温泉村ホームページ へどうぞ。
全体的に時間がゆったりと流れているような雰囲気が漂っています!