今月の市町村


 4月です。2012年も早くも4分の1が駆け抜けていき、2012年度の幕開けを迎えました。
と同時に、1年の中で新年度に切り替わるこの時期が、背筋までぴぃんとなって全身気が引き締まり、自分のもっとも好きな時期でもあります。
学校や大学では新学期、企業では入社式、ラジオやテレビでは大きな番組改編の時期。皆さんの中にも、
新たな環境に第一歩を踏み出すなんて方も大勢いらっしゃることでしょう。
そういえば、4月1日は「エイプリルフール」なんてよく言いますが、この日だけは嘘をついてもいい日って言いますね。
大胆な嘘でどっきり!させてやろうとたくらんではいませんか?(笑い)
自分も過去にありましたよ。このページを開設して2年後に、「突然ですが、本日をもって
HPを閉鎖します」とか掲示板に書き込んで、反応をうかがっていましたね!(苦笑)
もちろん、そんなことなんてありっこないですが、埼玉県への憧れが薄れたのかとか本気で反応してくる方もいらっしゃいました。
嘘もほどほどにしておけばよかったと、軽く後悔した出来事でした。


 

このコラムも、嘘ではなくて本当に(笑い)様々な市町村の知られざる魅力をぐいぐい掘り出して
皆様にこれまでと変わらずに分かりやすくお伝えしていきますので、これからも末永くよろしくお願いしますm(__)m
 NACKN そしてそして、私にこの名前を付けてもらってから、めでたく今年で5周年を迎えましたぁ。  AMATY あぁー、そうだったそうだった!もう5年経ったんだよね!早いね。NACKN自身もすごくその名前気に入ってるもんね!
 NACKN そうだよ!だって、このコラムの読者さんにいただいた名前なんだもの☆ 5年前のコラムを読み返してみたら、5年過ごせたらその方に感謝状を贈りたいとか言って盛り上がってたっけぇ!
 AMATY あ、思い出したよ。本当に5年過ごせたから、実行してみる?
 NACKN いやぁー、いざってなったらちょっと恥ずかしい気もするなあ。
 AMATY いまさら恥ずかしいもなにもないでしょう。
 NACKN んもぉー、なんでそういうことを言うかねえ?(苦笑)


 

ということで(どういうこと?)、今回は県内でも美しい自然や緑地が沢山残されている、
茨城県の坂東市を取り上げてみましょう。名前からしてすごく歴史の匂いが感じられますねえ。
 NACKN おぉ、坂東市かぁ。茨城でもまだ新しい市町村じゃないかなあ。
あれっ?でも確か、この市には鉄道が走ってなかったんじゃないかな?っということはぁ、…、うぅーん、どうやって行くんだろう?
 AMATY あれ、珍しいぞ。NACKNが戸惑ってるぞ。東京駅から常総ルートという高速バスが運行されているから、
それを使えば坂東までノンストップだよ!あとは、駅名が分からないんだけど、筑波エクスプレスと路線バスを使っても、
坂東市にアクセスできるよ!
 NACKN へぇ、高速バスってのはほんと便利だね。そうだよ。筑波エクスプレスなんていう便利な路線もあったよ。
じゃあ、この路線が開業してなかった頃は、高速バスしかなかったってことかぁ。


 

坂東市ってどんな所だろ?


 坂東市は茨城県の西地域の利根川北岸に位置し、都心から約50キロメートル圏にある市町村なんだよ。
庄右衛門新田や河原新田などの田畑の間に残された林野が多く残っていて、ゴルフ場としても利用されていたり、
昔ながらの自然の面影がそのまま残る地域も存在する、自然優先都市とも言えるね!
千葉県野田市とも接していることから、首都中心部や千葉県市街部へのベッドタウンとしての顔も併せ持っているよ!
それに、定かな事実ではないけれど、平安時代中期の関東の豪族であった平将門の本拠地があったとも伝えられているんだって。


 

ヘェー、いろいろな雰囲気から長年の歴史を感じることができそうだね。ところで、さっき言っていた「西地域」ってなんのことだろう?


 そうだよね。普通県の南西部とか北東部なんていう呼び方が広く使われているけれど、
茨城県では大きく五つの地域に分けたうちの西部に位置する地域のことを「茨城県西地域」(せい地域)と呼ばれているんだって。
この区域の中で、さらに北部に位置する水戸線沿線地区、西端部に位置する古河・境・五霞地区、
南部に位置する常総・下妻・坂東地区と、それぞれに特色を持った三つの地域に区分されて、
都心にもっとも近い常総・下妻・坂東地区の中に坂東市があるんだよ。


 

ちなみに、坂東市は2005(平成17)年の3月に岩井市と猿島町が合併して誕生したまだ新しい市町村だよ。
市名の由来についても諸説あって、碓氷峠や足柄峠などの山を坂として見立てて、東の諸国で「坂の東」という意味を持たせたものや、
この市に流れる利根川が「坂東太郎」と古くからの愛称で呼ばれていたことにちなんだものなど!
私も、どちらかと言えば後者の説が有力かなあなんて思いますが、みんなはどうだろう?


 

利根川の坂東太郎の愛称は昔聞いたことあったけど、それが後に市町村名になるなんてびっくりだよね!それじゃあ、この市はどこかと姉妹提携とかしているのかなあ?


 あれ、なかなか鋭いところを突いてますな!(笑い)そう、この市は国内では姉妹提携や友好都市としての関係は残念ながら持っていないんだけれど、
海外に唯一姉妹都市提携を結んでいる市町村があるんだよ。
それが、アメリカ合衆国はアーカンソー州にあるパインブラフ市なんだよ!
1986(昭和63)年の11月、まだ岩井市だったときからの提携が引き継がれて、
現在は坂東市との姉妹都市提携となったって訳だよ!


 

この、姉妹都市提携はお互いに何らかの形で交流が続いているとは言いますが、
パインブラフ市との交流がどんな形で続いているのか私も調べたことがないですが、
おそらくお互いの文化の相違とか風習などの情報を交換し合っているのかも知れないですよね♪



 

海外との提携だと、そういう情報が結構鍵を握ってそうだね!そうそう、ここには県内でも指折り数える自然博物館があるとか?


 そうなんだよ!茨城のフードに根ざした総合的な自然に触れることのできる博物館として会館した、
ミュージアムパーク茨城県自然博物館」というのが、坂東を代表する観光スポットでもあるんだよ!
ここは、1994(平成6)年11月13日、茨城県民の日に会館した所で、
毎年40万人あまりの人たちが訪れる、県内はもとより日本を代表する自然史を学ぶことのできる博物館として紹介されているんだって!
本館の様々な分野に応じた屋内の展示と、野外施設の二つに大きく分かれていて、
実際に植物や生物などの模型に触れることができる他、自然観察体験や天体の動きを実験することもでき、
全身で自然を体感できる博物館として、広く紹介されているらしい。

 

あと、代表的な祭事といえば、毎年11月に開かれる「将門まつり」も忘れてはいけないね!
冒頭でも紹介したけれど、旧岩井市の郷土の盟友として活躍した平将門の勇姿を現代に甦らそうと、11月の第2日曜日に開かれるお祭りなんだって。
私も行ってみたことがないけれど、訪れたさいはぜひこのお祭りを体感してみたいものだなあ!


 

長い歴史とともに歩んできた大自然優先都市、坂東市。
コラム内では紹介しきれなかったけれど、坂東市は自然に大変恵まれていることから、農業も非常に盛んな所なんだよ!
夏ねぎやレタスは市内でも有数の生産量を誇っていて、製茶である猿島茶というのもすごく有名なんだよ。
坂東の猿島茶、いったいどんな味がするんだろうなあ?ぜひ一度味わってみたいものです☆
坂東市に関する詳しい内容は、坂東市ホームページ へどうぞ。
市のプロフィールが非常に際立っているページですよ。



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