今月の市町村


 

みなさーん、「A Happy New Year!!」いよいよ2012年の幕開けですよー!
2012年のお正月、皆さんはどんな風にお過ごしでしょうか?
1月1日は列記とした国民の祝日ですが、普通の祝日とは一味違うこの感覚が、お正月気分をさらに盛り上げているんだと思います
。1年の計は元旦にありとも言いますしね!
古里へ帰省して久々の親戚や仲間に会って有意義な時間を過ごしている方、
海外や国内で家族や友人なんかで旅行を楽しんでいるなんて方、
年始周りでお正月から忙しく過ごしているなんていう方も、
お正月特番を見ながらのんびり家で過ごす方、はたまた寝正月なんて方も?(笑)、
いえいえ「仕事や受験などに追われてお正月なんてのんきなこと言ってる暇ないんだよ」という方、
皆さん過ごし方はさまざまだと思います。
お正月特番といえば、1月2日と3日に行われる箱根駅伝がまず真っ先に思い浮かびます。箱根町は、このコラムでも紹介したことがあったので、
駅伝の見方も「あ、今はだいたいこの辺りに到達しているのかぁ!」と、どうしても地域のことを考えてしまいます。
皆さんの、真っ先に思いつくお正月特番はなんでしょうね?
「初マルマル」という言葉もこれでもかというくらい飛び交う時期だからこそ、改めて初心にかえることができるのかなあとも、思ったりしますね!
昨年は、やはり3月11日に突如襲来した東日本大震災と福島原発事故という戦後類を見ない災害に見舞われた年でした。
被災地の1日も早い復興をただただ祈ることしかできませんが、そんな中でもスポーツ界ではナデシコジャパンの優勝など勇気付けてくれるニュースもありました。
ほんと月並みの言葉ではありますが、今年こそは内外ともに明るいニュースであふれる平和な年でありますように。


 

今年も、この「マイタウンコラム」のコーナーでは、多くの都市の知られざる魅力を分かりやすく楽しく伝えていきますので、
AmatiasとレポーターのNACKNとともにウェブ上での気ままな旅に出かけてみましょうね。今年も引き続きよろしくお願いしますm(__)m
 NACKN 明けましておめでとうございまーすm(__)m あ、あけましておめでとうって、金沢弁では何ていうんだろう?
 AMATY いやぁー、この挨拶は地域に関わらず全国共通なんじゃないかなあ。まあ、多少のなまりはあるかも知れないけれど…。
 NACKN あぁー、やっぱりないのかぁ。ホームページをあちこち探しまくったんだけど、それらしきものは見つけられなかったよ!
 AMATY まあ、方言っていうのは共通語を元にその土地土地の文化や風習を表しているものが多いけど、 共通の挨拶は方言には変わりにくいんだと思うよ!
 NACKN なるほどね!妙に納得だぁ!いやぁーそれにしても今回は観光地や文化を巡っていくわけだけれど、金沢の郷土料理ってなんだろうなあ?
 AMATY あれまあ?結局はそっちで片付けちゃうの?ほんっと食いしん坊やわ!(笑い)それに、前回ちらっと説明したと思ったんだけどなあ…!


 

ということで、前回の民話と歴史や地理でひもとく金沢の基礎知識編に引き続いて、今回は観光地や出身者、その土地に根付く文化などを紹介しながら
金沢市の魅力にぐいぐい突っ込んでいきましょう!どうやら、昨年11月に突如訪れた空前の金沢ブームに、すっかりはまり込んでしまったようです!(笑い)
今回は、すでに金沢入りしてしまってるので、いつものNACKNの鉄道解説記は残念ながらないんですねえ。でもなにやら方言に関するクイズを出題するとか言ってますが…!
 NACKN そう(TT) 鉄道を解説できないのは残念だけれど、この間「キンカンナマナマ」というなんともユニークな響きの方言に出会いましたが、
さてこれはいったいどんな意味でしょう?これはどうやら北陸ならではの方言なんだそうだよ!
 AMATY えぇー、「キンカンナマナマ?」ほんとになんのことだろう?
NACKN 答えは、このコラムのいちばん最後にお知らせしますよ!皆さんも一緒に考えてみてねぇ☆♪


 

いろいろ聞きたいところはあるけれど、まずは代表的な観光地を聞いてみたいなあ?


 ほんと、この地には魅力的な観光地がたっくさんあるよ。北陸でありながら、関西の影響も広く受けているし、
小京都とも呼ばれることもあるくらいなんだよ!
まず、金沢といえばここを忘れずしてなにがいったい語れるでしょうか!(笑い)日本三名園の一つとして著名な、
兼六園」は真っ先に挙げなくてはいけない所だね!
江戸時代に金沢城の庭園として作られた日本庭園で、明治時代に入るまでは殿様の私庭として非公開だったんだけれど、明治時代初期に実験的に日時公開が始まり、
後に一般公開されるようになったという歴史があるんだよ!
兼六園の「兼六」という由来は、李格非の「洛陽名園記」の中で定めた、宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望という
六つが金沢の地にみごとに匹敵していたことから付いた名前なんだって。
四季それぞれに趣の深い表情を見せているけれども、樹木の枝が折れないように雪に備えて縄などで樹木を保持する 「雪吊」は、冬の風物詩としてよく知られているよ!


 

他には、そこから百万石通りを経て通じる「金沢城公園」も最大の見所だよ。
「あれっ?金沢城って今でも残されてるんじゃないの?」と思っている方も大勢いらっしゃるかもだけど、
実はここは明治以降は、この辺りは軍施設が置かれるようになったために、建物の一部を残して撤去せざるをえなくなってしまった所だから、
金沢城もすっかり過去のものとして忘れ去られそうになったものの、観光を目的として復元工事や整備事業が積極的に進められているよ。
現在はこのうちの菱櫓・橋爪門・橋爪門続櫓・五十間長屋がみごとに復元されて、2006(平成18)年には
ようやく日本100名城に選定されたんだよ。


 

金沢市には犀川と浅野川の二つの川が流れ、浅野川沿いの東に位置する、江戸時代からの古い町並みが魅力的な「東の茶屋街」、
料亭や芸妓置屋が立ち並び独特の雰囲気を味わうことのできる「西茶屋街」、2004年に会館された現代美術をテーマにした展示が盛んに行われ、
兼六園と並ぶ有数の観光地「金沢21世紀美術館」などなど、ほーんに観光地だけでもこのコラムのページを埋め尽くしそうなほど
たぁーんとあって、何日間かかけて旅行するのがいいかもね!こんだけ駆け足で取り上げてたら、きっと金沢の人たちにこう言われてしまうでしょう。
「ほーんにそんな急がんと、いんぎらぁーとしていくまっしね!」と。(笑い) (そんなに急がないで、もっとゆっくりと寛いでってくださいという意味)


 

いやぁー、ほんと1日じゃこれだけの観光地を巡るのは至難の業だよね!それにしても、すごく魅力的な所ばかりだね!それじゃ、この地域に伝わる郷土料理を教えて?


 この市は、山にも海にも近い所で品質の高く新鮮な食材が豊富だから、食文化にもそれはそれはバラエティにとんでいるよ!
その代表的な料理の一つに挙げられるのが、鶏肉または鴨肉を小麦粉でまぶし、金沢独特のすだれ麩や野菜などを
甘辛いだし汁で似こんだ郷土料理である「じぶ煮」が挙げられるね!
じぶじぶと材料を煎りつけるようにして作るところからじぶ煮と呼ばれるようになったとか、
野生の鴨肉を使っていることからフランス料理の「ジビエ」が変化したとか、いろいろな説があるんだけど、
私は最初の説の方が有力かなあって思ってるよ。


 

あと、お正月料理としてよく食べられていて、塩漬けにしたカブで塩漬けにしたブリの薄切りを挟み込んで、
細義理にしたにんじんやこんぶと一緒に米麹で漬け込んで醗酵させた寿司料理である「かぶら寿し(かぶらずし)」も、金沢を代表する味なんだよ!
ブリの水揚げは冬の時期に行われることが多くて、北陸地方では正月料理の一品としてしばしば食べられているんだって!
この料理は石川県のお隣の富山県にも早い時期に伝わって、砺波地方や氷見市でも生産されているのも特徴だよ☆
金沢へ観光で訪れた人たちがこれらの料理を味わうと、金沢へ来たことを実感させられるという人が実に多いらしいね!
自分もまたこの地を訪れることがあったら、ぜひぜひ食べてみたいな☆


 

番外編として(笑い)、石川県域で30年ほど前から食べられているもので、濃厚なカレールーを全体にかけて白いご飯が見えないように盛り付け、
ここにカツを乗せさらにその上にキャベツの千切りが乗せられていて、これをフォークか先割れスプーンで食べるというスタイルの
金沢カレー」という限定のカレーも最近の金沢の味だと言われているみたいよ!
こんな風に料理に地域名が入る背景には、文字通り金沢市を中心に広まっていったことからなんだそうだよ!
なんだかボリュームとスタミナ満点の一品で、自分も食べたくなってきてしまいました!(笑い)


 

オォー、聞いてるだけでお腹がぐうぐう名ってよだれが出てきそうな料理が勢ぞろいだぁ!郷土料理ってどれもすごく美味しそうで魅力的だしね。ところで、この市の有名出身者っているのかなあ?


 あれっ、なんだぁ!ずいぶんとまた180度違う質問してきたねぇ!でもでも、出身者はぜひぜひ紹介しておきたかったから丁度良かったよ♪
1990年代初頭を中心に包装されていたトレンディドラマ「世にも奇妙な物語」にも出演していた俳優「鹿賀丈史」や、
1996(平成8)年のNHK連続テレビ小節「アグリ」のヒロインを演じた「田中美里」が結構著名な出身者なんだよ!
ちなみに、私自身どちらもよく見ていたし、特にアグリのヒロインの田中美里が金沢出身だったことはもちろん初耳だし、かなり意外だったなあ。


 

それと、音楽では、宮崎駿映画「天空の白ラピュタ」のエンディングテーマや、「隣のトトロ」の挿入歌でも有名な「井上あずみ」、
最近のところではテクノポップユニットパフュームのプロデューサーとしても知られ、DJでもある「中田ヤスタカ」なども居るよ☆
金沢市って有名出身社が少々控えめだなあというイメージがあったけれど、調べてみればこれだけ出てくるんだからびっくりだね☆


 

へぇー、私的には井上あずみが金沢出身だったのが大きな収穫だったよ!では最後にずばり、何がきっかけでこんなに金沢にほれ込んだんじゃい?


 うわぁー、こ、これはコラム史上でも類を見ないストレートすぎるほどの質問だなあ♪(汗)
きっかけということからは少しずれるかもだけれど、自分が中学3年生の頃、2級上のクラスが北陸へ修学旅行で訪れたという話を聞いたんだよ。
この頃からいろんな地方のことに興味を持っていた自分は何処が印象に残ったかを聞いてみると
「特に金沢の街は圧巻だったよ!」という答え。詳しく金沢の印象を聞かせてもらっているうちにまるでお芝居を観ているかのようにぐいぐい引き込まれてしまい、
いつしかこの地に憧れを持つようになっていたんだよ!


 今のように強い憧れではなかったけれど、その3年後に富山に知り合いができてその知り合いの家に遊びに行ったとき、
「えっ、なに!金沢にもめちゃくちゃ近いじゃん!」と舞い上がって、願わくば金沢へも立ち寄ってみたいぞと思いつつも
今のようにインターネットも普及してなくて情報もあまりにも少なく土地感もぜんぜんなかったことからあえなく断念せざるを得なかったんだ!(TT)
それからは、なんども夢にまで出てくるほど憧れは強くなっていったんだよ。でも、たいていは金沢に着く直前か訪問しようとしたところで目が覚めてしまうことが多くて、
自分にとっては近くて遠井存在だったと言ってもいいくらい。


 

それから約15年、私が現在所属している障害者団体を通じて、2011年11月、十数年ずっと憧れ続けた金沢に 二日間だけですが訪問する機会に恵まれ、今に至っているという訳なんでした!


 

このHPの主人公は埼玉県だけれど、金沢への憧れは埼玉に興味を持つずっと前から続いていたってことになるね!
だから、HPを開設するさい、もしかしたら金沢市を紹介するサイトになっていたかも知れないなあとか、今ふとそんなことを思ってしまいました!(笑い)


 

様々な魅力にあふれ、長い歴史の中に昔ながらの面影を秘めた観光有数とし、金沢市。
ところで、このコラムの前編で少しだけリポーターのNACKNが触れていたお箏の調べというのは、
JRの金沢駅で電車が発車するさいに流れる発射メロディーのことで、1990年から使われているオリジナルメロディーなんだよ!
こんなところからも、金沢が小京都と呼ばれる背景が伺えるよね。


 

さてさて、そのNACKNが冒頭で出題していたクイズ「きんかんなまなまという方言の意味はなにか?」という問題ですが、答えはなんでしょうNACKN。
 NACKN はぁーい、お待たせしましたぁ☆答えは、雪道が凍ってつるつるの状態を表す言葉がやて!
「きんかんなまなまんなとっさけ」というと、雪で凍ってつるつるになっているからという意味になって、
これに「きーつけて」などをつけ加えれば、これだけでも雪国を行き交う人々の情景が思い浮かんでくるね!
 AMATY へぇー、ほぉーんに面白い言葉じぃね!なぁーん知らんかった!
 NACKN ほんなんがや!!(そうなんだよという受け答えの意味) ということで、2ヶ月に渡ってお送りしてきました「金沢市まるごと探訪」、いかがでしたか?
少しでも、金沢の魅力が皆様に伝われば幸いですね!
またこんな風に2ヶ月に渡った市町村紹介企画をしたいなあと考えてますので、そのときもどうぞよろしくお願いします。
金沢市に関する詳しい内容は、金沢市ホームページ へどうぞ。
このページの愛称は「いーねっと金沢」。観光から方言までを全て網羅し、分野別に気軽にアクセスすることができて、
ウェブ上でも十分に金沢の魅力を堪能できますよ!


他の市町村へも行ってみよう!

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